ゲスト参加型で楽しくみんなで作る、結婚式のウェルカムボード
ペーパーアイテムやリングピローなど、ウェディングアイテムと呼ばれるものがたくさんありますが、中でもゲストが楽しみにしているアイテムがウェルカムボードです。ウェルカムボードの役割は、おふたりのウェディングパーティの会場へゲストをナビゲートすることですが、もうひとつ「演出」としてゲストと一緒に楽しむ役割を果たすこともできます。
そんなゲスト参加型のウェルカムボードにはどのような種類があるのでしょうか。
この記事では先輩カップルの作例も踏まえながら、大切な人たちと一緒に作り上げることのできるウェルカムボードの楽しみ方をご紹介します。
目次
ゲスト参加型のウェルカムボードは、最初に楽しんでもらえるウェディング演出
出典:Pinterest
そもそもゲスト参加型のウェルカムボードとはどういったものなのでしょうか。ウェルカムボードは大きく分けて2種類があり、結婚式のテーマやコンセプトに合わせて「作品」として事前に完成させておくものと、ベースだけを用意して結婚式当日にゲストがウェルカムボードを完成させるものとがあります。
結婚式当日、ゲストはウェディング会場に到着すると待合スペースに通されて挙式が始まるまでの時間をその空間で過ごすことになります。受付は挙式前から始まる場合と挙式後から始まる場合がありますが、いずれの場合も待ち時間は30分程度。文字にすると「なんだ、そんなものか」と短く感じるかもしれませんが、なにもすることがないと長く感じてしまいます。特にひとりで参加しているゲストは、手持ち無沙汰で退屈さてしまう恐れもあります。ウェルカムボードは、会場の場所を示すサインボードととしての役割が大きいですが、「演出」のひとつとして用意して楽しんでもらうこともできます。
結婚証明書にもなるゲスト参加型のウェルカムボード
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挙式スタイルには、神様に永遠の愛を誓う教会式や神前式、ご先祖様に結婚の報告を行う仏前式のほか、ゲストを立会人にして結婚を宣誓する人前式があります。人前式は挙式の流れを自由に作ることができる上に結婚証明書もオリジナルで用意できるのが最大の特徴です。結婚証明書は、ウェルカムボードを兼ねて用意するカップルが多く、ゲストの名前やメッセージが書かれたもの、拇印を捺したものにおふたりの名前をサインして完成させます。それはまさしく世界でひとつだけの結婚証明書。一生の宝物になること間違いなしです。
ドライフラワーをゲストにデコレーションしてもらうウェルカムボード
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ドライフラワーのお花の部分を数種類用意して、ゲストが好みのお花をウェルカムボードに飾っていくことで完成! おふたりが用意するのは、ドライフラワーのパーツ(招待人数分ともしもの時に備えてプラス10くらい)と、モス(苔)などのグリーンで縁取ったウェルカムボードのベース。ドライフラワーの先にワイヤーをくっつけてベースに挿していくように作ってもいいですし、グルーガンなどを用意して接着剤で貼り付けてもらうのも楽しいです。完成したウェルカムボードを挙式場に持ち込み、おふたりが署名を済ませた後に「作品」をお披露目します。温かな拍手で迎えられたら、それがおふたりの結婚を認める承認の合図になります。
色のついた砂をひとつに重ねてアートを完成させる「サンドセレモニー」
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欧米発の「サンドセレモニー」は、さまざまな色の砂をひとつの容器に流し入れて完成させるものです。一度混ざり合った砂は別々に分けることができないことから、それぞれ違う環境で歩んできたふたつの人生が、ひとつの家族となって歩んでいくという想いや願いが込められています。
用意するものは砂を入れる容器(アクリルケースなど)と、3~4色の砂。砂は色別に収納ケースのようなものに用意していれておき、それぞれにスコップをかざしておきます。受付を済ませたゲストに、好みの砂の色をスコップですくってもらい容器に注ぎ入れてもらいます。砂が段々に重なっていくことで世界にたったひとつだけのアート作品に。純白は「愛情」、水色は「信頼」、濃いブルーは「思いやり」、黄みがかった白は「感謝」など、用意する砂に意味を持たせて、ふたりに期待することをイメージしながら色を選んでもらうというのもいいですね。
ジェンガにメッセージを書いてもらう「ウェディングジェンガ」
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スワヒリ語で「積み上げる」「積み立てる」といった意味を持つジェンガを使った「ウェディングジェンガ」は、幸せを積み上げていくという願いを込めて行われます。受付を済ませたゲストにジェンガのピースを1つ渡して、思い思いにメッセージと名前を書いてもらいます。結婚証明書として活用するという目的を持たせる場合には、「私たちにどのような夫婦になってほしいか」「結婚する私たちにアドバイスを」というように書いてもらう内容にテーマを設けるのも一案です。
