手作りする? オーダーする? 今どき結婚式のウェルカムボード事情
結婚情報誌「ゼクシィ」では、毎年「結婚トレンド調査」という実際に結婚式を挙げた全国のカップルを対象にアンケートを実施しています。ウェルカムボードをはじめとしたウェルカムアイテムにもついてもさまざまな質問にしっかりと回答されていて、これから結婚式の準備を始めるカップルの参考になるものばかり。この記事では「結婚トレンド調査」の結果をもとに、なにをどこまで手作りするのがいいのか、またオーダーする品はどのようなものかを探っていきます。
目次
約8割のカップルがウェルカムアイテムを手作りで用意
出典:Pinterest
ウェルカムアイテムの依頼先(複数回答)
■会場または会場の提携事業者に頼んだ………………9.4組
■外部の事業者に頼んだ…………………………………20.6 組
■友人・知人・親族からのプレゼント・手作り………25.3 組
■自分たちで手作り………………………………………71.0 組
■用意しなかった…………………………………………8.9組
■無回答……………………………………………………1.6組
※首都圏で結婚式を実施したカップル868組を対象とした回答です(複数回答)
※ウェルカムアイテムの有無と依頼先の2つの質問結果を合成しています
※「会場または会場の提携事業者に頼んだ」「外部の事業者に頼んだ」のいずれかを回答した人を集計しています
ウェルカムアイテムは、自分たちで手作りまたは友人や知人、親族からのプレゼント・手作りが8割近くを占める結果に。特に自分たちで手作りで用意したカップルは、2014年から2020年の7年間の結果を見ると最も多いことが分かりました。外部の事業者に頼んだカップル数は過去7年でほぼ変わらず、会場に依頼するカップルが減少の一途をたどっています。
ほとんどのカップルがウェルカムボードをマストで用意
作成似顔絵師:上月
ウェルカムアイテムのタイプ(ウェルカムアイテムを用意した人のみが回答/複数回答)
■ウェルカムボード…………………………94.7組
■人形・ぬいぐるみ…………………………41.3組
■プチギフトとして活用できるアイテム…14.9組
■そのほか……………………………………13.8組
■無回答………………………………………0.8組
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムアイテムを用意したと回答した777組を対象とした回答です(複数回答)
ウェルカムアイテムの中でもウェルカムボードは94.7%とほとんどのカップルが用意していることから結婚式に欠かせないマストアイテムであることが実証されました。「プチギフトとして活用できるアイテム」は主に個包装されたクッキーやキャンディをタワー型に積み上げてウェルカムアイテムとして活用し、お開きの際に1つずつゲストに手渡しするプチギフトのことをさしています。
ウェルカムボードは写真やイラストタイプが人気
出典:Pinterest
作成似顔絵師:藤井ゆき
ウェルカムボードのタイプ(ウェルカムボードを用意した人のみが回答/複数回答)
■写真タイプ……………………………………………42.0組
■イラストタイプ………………………………………24.3組
■木工品タイプ…………………………………………11.5組
■押し花・ドライ加工(ドライフラワー)タイプ…9.5組
■ガラスタイプ…………………………………………9.1組
■コルクタイプ…………………………………………7.7組
■カリグラフィータイプ………………………………4.9組
■鏡タイプ………………………………………………4.5組
■刺繍タイプ……………………………………………2.3組
■その他…………………………………………………14.1組
■無回答…………………………………………………1.0組
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムボードを用意したと回答した736組を対象とした回答です(複数回答)
おふたりの写真を題材にした写真タイプやイラストタイプのウェルカムボードが半数以上を占めています。ナチュラルウェディングがブームになった2019年では木工品、押し花・ドライ加工(ドライフラワー)タイプも人気でしたが、少人数ウェディングやフォーマルな結婚式を希望するカップルが多かった2020年はやや減少傾向に。アクリルボードを使ったガラスタイプのウェルカムボードは2019年の4.5より9.1へと飛躍的な伸びを見せました。その他は、LEDライトなどで光るタイプ(1.0)、書道・掛け軸タイプ(0.8)、生花タイプ(0.7)、ケーキ型(0.5)、スノーボード・サーフィンボードタイプ(0.4)と続きます。
ウェディングツリーなどのゲスト参加型のウェルカムボードは減少傾向に
作成似顔絵師:あやか
出典:Pinterest
ウェルカムボードがゲスト参加型だったかどうか(ウェルカムボードを用意した人のみが回答/単一回答)
■当日招待客が参加するウェルカムボードがあった………………19.4%
■当日招待客が参加するウェルカムボードはひとつもなかった…79.2%
■無回答…………………………………………………………………1.4%
