自作する?プロに頼む?ウェルカムボード作りの注意点とコツ
ウェルカムボードを自作するのと、プロにお願いするのではどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのかを比較してみました。ウェルカムボードを準備するときに参考にしてもらえたらうれしいです。
目次
ウェルカムボードを自作するときのメリットとデメリット
持ち込めるウェディングアイテムに制限を設けているウェディング会場がありますが、ほとんどの会場でウェルカムボードは無料で持ち込むことができます。少しでも予算を抑えるために自作でウェルカムボードを用意しようと検討している人のためにメリットとデメリット(注意点)をまとめてみました。
【自作ウェルカムボードのメリット①】テーマに合ったオリジナルが作れる
出典:Pinterest
ウェルカムボードを準備するタイミングは早い方で結婚式当日の3ヶ月前、だいたいの方は1カ月前から作り始めて1週間前には納品という流れになります。
準備が本格的にスタートする前に、どのようなウェディングにするかテーマを決めておくとウェルカムボード作りが楽しくなります。自作ウェルカムボードのデザインを考える時にヒントになるのが先輩カップルの作品です。インスタグラムやピンタレストなどでいいなと思う作品をチェックしてみましょう。
【自作ウェルカムボードのメリット②】準備の過程も思い出になる
出典:Pinterest
席次表や席札などのペーパーアイテムを用意したり、衣裳や料理や飲み物などを決めたり、披露宴中に流すBGMやムービーを決めなければいけなかったりと、結婚式の準備はやることがたくさん。
できるだけ分担してスムーズに進めることが成功のヒケツですが、なにかひとつでも共同でできることがあるとその準備の過程自体が思い出としておふたりの記憶に残すことができます。ゲストの人数分を用意するものではなく、ひとつだけ用意すればいいものがベストなので、そういった意味では自作ウェルカムボードはおすすめです。
【自作ウェルカムボードのメリット③】DIYグッズを持っていれば安く抑えられる
グルーガンをはじめワイヤーやはさみ、目打ちなどの工芸や手芸を楽しむための基本の道具をもともと持っているという方の場合、ウェルカムボード作りは材料費のみで抑えられることができます。こういったものが作りたいというイメージが固まっていれば、材料探しもスムーズ。100円均一ショップを有効活用して自作するカップルも多いようです。
【自作ウェルカムボードのデメリット①】想像以上に時間がかかります
自作でウェルカムボードを用意するにあたって多くの先輩カップルが苦労したポイントとして挙げたのが「時間を捻出すること」でした。「こんなウェルカムボードを作ろう」とデザインを決めてみたものの、材料を揃えるのに時間がかかり、さらに作る時間も意外にかかったり。おふたりともお仕事をしている場合は、空いた時間を見つけるのも実はひと苦労。「これくらいの時間があれば作れるだろう」と想定する制作時間の3倍を見ておく必要があります。
【自作ウェルカムボードのデメリット②】イメージと違ってしまうこともあります
ウェルカムボードを自作するときのあるあるとして、「イメージどおりに作ることができなかった」というものがあります。作っていくと「あれを加えたらどうなるかな」「これを加えないとバランス悪いな」とあれもこれもと加えたくなるもので、結果盛り込み過ぎてイメージとまったく違うものが出来上がってしまうケースも。作り直すにも時間や労力、お金もかかってくるので、妥協するカップルも多いようです。
【自作ウェルカムボードのデメリット③】材料によって高くついてしまうことも!
コストを抑えるために自作ウェルカムボードに挑戦する場合は、材料の金額設定をしっかりとしておくようにしましょう。例えば、木の板にウェルカムメッセージを刻んだウェルカムボードが人気ですが、木の板に文字を刻みやすいようにニスを塗ったり、木の板にこだわるとプロに依頼するよりも高くついてしまうことも。デコレーションに用いるドライフラワーやアーティフィシャルフラワーは100円均一ショップなどで購入するものと専門店で購入するものではクオリティに格段の差が生じます。
ウェルカムボードをプロに依頼するときのメリットとデメリット
ウェルカムボードをプロに依頼する場合にはどのような点に注意する必要があるのでしょうか。先輩カップルの意見を参考にメリットやデメリットをまとめてみました。
【プロに依頼する場合のメリット①】プロならではのセンスに期待がもてる
ウェルカムボードを専門に制作するショップや作家さんに依頼すると、その豊かな経験からおふたりの雰囲気やウェディングのテーマにぴったりの作品を提案してくれるのが最大の魅力です。自作派が苦労するポイントのひとつにバランスを調整するのが難しかったというのが挙げられます。文字の位置の配置やデコレーションの置き位置などを考えるのは意外に大変です。その点も踏まえてプロに調整してもらえるのは安心ですね。
【プロに依頼する場合のメリット②】作る時間を気にしないで準備が進められる
デザインの確認など、やりとりの基本はメールのところが多いので、その他の結婚準備も含めてスムーズに進めることができるのもメリットです。自作ウェルカムボードの場合は完成するまで別の作業をしていても「やらなきゃ」という義務感が常にあって、気持ち的にちょっと疲れちゃうこともあるよう。納品される日を楽しみに待つだけなので、精神的な負担も軽減されるはずです。
【プロに依頼する場合のメリット③】種類豊富なデザインやフォントから選べる
出典:Pinterest
既製品をベースに名前や日付だけを変更するタイプのウェルカムボードの場合、豊富なデザインから選ぶことができます。ネットで検索する時に「ウェルカムボード ナチュラル」というようにほしいウェルカムボードのイメージで探すと条件に合った商品がたくさん検索されるのでそこから好みの商品を選び、あとは届くのを待つだけ。フォントはきれいめに作るなら明朝体系で、カジュアル・ポップな雰囲気に作るならゴシック体とある程度のリクエストも対応してくれます。
【プロに依頼する場合のメリット④】納期を厳守してくれる
ウェディング会場に納品する日が決まっていれば、その2~3日前に手元に届くように手配するだけ。ただし、4~6月、9月~11月というウェディングの人気シーズンは申し込みが殺到するシーズンでもあるので、早めに依頼をすることをおすすめします。期日が短くなると「特急料金」が加算される恐れもありますので要注意です。
【プロに依頼する場合のデメリット①】選ぶ商品によっては予算オーバーになる恐れも!
