【表書き】結婚祝いには寿・壽がふさわしい?表書きの書き方を詳しく解説!
「結婚祝いやご祝儀の表書きに何を書けばよい?」
「寿と壽の違いは?漢字の使い分けが必要?」
結婚祝いやご祝儀の表書きには、お祝いの名目と贈り主の名前を書きます。
結婚祝いの名目は、「寿」「壽」「御結婚御祝」のいずれかを書くのが一般的です。
寿と壽、祝には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、結婚祝いやご祝儀でよく書かれる寿・壽・祝の違いと、表書きの書き方について解説します。
水引やご祝儀袋の中袋についても説明していますので、結婚式に出席する予定の方や結婚祝いを贈りたい方は、参考にしてください。
なお、以下の記事では結婚祝いにつける熨斗(のし)について解説しているので、合わせてご覧ください。
結婚祝いにつける熨斗(のし)のマナーを画像付きで分かりやすく解説!
目次
【結婚祝いの表書き】寿・壽・祝の違いとは?
寿や壽、祝の漢字は、結婚祝いのようなお祝いごとの表書きによく使われます。
市販のご祝儀袋を見てみると、「寿」と「壽」のそれぞれが書かれたものがあり、どちらを購入すればよいか迷う方もいるでしょう。
ここでは、寿・壽・祝の違いと使うケースを紹介します。
結婚祝いで「寿」を使うケース
「寿」は、特におめでたいお祝いごとに使われます。
たとえば、結婚祝いや長寿祝いなどです。
表書きの名目には、「寿」の一文字だけを書きます。
すでに名目が印刷されているご祝儀袋があるため、「寿」と書かれたものを選びましょう。
結婚祝いで「壽」を使うケース
「壽」は、「寿」の旧字体です。
結婚祝いの表書きでは、どちらを書いても問題ありません。
一般的には、寿よりも「壽」のほうが格調が高いとされています。
壽には祝福のほかに、「長生き」「長命」という意味があります。
壽は、杖をつく老人と長くつらなる道の象形文字からできているからです。
画像出典元:漢字/漢和/語源辞典
壽の漢字に対して、長寿(長壽)のイメージを持つ方も少なくありません。
ですが、結婚祝いの表書きに使用しても問題ありません。
「祝」「御祝」を使うケース
「祝」「御祝」は、お祝いごとの表書きで使われます。
たとえば、入学や進級、出産、成人などのお祝いです。
結婚祝いでは、「御結婚御祝」と書きます。
避けたいのは、「結婚御祝」「祝御結婚」など、4文字の漢字です。
4は縁起が悪い数字と言われているため、結婚祝いの名目では避けられています。
寿・壽・祝の使い分け
結婚祝いの表書きでは、「寿」「壽」「御結婚御祝」のどれを使っても問題ありません。
地域によって異なることもありますが、結婚式当日に渡すご祝儀には、「寿」「壽」。
結婚式前や結婚報告後に渡す場合は、「御結婚御祝」と書くこともあります。
「寿」よりも格調高く見える「壽」を選ぶ方もいます。
【寿・壽を使った表書き】結婚祝いの表書きに書く内容
結婚祝いの表書きには、お祝いの名目と贈り主の名前を書きます。
お祝いの名目と贈り主の名前は、書く場所や書き方に注意が必要です。
表書きの書き方を知っておくと、ご祝儀だけではなく熨斗(のし)紙に表書きを書く際にも活用できるでしょう。
ここでは、結婚祝いにふさわしい表書きの書き方を解説します。
お祝いの名目
水引の間(ご祝儀袋の上部)に、お祝いの名目を書きます。
名目を書く際、上部より一文字分空けてから書き始めます。
また、名目と水引との間に、一文字分の空白を空けるようにしましょう。
「御結婚御祝」と書く場合、文字が水引にかからないよう、上部を詰めて書きます。
贈り主の名前
水引の下に贈り主の名前をフルネームで書きます。
名目と同様、名前の前後に一文字分の空白を入れます。
贈り主の名前は、名目よりも小さめに書きましょう。
会社名や肩書を入れる場合、名前の右側に書きます。
表書きを書く際の筆記具
表書きは、毛筆で書くことが基本です。
ボールペンや万年筆は避けて、筆ペンを使って書きましょう。
結婚祝いの表書きは、濃い黒色で書きます。
淡い黒のペンは「喪」をイメージさせるため、結婚祝いにはふさわしくありません。
【表書きの書き方】連名で結婚祝いを贈る場合
結婚祝いやご祝儀を複数人で贈る場合、表書きの送り主は以下のように書きます。
3名まで連名にする場合、全員分の名前を書いても問題ありません。
団体名などで送る際は、「〇〇一同」と書きます。
4名以上の場合、3名まで名前を書いて、その他の名前は別紙に書いてご祝儀袋の中に入れます。
上記のように、代表者の名前の左に「外一同」と書き、他の人の名前を別紙に書くことも1つの方法です。
結婚祝いに贈るご祝儀袋の中袋(中包み)とは?
