ウェルカムボードにはどんな文字を入れる?おすすめ文例20選
「来てくれてありがとう!」。結婚の祝福に駆けつけてくれたゲストのみなさんに、おふたりに代わって歓迎の気持ちを表すウェルカムボードは、ウェディングパーティのマストアイテムです。
キャンバスにおふたりの似顔絵を描いてもらったり、思い出の写真をコラージュしたりとオリジナリティを演出できる「作品」になるので、とことんこだわってみましょう。
図柄を考えるだけでなく、ウェルカムボードにどんなメッセージ(文字)を書き添えるかも重要なポイントになります。そこで今回は、ウェルカムボードに入れる文字にまつわる基礎知識や、おすすめのメッセージ例(文例)をご紹介します。
目次
ウェルカムボードに入れる文字にはこんな項目があります
ウェルカムボードに入れる文字にはどのようなものがあるのでしょうか。必須の項目をまずは知っておきましょう。
似顔絵師: しーこ♪
ふたりのお名前
ご新郎ご新婦の名前をローマ字で入れます。「和」をテーマにした結婚式なら、漢字やひらがな・カタカナで文字を入れるのも一案です。
例)
- YAMATO♡MIKI
- Y♡M(イニシャル文字を入れるのも人気です)
- 大和・美紀
結婚式では「、」「。」などの句読点は、“句切る”“終止符を打つ”など、終わりを連想させることから用いるのがタブーとされています。「・(中黒)」も目上の人からすると同じように縁起の良し悪しを見られてしまう可能性があるので、なるべく用いないようにしましょう。おふたりの名前の間は「♡」などの希望でつなぐのが人気です。
結婚式を開催する日
結婚式を開催する日は、西暦で描くのがポピュラーです。ウェルカムボードは結婚式を済ませた後、エントランスやリビングなどの新居に飾られるカップルがほとんどです。「令和」といった和暦は年号が変わってしまう恐れがあり、時が経つにつれて「あれ、結婚式をしてから何年目だったっけ?」と陥りがち。西暦のほうが逆算しやすいという点からもおすすめです。
伝えたい感謝の気持ち
ウェルカムボードに入れるメッセージで不動の人気を誇るのが「WELCOME」。次いで人気があるのが「Happy Wedding」です。入れる文字は、似顔絵や写真などをメインとなる図柄とのバランスを見て決めるのがおすすめで、長文というよりは、ひと言で思いが伝わるような短めの言葉(メッセージ)を選ぶのがポイントです。
ウェルカムボードに入れる人気の文字・おすすめメッセージ集
似顔絵師: ayuho
ウェルカムボードに入れる文字の中でも一番印象に残るのが、「伝えたい感謝の気持ち」の部分です。どのようなゲストにどのようなメッセージを贈るのがベストか、一緒に考えてみましょう。
似顔絵や写真をメインにしたウェルカムボードにおすすめのひと言メッセージ10選
<英語バージョン>
・WELCOME(ようこそ)
・Happy Wedding(ハッピーウェディング!)
・Love & Peace (愛と平和)
・With Thanks(感謝とともに)
・Best day ever!(今までで最高の1日!)
<日本語バージョン>
・寿(おめでたいことを意味。言葉で祝い事を招き運ぶという意味もあります)
・縁(ふたりの縁、両家の縁、ゲストとの縁を意味する言葉)
・絆(糸を撚(よ)り、固いものにしていくことが語源となっています)
・喜(言葉の通り喜ぶを意味するほか、楽しい、うれしい、祝う、めでたいも意味)
・福(幸せ、恵まれていることを差す言葉)
<英語バージョン>
・Welcome to our wedding reception(私たちの結婚式にようこそ)
・We hope you enjoy our wedding reception(私たちの結婚式を楽しんでくださいね)
・Wer’e so glad you’re here!(あなたが来てくれてうれしいです)
・Thanks,always as ever!(ありがとう、いつも、これから先も)
・Thanks you for coming today(今日は来てくれてありがとう)
<日本語バージョン>
・ようこそ私たちのパーティへ
・私たち、結婚式ます
・本日はご出席ありがとうございます
・これからもよろしくお願いします
・今日はゆっくりと一日を楽しんでください!
おしゃれな雰囲気を演出できるウェルカムボードの人気フォント
ウェルカムボードに入れる文字やメッセージを決めたら、次はどんな雰囲気に見せたいかを考えてフォント選びを行います。フォントは大きく分けて、英語に適した欧文フォントと、日本語に適した和文フォントの2種類があります。ここでは好みのタイプ別におすすめのフォントをご紹介します。
<欧文フォント>
シック&大人カワイイ雰囲気を演出できる欧文フォント「Gabrielle(ガブリエル)」
歴史ある洋館を貸し切りにしてのウェディングや、高級ホテルでのウェディングなど、格式やクラシカルをテーマにした結婚式にぴったりのウェルカムボード作りが楽しめます。なめらかで優雅な曲線の文字が印象的です。
レトロポップな雰囲気づくりに大活躍の欧文フォント「Sail Away(セイルアウェイ)」
「Sail」という名称がつけられいるだけあって、元は船や海をイメージさせるフォントして誕生していますが、縁のついた文字はなんとなくアメリカンテイスト。グリーンをベースにしたウェルカムボードならナチュラルな雰囲気に、ネイビーベースならレトロポップな雰囲気のウェルカムボードに。
細めのタッチがナチュラルでいてエレガントな欧文フォント「Crunchy(クランチィ)」
のびのびとした文字の雰囲気が魅力の欧文フォントは、ガーデンなどの屋外でのウェディングパーティにぴったり。また、線が細めのフォントなので、おしゃれなレストランでの少人数ウェディングや、一棟貸し切りのゲストハウスウェディングなどに似合います。
<和文フォント>
すっきりとした文字で丸みも帯びているので上品な和文フォント「はれのそら明朝」
日本語のフォントというと角ばったイメージのものが多いですが、「はれのそら明朝」は、きっちりとした明朝体でありながら、やわらかみのあるフォントです。「和」をテーマにしたウェディングだけれど、格式ある和の結婚式というよりも、おしゃれな和ウェディングを目指したウェルカムボード作成を目指したいおふたりにおすすめです。
ポップな色遣いの和のウェディングを楽しむなら「しろくまフォント」がおすすめ!
