似顔絵のテイストって何?依頼する前に確認しておこう
プロの作家に似顔絵を依頼しようとして、ふと「テイスト」という言葉が気になったのではないでしょうか。
イラストにおいて、よく「テイスト」という言葉を聞くと思います。
結論から言いますと、テイストは「~のような雰囲気」といった意味がある言葉です。とはいえ、言葉の意味を説明されただけではイメージできない人もいるでしょう。
今回は、似顔絵を例にして「テイスト」を説明しているほか、実際にイラストを使って見ていくので、テイストといった言葉のイメージが掴めます。
テイストってどんな意味?
「テイスト」とは、本来は料理を食べたときに「味わい」といった意味で使う言葉でした。しかし現在では、イラストや映画などに対して「~のような雰囲気」「~風」といった意味で使われています。
テイストにはいろいろな種類がある!
「テイストってどんな意味?」でお伝えした通り「~のような雰囲気」を表す言葉なので、いろいろな種類があります。ここでは、イラストでテイストはどうやって表現するのかを見ていきましょう。
線画を描かないパターン
絵の輪郭である線画は、イラストの中でも重要な要素です。「どのように線画を描くか」によって、イラスト全体の雰囲気が変わります。
漫画の表紙などで、あえて線画を描かないイラストにしている例を見たことがあるでしょう。線画がないイラストは全体の雰囲気が変わるので、そのことを考えながら描かれています。
線画を描かずに色を塗るパターンのイラストは重厚感や立体感を出すときに使われますが、配色によって線画があるよりも柔らかいイメージになります。
デフォルメ感が強いパターン
デフォルメ感が強いテイストも、日本のイラストで多く見られます。デフォルメとは、「対象を変形させて表現する」という意味があり、デフォルメされたイラストとは、いわゆる「ちびキャラ」に変形して描かれたという意味合いで使われます。
たとえば、元は8頭身だったキャラクターが2.5頭身や3.5頭身になり、頭が大きくなるイメージです。それぞれのパーツをリアルに表現しなくていいので、絵を描く人の中には、デフォルメしたキャラクターから描けるようになった人も少なくありません。
リアリティが強いパターン
デフォルメさせたキャラクターとは対照的に、リアリティを重視して描くテイストです。リアリティが強いとイラストの存在感が増して、見た人の満足度も高まる傾向にあります。存在感がある線にリアリティがある塗り方をすると、イラストの迫力が増します。
手描きしたようなパターン
手描きしたようなイラストは、まるで原画のようなので見ている人の満足度が高まる傾向があります。「この作家は手描きで描いている」と思ったら、丁寧に作画している印象を受ける人がいるでしょう。
絵のテイストはどうやって考えている?
テイストの種類が多いことをお伝えしましたが、では絵のテイストはどうやって決められているのでしょう。作家によって決め方はさまざまですが、一部の例を紹介します。
絵の対象から思い浮かべる
絵の対象となる人物やアイテムなどから、インスピレーションを働かせる方法です。穏やかな雰囲気の人を描きたいから線画を淡い色にしたり、ポップな絵柄にしたいから太めの線画にしたりと、そのやり方はさまざまです。
視野を広げて考えてみる
イラストのテイストが分からなくなったら、視野を広げて考えてみる方法があります。たとえば、私たちは子どものころから「燃える太陽は赤色」「虹は7色」だと思ってイラストを描いてきたことでしょう。
しかしアメリカなどでは、一般的に太陽の色は黄色だと考えられていますし、虹の色の数も国ごとに違うのです。2色と捉える場合があれば、8色と捉える場合があります。
似顔絵のテイストを6種類紹介
ここでは、「似顔絵グラフィックス」の作家を例に、イラストのテイストを見ていきましょう。似顔絵グラフィックスには、さまざまなテイストの絵を描く作家がいるので、それぞれの個性に注目してください。
Nakaさんのテイスト
Nakaさんの絵柄は、特徴を掴んだコミック風の作画を基調として、光を上手に表現したテイストです。淡いピンクをほほに広くのせて、くっきりとした色使いでありながら、穏やかさも表現しています。
あやかさんのテイスト
あやかさんのテイストは、眉毛や頬、口の描き方に個性が溢れていて、あやかさんらしい絵柄です。目や口の描き方が特徴的なので、ぜひほかのイラストも確認してください。
ayuhoさんのテイスト
ayuhoさんのテイストは、リアルな表情と色使いのバランスが良く、似顔絵らしさが際立ちます。線画から塗り方まで全てがリアルだと、落ち着かないという人も中にはいるでしょう。しかし両方のバランスを取ることで、親しみやすい似顔絵になっています。
ビスマルクさんのテイスト
ビスマルクさんは、光の入れ方や表情が特徴的なため、一目見ただけでイラストの作家が分かるようになっています。インターネットの世界は広く似顔絵を描ける作家も多いので、一目見ただけで誰だか分かる絵柄は強みになります。
Samenaiさんのテイスト
Samenaiさんのテイストは、全体的に穏やかで優しい色使いが特徴です。そこに濃い色でメッセージを描くことにより、両者のバランスが取れています。
福ちゃんのテイスト
福ちゃんのイラストは、アニメ風の塗り方でありながら、線画を穏やかにして全体的に優しいテイストになっています。
似顔絵を依頼する方法が分からない人へ
似顔絵のテイストについて理解したけど、プロに依頼する方法が分からない人もいると思います。ここでは、「似顔絵グラフィックス」を例に、プロに依頼する方法を紹介しましょう。
手順1|依頼する作家を選ぶ
「似顔絵のテイストを6種類紹介」では、6人の作家を紹介しました。上記の作家に依頼するのなら、それぞれの絵の下にある「この作家に似顔絵を依頼する」のリンクをクリックしてください。
そのほかの作家も気になるのなら、「似顔絵師一覧ページ」からそれぞれのテイストをチェックします。
手順2|必要事項を入力する
希望する作家のページに移動したら、必要事項を入力していきます。たとえば、以下の項目があるので確認しながら進めるといいでしょう。
- 商品のサイズ
- 似顔絵の人数
- 額縁の選択
- ラッピングの選択
- その他必要な個人情報
手順3|注文内容の確認と完了
注文内容が確認できたら購入に進んで、注文が完了します。
まとめ
似顔絵のテイストを説明しましたが、実際のイラストを使用したのでイメージできたと思います。雰囲気を意味する言葉なので多種多様であり、だからこそ理解が難しいのです。作家に似顔絵を依頼する際は、テイストに注目するのもいいでしょう。そうすることで、それぞれのイラストにおける個性が見つかります。
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