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人数分のジェンガが入る容器を用意して、そこにメッセージを書き終えたジェンガを入れてもらいます。挙式中はその容器をお披露目して、いくつか読み上げるのも面白いセレモニー演出に。またはジェンガを手にしたゲストから新郎または新婦が容器を抱えて列席者の席にもらいに回るのもユニークな演出になりそう。
メッセージ入りのチップをボードに敷き詰めていく「ウェディングドロップス」
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欧米のウェディングで人気を博した「ウェディングドロップス」が日本でも注目されています。受付を済ませたゲストにチップ(プレート)を1枚渡して、そのチップにメッセージや署名を書き添えてもらいます。そのチップをボードに設けた穴から貯金箱にお金を入れるようにすとんと落とします。ボードいっぱいに敷き詰められたチップはとてもフォトジェニック。人前式での結婚証書代わりに用いてそのボードの上におふたりの署名を記して完成させます。
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ハート以外にもリーフ(葉)や星などチップにするモチーフは好みで用意できます。
いまだ根強い人気の人前式の結婚証明書の定番「ウェディングツリー」
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欧米ではもともと芳名帳代わりに使われていた「ウェディングツリー」。1本の大きな木が描かれた絵に、ゲストのフィンガースタンプ(指印)を捺し、名前を書いてもらいます。ゲストに捺してもらった指印が色とりどりの葉となって、カラフルな大樹が完成します。指印には「二人への祝福と結婚の承認」という意味があり、日本では結婚証明書として人前式で使われるようになり、いまだ根強い人気を集めています。
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好みの色の指印を捺してもらうだけでも面白いですが、用意した色に意味を付けるとさらに面白みが増します。例えば「新婚生活に必要なものは何ですか?」というお題と回答も用意してゲストが選んでスタンプするというもの。指印ではなく、シールで代用して作るのも素敵な作品に。
ウェディングツリーの絵に似顔絵を入れてオリジナリティ色豊かに
ウェディグツリーにオリジナリティを出すために、絵をプロにオーダーしてみませんか? 似顔絵作家にオーダーして作るウェディングツリーは、シンプルに大きな木を描いたものと比較するとゲストの満足度の違いは一目瞭然です。楽しみながらフィンガースタンプを捺してもらい、今日という日を迎えたことへの祝福の言葉や未来を歩いていくふたりへの応援メッセージも書き添えてもらいます。完成したウェディングツリーは挙式演出として活用できるだけでなく、新居のインテリアにもなるのでおすすめです。
【似顔絵ウェディグツリーの魅力①】前撮り写真などをもとに洋装・和装のふたりを描いてもらえる
作成似顔絵師:ひでお
前撮り写真などがある場合は、その写真をもとに似顔絵を描いてもらうことができます。衣裳を選ぶにあたって最後まで悩み、後ろ髪を引かれる思いでもう一着のほうに決めたという花嫁さんなら、ずっと思い出として手元においておける似顔絵ウェディングツリーで夢を叶えてみるのはいかがでしょうか。
【似顔絵ウェディグツリーの魅力②】木ではなくバルーンリリースなど希望の背景も描いてもらえる
作成似顔絵師:しーこ♪
ウェディングツリーは木のモチーフだけでなく、バルーンリリースをテーマにしたり、別のテーマで描いてもらうこともできます。そうした希望に柔軟に答えてくれるのもプロの似顔絵師にオーダーできるメリットのひとつです。
【似顔絵ウェディグツリーの魅力③】衣裳や髪形、アクセサリーも好みのスタイルで
作成似顔絵師:ズガ
「似顔絵グラフィックス」では、似顔絵作家に注文後に詳細入力フォームが届くので、そのフォームに描きたいものを入力していきます。おふたりのお名前はひらがなで入れるのか、ローマ字、カタカナ、漢字なのか。おふたりの特徴や性格、希望の衣裳や髪形、ヘッドドレスなどのアクセサリーの有無やベールの有無など。また、「お酒が好きなので手にグラスを持たせてほしい」「音楽が趣味なので音符を絵にたくさん散りばめてほしい」などの希望にも応えてくれます。
まとめ
ウェルカムボードは、結婚式を終えた後も部屋のインテリアとしてずっと愛用できるものになります。特にゲスト参加型のウェルカムボードは、挙式が始まるまでの待ち時間を有意義に過ごしてもらえる演出としてはもちろん、一人ひとりが寄せてくれたおふたりへのメッセージはいつ見返しても幸せな気持ちにさせてくれることでしょう。
既製品を買い求めても、似顔絵ウェルカムボードや似顔絵ウェディングツリーのようにプロにオーダーして用意するにしても、ゲストからメッセージや指印をもらうことで、世界に一つだけの作品になります。おふたりで話し合いながらどんなウェルカムボードでゲストを迎えるかじっくり検討してみてくださいね。
似顔絵グラフィックスの似顔絵ウェルカムボード
結婚式会場で、ゲストをお迎えするウェルカムボード。
あなたのことをよく知っているゲストだからこそ、「似てる!」と評判に。
結婚式が終わっても、家に飾ればいつでもあの時の気持ちが蘇ります。