還暦と厄年の関係は?考え方や対処法を解説
「還暦は厄年と重なるので注意が必要?」
「還暦では厄払いをする必要がある?」
還暦は、男性の厄年と重なることから、混同して不安に感じる方もいます。
とはいえ、還暦は厄年と重なるものの、お祝いの要素が強いのでそれほど気にする必要がないと考えられています。
親族間で災難が続いている場合や、本人が気にしているなど、状況によっては厄払いをするのもひとつの手段です。
本記事では、還暦祝いと厄年の関係や過ごし方などについて解説します。
本記事を読めば、還暦をより楽しむヒントが見つかります。
目次
数え年の還暦と厄年は同じ年
男性・女性それぞれの厄年は、以下を参考にしてください。
還暦の数え年は61歳であり厄年と重なるので、混同されるケースがあります。
【男性】
本厄:25歳、42歳、61歳
前厄:24歳、41歳、60歳
後厄:26歳、43歳、62歳
大厄:42歳(数え年)
【女性】
本厄:19歳、33歳、37歳
前厄:18歳、32歳、36歳
後厄:20歳、34歳、38歳
大厄:33歳(数え年)
▶以下の記事では、還暦と女性の厄年について解説しているので、合わせてご覧ください!
還暦祝いと女性の厄年について解説!NG行動や厄払いはいつがいい?
還暦は60歳のお祝い
還暦は長寿祝いの一種であり、60歳のお祝いです。
中国を発祥としていて、70歳の古希と同様です。
還暦の由来を理解するためには、十干十二支について知っておく必要があります。
還暦の由来は十干十二支が一巡することから
十干十二支の組み合わせは、60年で一巡するサイクルとなっています。
このことから、還暦は「自分が生まれた年の干支に還る」ことを表しています。
十二支とは、子どものころから親しんでいる子・丑・寅……からはじまる組み合わせのことです。
十干とは、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」からなる10の要素であり、現在でたとえれば数字のようなものです。
現在は満年齢でお祝いすることが一般的
還暦はもともと、数え年の61歳でお祝いしていました。
数え年とは、全員が1月1日のタイミングで年を取る、年齢の数え方です。
満年齢は生まれたときを0歳として、誕生日のタイミングで年を取ります。
現在は満年齢の数え方が一般的なので、還暦のお祝いも満年齢が主流となっています。
満年齢を用いるときは60歳、数え年を用いるときは61歳のタイミングでお祝いしましょう。
還暦のお祓いが必要と考えられる理由
還暦は、数え年で61歳、満60歳のお祝いの日であり、おめでたい日という認識の方が多いです。
とはいえ、還暦は厄年と混同されるケースも多く、お祓いが必要なのではという声もあります。
還暦のお祓いが必要と考えられる理由について解説します。
還暦を厄年と認識している人が多い
還暦は、厄年と認識されるケースが多く、お祓いが必要と言われることがあります。
還暦は、数え年で61歳、満60歳を迎える際のお祝いの日です。
男性の厄年が数え年で25歳、42歳、61歳なので、還暦は厄年と混同されます。
ただし、厄年になんらかの根拠があるわけではありません。
なお、還暦には、厄除けの効果があると言われており、赤い帽子やちゃんちゃんこを厄除けアイテムとして利用するケースもあります。
還暦でお祓いをするという認識がある人は、厄年と混同していますが、還暦はお祝いの要素が強いので、別途お祓いをする必要はないと言われています。
長寿の節目を良い状態で迎えたいため
還暦は長寿の節目であり、災難などをよせつけずに良い状態で迎えたいという思いから、お祓いするケースもあります。
厄年としてお祓いする認識ではなく、災難を避けたいという考えです。
とくに、親族間で災難が起きている場合などに、厄除けをする例があります。
還暦にお祓いする場合
還暦に厄年が重なっているのは事実なので、お祝いの日に災難をよせつけたくないとお祓いをすることもあります。