デザインが決まっている既製品の場合は、もしかしたら自作でウェルカムボードを用意するよりも予算を抑えてプロに依頼することもできますが、完全オーダーメイドの場合はイチから作ることになるため料金も高めになります。予算を抑えめにしてプロに依頼するときのコツは、ウェディングのテーマをしっかりと伝え、作ってほしいウェルカムボードのイメージも明確に伝えることです。また、事前に予算も伝えてそこに収めるためにどのようにすればいいか条件も聞いてみましょう。
【プロに依頼する場合のデメリット②】既製品の場合は他の人とかぶってしまうかも!
完全オリジナルの場合はそのような心配はありませんが、既製品を購入する場合は結婚式に列席するゲストとデザインがかぶる可能性があるので注意しましょう。
完全オリジナルのウェルカムボードを用意するなら似顔絵タイプがおすすめです
手作りの温かみやオリジナル感を生かしながら、時間をかけずに誰ともかぶらないウェルカムボードを用意したいというおふたりにおすすめなのが似顔絵タイプのウェルカムボードです。プロの似顔絵作家がおふたりの写真をもとに描いてくれるので、まさに世界にひとつだけの完全オーダーのウェルカムボードでゲストをお迎えすることができます。
【似顔絵ウェルカムボードの魅力①】ふたりの個性を最大限に生かせる
作成似顔絵師:藤井ゆき
おふたり自身も知らなかった魅力(個性)を引き出して作品にしてくれます。もしご自身のお顔の中でお気に入りのチャームポイントがあれば似顔絵作家に事前に伝えておくとしっかりと描いてくれます。
【似顔絵ウェルカムボードの魅力②】メッセージを自由に入れられる
作成似顔絵師: ayuho
ウェルカムボードに入れるメッセージは、「Happy Wedding」「Welcome」などが人気ですが、もちろん希望のメッセージを入れることだってできます。デジタル対応の似顔絵作家の場合は明朝体のすっきり系やゴシック体のポップ系などフォントの種類も豊富なのでぜひ相談してみてください。
【似顔絵ウェルカムボードの魅力③】用意するものは写真だけ
作成似顔絵師: ひでお
似顔絵作家が多く所属する「似顔絵グラフィックス」に似顔絵ウェルカムボードを依頼する場合、おふたりが用意するものは似顔絵のベースになるおふたりの写真のみになります。どんな風に描いてほしいかの希望を伝えてあとは届くのを待つばかり。時間効率もいい点も魅力のひとつです。
【似顔絵ウェルカムボードの魅力④】サイズや描いてほしい人数も選べる
作成似顔絵師: しーこ♪
「似顔絵グラフィックス」の場合、S、M、Lサイズに加えて親御様へのプレゼントとしても人気の色紙サイズの4種類から選べます。似顔絵を描く人数もおふたりだけでなく、親御様と一緒に似顔絵を描いてもらったり、友人ゲストを描いてもらうことも。
【似顔絵ウェルカムボードの魅力⑤】リーズナブルな料金でプロに依頼できる
作成似顔絵師:あやか
「プロの似顔絵作家に描いてもらうのはお金も相当かかりそう」と予算に対する心配をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、例えば「似顔絵グラフィックス」で依頼した場合には、B5判のSサイズで7,800円~、A4判のMサイズで8,400円~とリーズナブルなんです。
まとめ
この記事では自作でウェルカムボードを用意する場合、またプロに依頼してウェルカムボードを用意する場合のメリット・デメリットを紹介しました。どちらの場合も思い出に残るものになることは間違いありませんので、おふたりで話し合い、どんなウェルカムボードでゲストをお迎えするのか検討してみましょう。
似顔絵グラフィックスの似顔絵ウェルカムボード
結婚式会場で、ゲストをお迎えするウェルカムボード。
あなたのことをよく知っているゲストだからこそ、「似てる!」と評判に。
結婚式が終わっても、家に飾ればいつでもあの時の気持ちが蘇ります。