人の似顔絵を書く5つのコツとは?似せるコツも合わせて紹介
人の似顔絵は書き方によって、温かみを出すこともできれば、さわやかさを出すこともできます。
似顔絵が書けるようになると、大切な人に書いてあげることや、有名人の似顔絵を書くことができるのでとても楽しいものですよ。
この記事では、人の似顔絵を書くコツをパーツごとに解説しています。
人の似顔絵を書く5つのコツ
人の似顔絵を書くコツは、パーツの形を理解することです。一見複雑な形をしている顔のパーツですが、簡単な線でも表現できますよ。ここでは、パーツごとのポイントを見ていきましょう。
輪郭の形について
人の輪郭は、以下の5パターンを意識すると書きやすくなります。
- 丸
- 楕円
- 四角
- 五角形
- 逆三角形
もちろん、人の輪郭にはほかにもたくさんの種類がありますが、まずは上記の形を意識するといいでしょう。
輪郭はアタリを取りながら書いていく
輪郭は、アタリを取らずに輪郭を書くとバランスが悪くなってしまうので注意してください。
アタリを取らずに輪郭を書き始めると、頭が小さすぎたり、あごの中心が歪んでしまったりすることがあります。その結果、顔のバランス自体が悪化してしまうでしょう。
アタリは、「なんとなく顔のバランスがおかしい」という時に重宝する道しるべです。卵型のアタリを書いてから輪郭を書くことで、顔のバランスが分かるようになります。
最初から、卵型で理想的な形の楕円を書くことは難しいです。理想的な楕円を書くことが難しいときは、縦と横の線を引いて4つのマスを作った長方形の箱に入れながら書くといいでしょう。
男性を書く時は、ゴツゴツとした表現が必要なので、アタリは長方形が向いています。
形を取ることが難しい時は
人の似顔絵を書く時に、輪郭の形を取ることが難しい場合があるでしょう。
輪郭の形を取ることが難しい場合は、デフォルメされた頭蓋骨を意識して書いていきます。
頭蓋骨の形を確認する際に活用できるアイテムが、「イージーポーザー(Easy Pose)」というアプリです。イージーポーザーは、アニメ風に仕上げたキャラクターのアングルを変えられるので、さまざまなアングルから頭蓋骨の形を確認できます。
目の形について
目を書く時は、いくつか観察するポイントがあります。
目の形を書くコツ
人の目を書く時は、数字の6を横に向けた形に書くことがポイントです。
似顔絵が得意ではない人が無理して切れ長の目やアーモンドアイを書こうとすると、加減が分からないので怖い印象になってしまいます。
数字の6を横に向けて書くというと、「目の書き分けができないのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、たれ目、平行の目、釣り目など3種類の書き分けができますよ。
目の形に変化をつける
モデルが二重の場合は、「線はどこから始まっているか?」「二重の幅はどのくらいか?」をよく観察してください。二重は、線が始まる場所や幅の違いによって、顔の印象が変わってくる重要な部分です。
また、下まつげを書くと、インパクトがある目になります。
少女漫画風の似顔絵にしたい人は、上まつげと同様に下まつげも書きましょう。まつげは、全て同じ長さと間隔で生えているわけではありません。
全体のバランスをチェックしながら、まつげの長さを適度に変えていくと、繊細さを表現できます。
口の形について
口の形はさまざまですが、もっともシンプルに表現するなら「へ」の字か「V」の字、または「U」の字にすることです。
「へ」の口は怖い印象、「V」の口は明るい笑顔の印象を与えます。「U」の字で書いた笑顔は、「V」の字で書いた笑顔よりも柔らかいイメージです。
鼻の形について
鼻の書き方には、「く」の字の角度を調整して書く方法があります。しかし、鼻の形は絵柄によって変えていくことがおすすめです。
絵柄によっては点のみで表現することもありますし、鼻筋を強調したいなら筋の線を長くすることもあるでしょう。
ギャグ調の似顔絵にしたいのなら簡略化した鼻を書き、リアルにしたいのなら立体感のある鼻を書きます。
眉毛の形について
人の眉毛を書くときは、まつげが生えている部分の横幅と同じ長さにすると、バランスがとれた似顔絵になります。
メイクをするときのように線を一本ずつ表現するのではなく、眉毛自体を一本の線だと捉えて書いてください。眉毛の形は、ゆるやかな弧を描くように書くことが基本です。
眉毛を書くときに重要なことは、全体のバランスを見ながら書くこと。両方の眉毛は、眉尻と眉頭の場所を整えると、バランスが取れた似顔絵になります。眉毛は、少し角度を変えただけで違った表情になりますが、さまざまな表現を楽しんでくださいね。
似顔絵を似せる3つのコツ
似顔絵をモデルに似せるコツは、作画のテクニックばかりではありません。
抽象的な作画を具体的にする
人の顔を書きなれていない人が、リアルな似顔絵から書き始めることはおすすめしません。
似顔絵を書きなれていない場合は、抽象的な作画から始めるようにしてください。ここでいう抽象的な作画とは、人の顔のパーツを図形として捉えることです。
