写真を似顔絵にするなら…モデルを引き立たせる「美化テクニック」
似顔絵の面白さは、モデルの顔の特徴をちょっと大げさに誇張(デフォルメ)して描く所にあります。
しかし中には、誇張された似顔絵をもらうと、あからさまに表情が曇ってしまう人もいたりします。
妙齢の女性の場合、その確率は若干高まるようです。
全員が全員、似顔絵の誇張を「面白い!」と絶賛してくれる人ばかりではありません。
では、もし似顔絵を贈りたいと思っていた相手がそのタイプだったとしたら、どんな対応をすべきでしょう?
・よりよい作品に仕上げるために「美化」は不可欠
・デジタル時代の「修正ブーム」
・アナログ時代の写真修正事情
・覚えてますか?スペインの修正大失敗事件
・モデルを美化して喜んでもらうための「五ヶ条」
・女性の似顔絵は「三割アップ」が鉄則
・これが「似顔絵の美化テク」のすべて!
・男性モデルに「美化テク」はある?
・ネット似顔絵で「プロの技術」を感じよう
・満足度の高い似顔絵が欲しい!
・「どんな絵にしたいか」の要望を伝えたい!
・まとめ
目次
・よりよい作品に仕上げるために「美化」は不可欠
何らかの作品を作って表現する時、「修正」という行程は切っても切り離せません。
写真の世界では、直して整えるという意味合いから「修整」とも書きます。
絵も、映像も、音楽も、文章も、より完成度を高めるため、編集作業で必ず何らかの修正が加えられるものです。一瞬をとらえる写真ですら例外ではありません。
つまり表現者はそれだけ、自分の作品を美しく仕上げることに日夜心を砕いているわけです。
・デジタル時代の「修正ブーム」
写真家や画家といった専門職にとっての修正は、自分が積んできた経験と技術の見せ所と言えます。
しかし最近では、その修正が若い人の間で流行になるのですから、世の中面白いものです。
SNSで写真を公開する人が急激に増えたことで、スマホを使う若い女性を中心に大流行しているのが、画像修正アプリ。
目を大きくしたり顔を細くしたりして可愛い顔に修正する「盛りアプリ」に始まって、写真にペン書きタッチで猫耳やヒゲを加えられる変身アプリ、動画で二人の顔を入れ替えられる顔交換アプリ、さらに性別までチェンジしちゃう性転換アプリなど、あっと驚くような技術が次々に開発されています。
無料で簡単に楽しめるものから、有料でハイクオリティのものまで、種類はさまざまです。
AI(人工知能)処理によるとても優秀な機能ではあるのですが、元が遊び道具として広まったせいで、せっかく目を見張るような技術でもブームと共にしぼんで使われなくなってしまう可能性があるのと、アプリを悪用した一部ユーザーによってSNSにフェイク写真が横行して問題になるなど、懸念材料もあることはあります。
・アナログ時代の写真修正事情
最近で言う婚活写真、昔で言うお見合い写真でも、画像修正はよく行われています。
ちょっとしたシワ隠しはもとより、口角を上げて笑顔にしたり、中にはほとんど整形手術なんじゃないかと思えるような大がかりな修正まで施したりすることがあります。
現在でも写真屋さんはDPEの際に原板の修正を行いますが、パソコンでの処理できなかったフィルムカメラの時代には、現像する前の原板(ガラスの乾板)やフィルムに手作業で修正を施したと言いますから、きっと今よりも随分時間がかかったことでしょうね。
もっとも、中には写真を修正しすぎて、待ち合わせ場所で相手に気づかれなかったなどという泣くに泣けないエピソードも残っていますから、修正はいくら技術があってもほどほどに留めておくが得策かもしれません。
・覚えてますか?スペインの修正大失敗事件
さらにアナログな修正技術となりますと、文化財や歴史的美術品を修復する保存修復士という職業があります。
貴重な文化財や歴史のある絵画などを、公共機関や個人からの依頼に従って修復・クリーニング等を行う専門職で、美術館に所属している人もいれば、会社に所属する人、またフリーの人など、立場はバラバラです。
保存修復士になるには、大学の専門学科を専攻したり、修復業務をする会社でレクチャーを受けたりした後、実地に経験を重ねていきます。いわゆる公式な資格は日本では不要です。
反面、海外では「保存修復士」の資格が必要となります。
そう言えば、2012年にスペインの教会の柱に描かれたキリストの肖像画を修復しようとして、丸顔の猿のようにしてしまった女性の出来事がありました。この後2020年にも同じような修復失敗がありました。
どちらもネットを通じて世界的に話題になりましたが、いずれも修復した女性が資格の無い素人だったことが一層波紋を呼んだようです。オリジナル作品の子孫はさぞ激怒したことでしょうね。
修正の失敗には怒る人が付き物のようです。
・モデルを美化して喜んでもらうための「五ヶ条」
さて、ここまではいろいろなジャンルの修正事情についてご紹介してきました。
ここからは、冒頭で書いた問題、
「似顔絵を贈る相手が、誇張したテイストを好きじゃない人だったらどうする?」
という問題について改めて考えてみたいと思います。
これから似顔絵の注文をしようと考えている人は、メモのご用意を!
・女性の似顔絵は「三割アップ」が鉄則
もし似顔絵を贈ろうと思っている相手が、誇張テイストを好きでない人だったら?