しろくまの肉球をイメージした日本語フォント。やや太めでゆるい感じが特徴で、例えば春の桜や夏の緑、秋の紅葉、クリスマスやお正月といったイベント盛りだくさんの冬など、季節感あふれる写真との組み合わせにぴったり。手書き風の温かい雰囲気で、和の結婚式はもちろん、ガーデンウェディングに飾るウェルカムボードにもおすすめです。
筆でふんわりと書いたようなタッチでウェルカムボードとの相性抜群。「すずむし St M」
モリサワという書体を販売するメーカーの中でも人気のあるフォントが「すずむし」です。たくさんの墨を含んで筆で描いたような、ふっくらとした字体は親しみが感じられます。家族や親族を中心に開催する少人数ウェディングや親しい友人たちと叶えるささやかなパーティに用いるウェルカムボードのフォントとしておすすめです。
手作り派必見! ウェルカムボードを作る手順を知っておこう
ウェルカムボード作りは、早い方だと結婚式の半年前から、通常はウェディングプランナーとの打ち合わせが始まる結婚式の3ヶ月くらい前から準備を始めます。イメージを考えるところから完成まで、どのようなステップを踏むのか確認しておきましょう。
(1)ウェルカムボード作りに必要なアイテムを把握する
この記事の中で、ウェルカムボードを作成するにあたって必要な文字の要素や文例、フォントをご紹介していますが、改めてどのような構成でなりたっているのかを把握しておきましょう。
(2)先輩カップルの事例を参考にイメージを固めていく
どのようなウェルカムボードを作成したいのか、事例を見ながら決めていきます。「このウェルカムボードのこれがいい」「このウェルカムボードのこれがいや」など、入れたい要素、入れたくない要素を絞っていくと、どのようなウェルカムボードを作りたいのか自然と分かってきます。似顔絵を描いてもらって作るウェルカムボードは絵師さんによって作風も異なってくるので、作品事例を参考に検討してみましょう。
(3)ウェルカムボードを設置する場所を決める・確認する
ウェルカムボードを会場のどこに飾るかを確認しておくことで、イメージ通りに作成していいのか、またはその場所の雰囲気によってトーンを合わせたほうがいいかなどが明確になります。
(4)予算を決める
ウェルカムボードは、用いる素材などによって予算幅はピンからキリまでありますが、一般的な予算帯は次の通りです。
※条件:A2サイズ(420mm×594㎜ ※A4サイズ4つ分)のキャンバス生地に写真または似顔絵を描いたウェルカムボードの場合
・ウェディングを行う会場に依頼して作成する 20,000~40,000円程度
・ウェルカムボード専門の業者に依頼して作成する 15,000~20,000円程度
・イチから手作りで作成する 5,000~20,000円
予算的にはすべてを手作りするのが安価で用意できますが、イチから作成することになるので、準備する時間は業者や会場に依頼するよりも数倍かかってしまうので、早めに動き出すようにしましょう。
(5)ウェルカムボードに用いる文字やフォントを決める
どのような文字(メッセージ)を入れてウェルカムボードを作成するのかを決めます。
(6)ウェルカムボードを装飾する
ウェルカムボードのメインとなる部分(文字だけで表現するのか、似顔絵や写真を用いるのか)や文字を作成したら、お花やリボンなどを用いて装飾して完成です。
手作りしたいけれど、時間があまりない…というおふたりはプロにゆだねて大正解!
似顔絵師: しーこ♪
結婚式の準備がスタートすると、席次を決めたり、招待状を発送したり、衣裳や料理を決めたりと、やることがたくさん。ウェルカムボードを手作りしたくても時間を確保しづらくなる可能性も高いので、業者(プロ)に依頼することも念頭において準備を進めてみるといいでしょう。プロにウェルカムボード作りはお願いしたいけれど、手作り感も演出したいというおふたりには、絵師さんがおふたりを描く似顔絵ウェルカムボードがおすすめです。
ウェルカムボードの文字は手描きにもできますし、パソコンを使って指定のフォントで作成してくれることもありますので、まずは相談してみるといいでしょう。
まとめ
ウェルカムボード作りに欠かせない文字(メッセージ)やフォントの選び方についてご紹介しました。おふたりを描いたウェルカムボードは、結婚式を済ませた後も記念として残るものなので、こだわりをたくさん詰め込んだ作品作りを楽しんでくださいね。
似顔絵グラフィックスの似顔絵ウェルカムボード
結婚式会場で、ゲストをお迎えするウェルカムボード。
あなたのことをよく知っているゲストだからこそ、「似てる!」と評判に。
結婚式が終わっても、家に飾ればいつでもあの時の気持ちが蘇ります。