目の書き方について紹介した項目では、数字の6を横に向けると解説しました。図形を意識して似顔絵を書いていくうちに、「雰囲気が似ている」と感じるイラストが出来上がると思います。「雰囲気が似ている」と感じるイラストがあれば、さらに細かい部分を書き加えてください。
数字の6をイメージするように、ほかのパーツも図形を意識して書いていきましょう。
ほかの顔と違うパーツを探す
似顔絵を書くときは、一般的に「平均顔」と言われる顔と差があるパーツを見つけていくといいでしょう。「平均顔」を意識するのが難しい人は、自分の顔を基準にしてもかまいません。基準となる顔との間違い探しをするように、モデルの特徴を見つけていくわけです。
モデルの性格を意識しながら書く
似顔絵を書くときは、モデルの性格を意識しながら書くようにします。
なぜなら、一見怖い顔立ちなのにとても穏やかな性格の人など、顔と性格がちぐはぐな場合があるからです。モデルの顔と性格がちぐはぐな場合、似顔絵をそのまま書くと違和感を覚える可能性があります。
性格と顔のバランスを考えながら書くことで、文章化が難しい違和感の部分が調和していくでしょう。以下では、笑顔を書く場合のコツを紹介しているので、参考にしてください。
笑顔を書く
笑顔には、元気いっぱいの笑顔があれば、穏やかで上品な笑顔もありますよね。
元気いっぱいの笑顔と上品な笑顔、2種類の差は線画の角度だと言っても過言ではありません。もちろん、ほかのパーツとの組み合わせも大事ですが、目を書くときは線画の角度に注意してください。
黒目の下部分がなだらかな弧を描くように削ると、穏やかな笑顔が表現できます。まぶたとの境目であるアイラインの角度を調整することで、笑顔の度合いが表現できるでしょう。
笑顔を書く時のコツは、同じ表情の絵を見ながら何度も練習することです。ネット検索で笑顔のイラストを出してきてもいいですし、好きな漫画の笑顔を練習するのもいいですよ。
似顔絵が書けない時はどうする?
人の似顔絵を練習しても書けない時は、プロに依頼することを考えるといいでしょう。特に、大切な人にプレゼントする場合や、SNSで多くの人に見てもらう場合は、プロに依頼することがおすすめです。
似顔絵をプロに依頼するメリット
似顔絵をプロに依頼すると、実績のある似顔絵師が素早く作品を納品してくれます。一昔前は、似顔絵といえば店頭で書いてもらう「席書き」といったスタイルが一般的でした。しかし現在は、ネット環境があれば依頼したい似顔絵師が選べる時代です。
もちろん、席書きには席書きの良さがありますが、ネット環境を介して依頼するなら店舗まで行く必要がありません。
ネット環境を介して似顔絵を依頼するには
ネット環境を介して似顔絵を依頼するには、モデルの写真を送る方法が一般的です。
写真は、モデルが正面を向いて笑顔で写っているものを送るのがおすすめ。顔の一部が途切れている写真や、手で隠れている写真は分かりにくいのでNGです。もし、「どんな写真を送ればいいのか分からない」という場合は、モデルが写った写真を複数枚送って似顔絵師に見てもらうといいでしょう。
たとえば、似顔絵専門の通販サイト「似顔絵グラフィックス」の場合、商品を購入後にアンケートメールが送られてきたタイミングで写真の添付をします。
依頼時にこんな不安はありませんか
ネット環境を介して似顔絵を依頼した経験がある人は、少ないと思います。ここでは、「似顔絵グラフィックス」が、似顔絵の依頼時に考える悩みや不安に答えました。
衣装や髪型はどういう風に書かれるの?
衣装や髪型は、基本的に写真で着用しているものを書いています。しかし、衣装はおまかせで変更が可能です。髪型の希望がある場合は、雑誌の切り抜きなどで似顔絵師に依頼することができますよ。
似顔絵にメッセージは入れられる?
似顔絵にメッセージを入れることもできます。しかし、メッセージがあまりにも長文すぎる場合や、絵柄のタッチに影響を与えると判断した場合は入れることができません。
似顔絵グラフィックスの似顔絵師を紹介
ここでは、似顔絵グラフィックスに所属している似顔絵師を一部紹介していきます。
以下は、「ArtMom」さんが書いた似顔絵です。クリスマスが誕生日のお子さんということで、誕生日の似顔絵でありながらクリスマスの配色になっています。
「ズガ」さんが書いた似顔絵は、1枚の色紙にしあわせな家族4人がそろっています。
似顔絵グラフィックスに所属しています。
以下は、「mew mew」さんの似顔絵です。二人の若いカップルの穏やかな表情が、似顔絵を見ているこちらの気持ちを穏やかにしてくれます。
似顔絵グラフィックスに所属しています。
似顔絵グラフィックスに所属する、ほかの似顔絵師もぜひご覧ください。
人の似顔絵はコツを意識すれば書ける
人の似顔絵を書くコツは、イラストのテクニックだけではないことを解説しました。
私たちの顔は複雑な形をしていますが、たくさんのイラストを見ながら練習して、自分に合った書き方を見つけていくといいでしょう。シンプルからリアルまで自由自在に表現できるようになると、似顔絵を書くことがとても楽しくなりますよ。
この記事は「似顔絵グラフィックス」が書きました。
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