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムボードを用意したと回答した736組を対象とした回答です(単一回答)
結婚式当日に招待客が参加するウェルカムボードを用意したというカップル新婦の年代別に見てみると24歳以下がトップで29.7%でした。25~29歳は19.8%、30~34歳は16.4%、35歳以上は9.3%という結果に。地域別では四国が35.3%、長野・山梨が30.2%、青森・秋田・岩手が29.6%。招待人数が多い結婚式では根強い人気を誇っています。
ウェルカムアイテムにかける費用は平均18,000円程度
ウェルカムアイテムの作成費用(ウェルカムアイテムを用意した人のうち、金額回答者のみ/単一回答)
■0円(費用はかかっていない)……………7.8%
■5,000円未満…………………………………21.4%
■5,000~10,000円未満…………………………14.4%
■10,000~15,000円未満………………………15.3%
■15,000~20,000円未満………………………8.1%
■20,000~25,000円未満………………………8.7%
■25,000円以上…………………………………18.2%
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムアイテムを用意したと回答した589組が対象です(単一回答)
ウェルカムアイテムの作成費用の平均は18,000円程度でした。新婦の年代別に見ると、5,000円未満がトップを占めたのは24歳以下の25.5%、25~29歳の19.2%、30~34歳の27.1%。35歳以上は10,000~20,000円で48.8%を占めています。また依頼先別では5,000円未満は手作りで用意されたカップル(27.7%)で、外部の事業者に依頼して作成したカップの予算相場は5,000~15,000円で38.7%でした。
ウェルカムアイテムの検討開始時期はおよそ3.9 カ月前、決定時期は2.4カ月前
ウェルカムアイテムの検討開始時期(ウェルカムアイテムを用意した人/単一回答)
■結婚式の5カ月以上前……………27.3%
■結婚式の4カ月以上前……………13.9%
■結婚式の3カ月以上前……………22.5%
■結婚式の2カ月以上前……………16.7%
■結婚式の1カ月以上前……………14.7%
■結婚式の2週間前以内……………0.6%
■無回答………………………………4.2%
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムアイテムを用意したと回答した777組が対象です(単一回答)
どのようなウェルカムアイテムを準備するか検討を始めるのは結婚式の約3.9月前が平均値でした。結婚式場との打ち合わせがスタートするのが約3~4か月前からなので、打ち合わせが始まるタイミングで具体的に考え始めるカップルが多いようです。
ウェルカムアイテムの決定時期(ウェルカムアイテムを用意した人/単一回答)
■結婚式の5カ月以上前……………14.3%
■結婚式の4カ月以上前……………5.8%
■結婚式の3カ月以上前……………17.1%
■結婚式の2カ月以上前……………16.8%
■結婚式の1カ月以上前……………33.5%
■結婚式の2週間前以内……………6.7%
■無回答………………………………3.9%
※首都圏で結婚式を実施したカップルのうちウェルカムアイテムを用意したと回答した777組が対象です(単一回答)
ウェルカムアイテムの決定時期は、どのような結婚式にするかが決まり、招待人数などもおおよそで決まる約2.4カ月前です。結婚式の準備はウェディングドレスやタキシードなどの衣裳スタイルを決めた後に、披露宴会場に飾るお花や装飾、テーブルコーディネートなどを決めていきます。披露宴会場の雰囲気に合わせてウェルカムアイテムを用意すると統一感があって印象に残る結婚式を作ることができます。
最短3日で手作り感あふれる似顔絵ウェルカムボードを用意することも!
作成似顔絵師:栞
作成似顔絵師:藤井ゆき
作成似顔絵師:ひでお
結婚式の準備は会場からの宿題が多く、想像以上に時間が取れないのが正直なところ。早い時期からウェルカムアイテムを検討していたにもかかわらず、準備に取り掛かれたのがギリギリになってしまったというカップルも多くいらっしゃいます。手作り感はほしいけれど、短期間で納得のいくものを手に入れたいというおふたりにおすすめなのが「似顔絵グラフィックス」の似顔絵ウェルカムボードです。多くの似顔絵作家が所属しているので好みのテイストを選べるだけでなく、最短3日で仕上げてくれる作家もたくさんいます。込み具合で時間を要する場合もあるので、まずはどのような似顔絵作家がいるのかチェックしてみましょう。
まとめ
先輩カップルがウェルカムアイテムを用意するにあたって要した準備期間や予算、また、どのような作品を選んだのかなどもご紹介しました。手作り派は年々増えていますが、時間的に厳しいなど制限が出てくるようならプロに相談するも一案です。納得のいく作品でゲストを迎えてくださいね。
似顔絵グラフィックスの似顔絵ウェルカムボード
結婚式会場で、ゲストをお迎えするウェルカムボード。
あなたのことをよく知っているゲストだからこそ、「似てる!」と評判に。
結婚式が終わっても、家に飾ればいつでもあの時の気持ちが蘇ります。