似顔絵の書き方をリアルな場合で解説!鉛筆画のポイントとは?
リアルな絵柄に憧れて、写実的な鉛筆画を書きたいと考えていませんか。
人物の絵をリアルなタッチで書くことは、絵を書きなれていない人には難しいものです。
なぜリアルな絵が難しいのかというと、肌の質感や髪の毛の流れなどは、写実的に書こうと思えば思うほど複雑だからです。
この記事では、リアルな似顔絵を書く手順を紹介しているので、最後まで読むとコツが分かるようになっています。
目次
そもそもリアルな似顔絵とは何か
そもそも、リアルな似顔絵の定義を決めているでしょうか。
一般的にリアルな絵とは、写実的な絵のことを表現しています。写実的な絵とは、まるで写真のように忠実に再現された絵のことで、一見すると絵だということが分からないケースもあります。
絵を書きなれていないうちから写実的な絵を書くことは大変ですが、毎日練習して感覚を掴むことが重要です。
似顔絵をリアルに書く手順
ここでは、似顔絵をリアルに書く手順を解説していきます。
鉛筆画に必要な道具を揃える
鉛筆画には、主に以下の道具が必要となります。
- 鉛筆
- 消しゴム
- 用紙
絵を書く際にはどれも当たり前のものですが、こだわりを追求していくと奥が深いものです。
・鉛筆について
リアルな絵柄は、パーツの形や濃淡が重要なポイントです。
できれば鉛筆を数本使い分けたいですが、鉛筆は6Bから5B、4B……と芯が硬くなっていき、9Hまで17種類あります。慣れないうちから全て使いこなす必要はないので、とくに書きやすい濃さの鉛筆を4本から5本持っておくといいでしょう。
書きやすい濃さとは感覚的なものですが、毎日絵を書いているうちに、少しずつ分かってくるものです。
・消しゴムについて
消しゴムは、ホルダー型や練り消しがあると便利です。
一口にホルダー型といってもメーカーによって太さが異なるので、複数の消しゴムを所持する選択もあります。練り消しは、粘度のような柔らかさがあり形状を自在に変化させられるので、使い勝手が良い消しゴムです。
・用紙について
鉛筆画では画用紙かケント紙の選択になると思いますが、二つの中では滑らかで書きやすいケント紙がおすすめです。すべすべとした手触りのケント紙は、硬い質感の鉛筆とよく合います。画用紙はざらざらとした手触りなので、ざらつきが苦手な人には向いていません。ざらつきのある画用紙は、柔らかい質感の鉛筆が向いています。
対象物となるものを用意する
似顔絵を書くときは、まず対象物となるものを用意しましょう。
似顔絵なら対象者の写真が望ましいですが、絵を書くことに慣れていなくていきなり写真から書くことが難しいケースもあると思います。
いきなり写真から書くことが難しい場合は、鉛筆画の作品集から対象物を選ぶようにしてください。鉛筆画の作品集は鉛筆で書かれているので、鉛筆での表現方法がイメージしやすいです。
グリッドや下書きを書いていく
グリッドとは、下書きとはまた異なり、垂直で水平方向に等しい感覚で並んでいる線のことです。等間隔で並んでいる線を書いておくことによって、対象物の長さや対比がしやすくなります。
絵を書きなれない人がリアルな絵を書こうとすると、夢中になっているうちにバランスが崩れてしまうでしょう。夢中になってバランスを崩さないためにも、グリッドが活躍します。
リアルな絵を書いていく
グリッドや下書きを終えたら、リアルな絵を書いていきます。
似顔絵だけに限らず、リアルな絵を書くにはとにかく根気が必要です。根気が必要な理由は、顔のパーツを観察しながら何度も修正したり、塗り重ねたりするからです。
自分ではバランスを取っているつもりでも、時間を置いて全体をチェックしてみるとゆがんでいることが多々あります。バランスの取れた絵を書きたいなら、時間を置いて全体を見直すといいでしょう。
似顔絵を見直すために置く時間は、人によって異なります。1時間の人もいれば1日かかる人もいるので、必要な時間を見極めるためにも経験が必要です。
本番の似顔絵は、下書きと同時進行で書いていきます。影や光などの変化は濃淡をつけて表現していくと、よりリアルなイメージになります。
人の顔をリアルに書くときのポイント
ここでは、人の顔をリアルに書くときのポイントを紹介していきます。
全体のバランスを掴もう
全体のバランスを掴むために、顔の輪郭線を書いていきます。綺麗な丸を書こうとすると失敗しやすいですが、卵型の丸なら絵を書きなれていない人でも書きやすいのでおすすめです。
パーツの位置を決めていく