ご祝儀袋には、現金を入れる中袋(中包み)が付いています。
市販のご祝儀袋に中袋が付いていない場合、封筒を用意して中袋として使用しましょう。
ここでは、中袋の書き方について解説します。
中袋(中包み)の書き方
中袋の表面には、ご祝儀の金額を書きます。
ご祝儀の金額を書くことで、新郎新婦はご祝儀を開けた時に金額がすぐわかるのです。
裏面には、贈り主の住所・郵便番号・名前を書きます。
住所や郵便番号などを書くときは、封筒の左半分に書きましょう。
中包みの場合、裏面の右側に包み終わり(紙の端)が来るようにします。
表から見ると、左側の上下に三角形ができています。
金額を漢数字で書く方法
ご祝儀袋には、旧漢字の漢数字を使います。
一、二、三を使うと線を足して書き換えができるため、ご祝儀では使用しないことが一般的です。
1万円:壱萬円
2万円:弐萬円
3万円:参萬円
5万円:五萬円
6万円:六萬円
7万円:七萬円
8万円:八萬円
10万円:拾萬円
結婚祝いでは、縁起が悪い「4」と「9」を避けるのが原則です。
結婚祝いのご祝儀袋を選ぶ際の注意点
結婚祝いのご祝儀袋は、さまざまな種類のものが販売されています。
結婚祝い用のものであれば、基本的にどれを使っても問題ありません。
ですが、カジュアルなデザインのものや、ご祝儀額に合わないものを選んでしまうと、相手に「失礼な人だ」と思われてしまうかもしれません。
ここでは、ご祝儀袋の選び方をご紹介します。
色とデザイン
ご祝儀袋の色は、白が基本です。
最近では、カラフルな色付きものや、柄が入ったものが販売されています。
白以外のご祝儀袋にはカジュアルな印象があるため、友人へのお祝い以外では使わないほうがいいでしょう。
また、表書きに「Happy Wedding」と書かれたご祝儀袋もあります。
こちらもカジュアルな印象のため、友人の結婚式のみで使用することをおすすめします。
ご祝儀袋と包む金額の格を合わせることも大切です。
豪華な水引が付いたご祝儀袋に、1万円や3万円のご祝儀を包むことは、失礼にあたります。
市販のご祝儀袋に「1万円から3万円用」と金額の目安が書かれていることがあるため、参考にして購入しましょう。
結婚祝いにふさわしい水引
結婚祝いにふさわしい水引は、「結び切り」と「あわじ結び」です。
どちらも固く結ばれていてほどけにくいため、「一度きり」という意味があります。
一方、水引でよく見かける「蝶結び」は、結び直しができるため、入学や出産などの何度あってもいいお祝いごとに使われます。
結婚祝いで使われる水引の本数は10本、色は紅白または金銀です。
ハート形のようなかわいいデザインの水引は、カジュアルな印象があるため、友人向けです。
鶴がついた豪華な水引は、高額のご祝儀を包む時に使用します。
まとめ|結婚祝いの表書きは寿・壽・祝を使い分けよう
結婚祝いでは、寿・壽のどちらを使っても構いません。
「壽」のほうが格調が高いとされているため、ご祝儀の表書きでよく使われます。
結婚祝いやご祝儀の表書きがわからない方は、名目が印刷されたご祝儀袋を使用しましょう。
ただし、包む金額とご祝儀袋の格を合わせるようにします。
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