還暦にお祓いをする際は、あらかじめ料金相場や時期、服装などについて把握しておくとスムーズです。
還暦を厄年としてお祓いするタイミング
還暦にお祓いする場合、具体的な時期に関する決まりはありません。
とはいえ、親族間での習慣や地域性などにより、時期が決まっている例もあります。
新年に厄払いをするときもありますが、新年は神社が非常に込み合います。
時期にこだわりがなく、混雑をずらしたい場合は、あらかじめ日程をずらして調整するのがオススメです。
お祓いの料金相場
還暦にお祓いを行う際は、料金相場が1万円程度と言われています。
利用する神社によって料金設定が異なるので、あらかじめ確認が必要です。
お祓いでの服装
お祓いでの服装に関して、明確な決まりはありません。
ただし、派手な服装は避けて、ナチュラルな服装にするのが無難です。
神社によっては、服装に一定の基準を設けていることもあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
還暦の厄払いは必須ではない
還暦の厄払いは、必須ではありません。
親族間で災難が続いている場合など、厄払いをしたいときは、あらかじめ日程調整した上で神社に出向くのが一般的です。
また、赤いものを身に着けて厄払いをするなど、同様の効果を期待するケースもあります。
男性と女性では認識が異なる
男性は、本厄が数え年で61歳なので還暦と重なります。
しかし、女性は本厄が37歳なので還暦のタイミングではありません。
とはいえ、男性と合わせる形で、女性も還暦のタイミングを厄年とする地域もあります。
神社での厄払い以外でお祓いする方法
神社での厄払い以外に、魔除け効果があると言われる方法があります。
神社での厄払い以外でお祓いする方法をご紹介します。
赤いちゃんちゃんこを身に着ける
還暦で身に着けることの多い赤いちゃんちゃんこには、魔除けの効果があると言われています。
また、赤色に魔除けの意味があると考えられているので、赤いものを身に着けるのもひとつの手段です。
赤い贈り物をする
赤いちゃんちゃんこに魔除けの意味があるとはいえ、着るのを好まない方もいます。
そのような場合は、赤い贈り物をして厄除けを期待するのもひとつの手段です。
たとえば、ネクタイやスカーフなどを身に着けても良いですし、還暦祝いらしい赤い花をプレゼントすることもあります。
還暦祝いを楽しむポイント
還暦は厄年に重なるので不安を抱く方もいます。
しかし、お祝いとしての要素が強いので、気にする必要はありません。
還暦祝いの楽しみ方をご紹介します。
還暦は家族でお祝いするのがオススメ
還暦祝いとして食事会を開催すると、家族の思い出ができます。
開催場所やジャンルに迷う方もいますが、本人の希望を尊重するのが良いでしょう。
ホテルやレストランなど、参加人数に応じて場所を設定しましょう。
還暦祝いだと伝えれば、専用のプランなどを提案してもらえることもあります。
還暦祝いらしいことをする
還暦祝いでは、赤いちゃんちゃんこを着たり、家族で記念になる集合写真を撮影したりと、還暦祝いらしいことをするのがおすすめです。
予算に余裕がある場合は、還暦祝いとして旅行をプレゼントする例もあります。
家族旅行や夫婦旅行を企画したり、体験型ギフトを贈ったりと、思い出に残す方法はさまざまです。
もちろん、食事会の開催のみでも十分楽しめます。
予算やスケジュールに配慮して、還暦祝いらしい企画を行いましょう。
感謝の気持ちをこめてプレゼントを贈る
還暦祝いでは、感謝の気持ちをこめてプレゼントを贈るのがオススメです。
還暦祝いでイメージするのは、厄除けの意味も込めた赤いちゃんちゃんこですが、現在では主役に好まれないこともあります。
赤色は魔除けがあるとしてプレゼントに取り入れられることもありますが、色を気にせず、贈る相手の好みに合わせて選んでも良いでしょう。
お祝いの日にふさわしいお酒や、長く使えるアイテムなどさまざまな選択肢があります。
▶還暦祝いのプレゼントに悩んだときは、以下を参考にしてください!