目や鼻など、各パーツの位置を決めていきましょう。
・各パーツの比率について
私たち人間の顔を横に分類すると、以下のように分けられます。
- 耳から目尻までの距離
- 右目のサイズ
- 目から目までの距離
- 左目のサイズ
- 目尻から耳までの距離
人の顔を書きなれないうちは、上記の全てを「1:1:1:1:1」の比率にすると分かりやすいです。可能なら、鉛筆を使って比率を測るといいでしょう。
とくに難しいパーツの書き方
ここでは、リアルな絵でとくに難しいパーツの書き方を説明していきます。
・目を書くときのポイント
リアルな絵を書くとき、目はとくに難しい部分です。慣れないうちは目の光を上手に書けないので、ほかの用紙を使用して何度か練習してください。リアルな目を書く順番は以下の通りです。
- 目の輪郭を書く
- 角膜の縁を着色する
- 目の中にできる光の輪郭を書く
- 角膜の全てに着色する
- 濃い鉛筆で瞳孔に着色する
- 虹彩を書く
簡単な輪郭から書き始めて、徐々に細かい線を入れていくことがコツです。輪郭を書き、縁から少しずつ着色していくイメージとなります。目の縁は薄く、中央にある瞳孔は濃く仕上げていきます。
目の虹彩は、瞳孔から縁の範囲にまばらに入れると、リアルさを出すことが可能です。
・鼻を書くときのポイント
鼻は立体感がポイントですが、きちんと書けているかどうかで顔の印象が変わってしまいます。形や膨らみ方をしっかりと意識して、凹凸を表現していきましょう。
影をよく見よう
絵のリアルさを表現しているのは、影だといっても過言ではありません。
しかし、絵を書きなれていない人にとって、一体どうやって影をつければいいのか分からなくなるものです。顔の形には凹凸があるので、光が当たる場所と影になる場所を判断することは容易ではありません。リアルな絵をいきなり書き始めるのではなく、イラスト集のような本を参考にして、影を入れる場所の感覚を掴むといいでしょう。
目的別|リアルな絵が書けないときの対処法
リアルな似顔絵は、形の取り方から濃淡の付け方まで複雑なので、2、3日で書けるようになるものではありません。そこで、ここではリアルな似顔絵を自分のものにするために、いくつかの方法を提案します。
リアルな絵を書けるようになりたい
「似顔絵をリアルに書きたい」と考えているのは、向上心があるからではないでしょうか。リアルな絵を書くには、インターネットを介してプロに教えてもらう方法があります。
クラウドソーシングサービスを利用すると、絵を注文するのではなく、書き方を教えてくれるサービスがあります。もしイメージ通りのサービスが見つからない場合は、こちらから仕事を依頼することも可能です。
大切な人へのプレゼントに贈りたい
大切な人へのプレゼントとしてリアルな似顔絵を贈りたいのなら、プロに注文する選択肢があります。プロがどれくらい人気かにもよりますが、5日以内の納期で届けてくれるケースがあります。反対に、丁寧に書いているため1カ月ほど時間がかかるサービスもあるので、プロに依頼する際は納期をしっかりとチェックしましょう。
「似顔絵グラフィックス」の似顔絵師を紹介
ここでは、インターネットを介して似顔絵を注文できる通販サイト「似顔絵グラフィックス」の似顔絵師を紹介します。
ayuhoさんの似顔絵
「似顔絵グラフィックス」に所属している似顔絵師の中でも、リアルに書くことが上手なayuhoさんのイラストです。顔の特徴を掴んで、イラストで表現することに長けています。
Kaiさんの似顔絵
Kaiさんは、リアルさと可愛らしさを兼ね備えたイラストが得意です。似顔絵に慣れていないと、リアルさと可愛らしさのバランスが取れず、可愛らしさが半減してしまうケースが多くあります。Kaiさんのイラストは、細やかな表情まで再現しています。
まとめ
リアルな絵を書くときは、道具を揃えるところから重要なポイントだということをお伝えしました。
感覚の問題もあるので、簡単にマスターできるものではありません。しかし、リアルな絵が書けるようになると、知り合いに見せたり絵の習い事で重宝したりと、さまざまな用途で活躍します。
似顔絵を大切な人へプレゼントしたいのなら、プロの力を借りることもひとつの選択です。
似顔絵通販サイト「似顔絵グラフィックス」には、個性豊かな20人の似顔絵師が所属しているので、お気に入りの作風を見つけられるはずです。
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