ズバリ結論から申しますと、心配はご無用です。
キャリアを積んだプロの似顔絵師さんならば、お客さんからの要望は巧みに取り入れて対応してくれます。逆に対応できないほど不器用ならプロではありません。
それに似顔絵師さんの多くは、TPOによって誇張の加減を自由に上げ下げすることができます。
お客さん相手の時は「美しく仕上げる」ことを意識して描き、自由に表現できる場では「表現者」としての本領を発揮して、のびのびと誇張した画風で描く。そうした使い分けができるのです。
ついでに言いますと、そこそこキャリアのある似顔絵師さんの場合、大抵誰でも一度は、女性のお客さんからその手の苦情を受けた苦い経験を持っています。
ですから、「女性は美化して描くもの」というのは痛いほど熟知しているはずです。
似顔絵業界でよく言われる鉄則、「モデルが女性の場合は三割アップ」という教えがあるのも、女性のお客さんの美意識を心得ておくための教訓なのでしょう。
・これが「似顔絵の美化テク」のすべて!
プロの似顔絵師さんの鉄則、「女性は基本三割アップ」というのは、具体的にどんなことをするか、以下に挙げてみました。
(1)シワ・シミなどを隠す
婚活写真の修正と似ていますが、「目尻の小ジワは極力描かない」「深いシワが二~三本並んでいる箇所は一本にする」「ほうれい線は強調して描かず、薄目に描くかまったく描かない」「シミや目立つホクロはかなり小さめにするか完全消去」などの配慮をします。
(2)骨格はまろやかに
エラが張った人はなるべくエラを抑え目にして、「顔の輪郭がちょっと四角っぽいかな?」とうっすら伝わる程度に、またワシ鼻や頬骨の膨らみは抑え目に描きます。
(3)まん丸顔はややスリムに
女性の中には、可愛らしい丸顔がチャームポイントであっても、その通りまん丸に描いたら不機嫌になってしまう人もいます。おそらくご本人は、「丸顔=太って見える」と気にしているのでしょう。あまり細くしすぎて別人にならないよう配慮しつつ、多少ふっくら感を残す感じで描きます。
(4)二重あごの表現は注意して
二重あごが目立つ人はあまりお肉たっぷりにならないようにややお肉薄めに描きます。二重あごがうっすら程度の時は省略して一重にします。
さらに、総合的なこととして「(5)笑顔にする」というのがあります。
絵全体が楽しく温かいムードになりますし、何よりも笑顔が嫌いな人は誰もいません。
・男性モデルに「美化テク」はある?
女性モデルの場合は前項のような美化テクニックを施しますが、ではモデルが男性の場合はどうでしょう?
基本的には女性と同じですが、男性は三割アップというほど気を使う必要はありません。
りりしい顔ならばりりしさを、穏やかな顔なら穏やかさを強調して仕上げると、喜んでもらえるでしょう。
ただし、ひとつだけ男性のお客さんに限られた注意点があります。それは頭髪の量。これだけは、気にする人がたくさんいますのでご注意です。
頭髪がちょっと寂しい中年男性のお客さんの場合は、三割、TPOによっては五割ぐらいまで大盤振る舞いを考える必要があるでしょう。
・ネット似顔絵で「プロの技術」を感じよう
一流の技術を持つプロ似顔絵師さんは、写真を似顔絵にする際には、前述したような「美化テクニック」を駆使して、モデルをより美しく整った顔立ちに仕上げることができます。
そこにはデジタル修正とは違った、手描きの温かさがこもっています。
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・満足度の高い似顔絵が欲しい!
例えば大切な人へのプレゼント用や、家族の記念日の贈り物として、似顔絵を描いてもらえる会社をインターネットで探す際、決め手となるのは何ですか?
価格や納品の早さもあるでしょうが、やはり第一は「満足する絵を描いてくれるか?」。
「大切な贈り物だからこそ、美しい仕上がりにしてほしい」と考えるのは当然です。
その条件を満たす会社を探す方法として、サイトの中で公開されているサンプルデータ数で判断するのが手っ取り早いでしょう。
所属する似顔絵師さんの数が多い所なら、選択肢も多いし、それだけ安心感が高まって嬉しいですね。
そしてそれぞれの画風を見比べて、「この人なら満足できる似顔絵を描いてもらえそうだ」と感じる人が見つかったら、早速注文の手続きをしてみましょう!
・「どんな絵にしたいか」の要望を伝えたい!
それと忘れてはいけないのは、似顔絵のモデルがどんなタイプの似顔絵を好きか、注文時に伝えておくということ。
誇張しすぎた似顔絵が好みじゃないというモデルのために、これは伝達しておかなければいけません。
似顔絵グラフィックスではご注文をいただく際、依頼者の方にあらかじめ「構図や雰囲気」に関してのご要望をうかがいます。
その際、「楽しそうに」「元気な感じで」「気品のある雰囲気で」などといったリクエストを伝えておけば、ご指名を受けた似顔絵師さんがご要望に従って、その雰囲気を巧みに盛り込んだ作品を完成させてくれます。
依頼者の皆さんからもきっと「さすがプロ!」と感心していただけるはずです。
・まとめ
大切な人に贈る似顔絵ならば、やっぱり満足度の高い仕上がりを見たいものですね。
可愛らしいタッチからリアルな写実画まで、さまざまな画風の人気似顔絵師が揃った似顔絵通販会社・似顔絵グラフィックスなら、きっとあなたのご希望に沿えるはず。
大切な記念日の演出に、ぜひご利用になってみてください。
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