女性に贈る還暦祝いのプレゼント10選!心を込めて選ぼう!
還暦祝いを盛り上げるには似顔絵ギフトを贈るのがおすすめ
還暦祝いは厄年を気にする方もいますが、より盛り上げるには似顔絵ギフトを贈るのがオススメです。
魔除け効果があると言われるテーマカラーの赤色を取り入れた作品にすると、還暦らしいプレゼントになります。
メッセージを取り入れるとオリジナリティの高いプレゼントになるので、還暦祝いの贈り物として検討してみると良いでしょう。
還暦祝いで似顔絵を贈るなら似顔絵グラフィックスがオススメ
還暦祝いで似顔絵ギフトを贈る際には、似顔絵グラフィックスを利用するのがオススメです。
似顔絵グラフィックスにはさまざまな作風の似顔絵師が在籍しているので、好きなテイストの似顔絵師に、還暦祝いらしい似顔絵を作成してもらえます。
似顔絵グラフィックスでオススメの似顔絵師をご紹介します。
エース
作成似顔絵師:エース
家族の大切な思い出を一緒に書いてほしいなら、エースにおまかせください。
大切な人の生き生きとした表情をイラストで再現してくれます。
あいはらちえ
作成似顔絵師:あいはらちえ
あいはらちえは、若々しく可愛らしい雰囲気の作品作りが得意です。
雰囲気のよい似顔絵に仕上げてくれるので、還暦祝いとして贈ってみましょう。
おさとう
作成似顔絵師:おさとう
大切な人の還暦祝いに、華やかでクオリティの高いイラスト作品を贈りたい方はおさとうが向いています。
キラキラとした作品で、祝福の気持ちが伝わるように書いてくれます。
お祓いするときの金額や服装
厄払いをしてもらう機会は多くないので、マナーがわからない人も多いでしょう。
以下をチェックしてください。
相場は5,000円から10,000円
厄払いの初穂料は地域や神社により異なります。
目安は5,000円から10,000円で、財布から直接手渡すのではなくのし袋に入れて渡すとていねいです。
初穂料とは、神さまのお供えやご祈祷のお礼としてお渡しするお金のことです。
ビジネスカジュアルに近い服装を心掛ける
厄払いに行くときの服装は、フォーマルでなくてはいけない決まりはありません。
普段着でも問題はないと言われていますが、宗教的な意味を含む場所に行くため、ビジネスカジュアルに近い服装を心掛けましょう。
ビジネスカジュアルを仕事でたとえると、取引先や来客などに対応できる服装です。
還暦以外にもさまざまな長寿祝いがある
還暦は十干十二支の組み合わせが一巡するタイミングなので、特別感のあるお祝いです。
そのため、還暦祝いだけ盛大にするご家庭が多いでしょう。
長寿祝いは還暦祝い以外にも種類があるので、以下でチェックしてください。
- 古希・・70歳(満69歳)のお祝い
- 喜寿・・77歳(満76歳)のお祝い
- 傘寿・・80歳(満79歳)のお祝い
- 米寿・・88歳(満87歳)のお祝い
- 卒寿・・90歳(満89歳)のお祝い
- 白寿・・99歳(満98歳)のお祝い
すべてのお祝いをするかどうかは、それぞれのご家庭で自由に決められます。
まとめ:還暦祝いは厄年を気にせず盛大にお祝いしよう
還暦祝いは厄年と重なりますが、お祝いの日という意味合いが強いので、気にする必要はありません。
気になる場合は、神社でお祓いしてもらったり、赤いちゃんちゃんこを着たりするのもひとつの手段です。
また、赤色にちなんだプレゼントを贈るケースもあります。
還暦祝いの過ごし方はさまざまであり、食事会を開催したり旅行に行ったりと、楽しみ方は自由自在です。
還暦祝いを盛大にお祝いして、良い思い出作りをしましょう。
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還暦や古希をはじめとした長寿のお祝いには日頃の感謝を込めて、一生の思い出に残る似顔絵を贈ってみてはいかがでしょうか?