【目録の基本マナー】結婚祝いに贈る目録とは?書き方・包み方・渡し方を徹底解説!
「結婚祝いとして目録を渡したい」
「目録の書き方を知りたい」
結婚祝いを手渡しできない場合、品物の代わりに目録を渡します。
目録には書き方や折り方、包み方など、さまざまなルールがあるため、マナー違反にならないよう注意しなければなりません。
この記事では、結婚祝いで渡す目録の書き方や包み方、渡す際の注意点などを解説します。
目録は結納品や卒業記念品、式典での記念品贈呈など、さまざまなシーンで使われます。
結婚祝いに渡す目録の書き方を知っておけば、他のシーンでも書き方を活用できます。
目次
【目録とは?】結婚祝いに目録を渡す理由
目録とは、品物の名前や内容をまとめた一覧のことです。
図書館・美術館などの所蔵品リストや、本の目次と同じ役割があります。
目録は、その場で記念品などを渡せない時に使うのが一般的です。
結婚祝いでは、贈り物が大きすぎて手渡しできないときに目録を渡して、後日品物を配送します。
たとえば、結婚祝いとして親戚から家電やインテリアなどを贈る際、持ち運びが困難で手渡しができないため、品物の代わりに目録を渡します。
【事前準備】結婚祝いの目録に使用する筆記具と用紙
目録を作る際は、必要なものを用意します。
目録で使用する用紙や封筒は、文具店や100円ショップなど、さまざまな店で購入可能です。
結婚祝いにふさわしいものを選びましょう。
ここでは、目録に必要なものを紹介します。
筆ペンと紙を用意する
目録は毛筆で書きます。
筆ペンやペン先が太いフェルトペンで書いても構いません。
目録は濃い黒色のインクを使い、太字で書くことが基本です。
筆跡が細くならないよう、ペン先が太い筆記具を用意しましょう。
目録を書く用紙には、「奉書紙(ほうしょし)」や「目録用紙」が適しています。
インターネットや文具店などで入手可能です。
目録を包む「外包み(目録封筒)」も必要です。
目録はすぐに開封するものであるため、水引を付けなくてもいいと言われています。
水引を付ける場合は、「結び切り」の水引を使います。
「蝶結び」はほどけやすく、何度でも結び直せるため、結婚祝いにはふさわしくありません。
蝶結びは、出産や入学など、何度あってもいいお祝いごとに使われます。
目録を書く用紙を折る
目録を書く前の事前準備として、奉書紙または目録用紙を折ります。
1.長方形の用紙を縦半分に折る
2.山折りの折り目が付いた部分を手前にして、横長の状態にする
3.用紙を縦3等分に折り、折り目を付ける。
折る時は、左側、右側の順に倒す
これで準備完了です。
【目録の書式】結婚祝いの目録の書き方
目録用紙を縦半分に折った状態で、目録を書きます。
3等分した折り目を目安にして、必要事項を記載しましょう。
目録には、以下の内容を書きます。
・表題
・品名、個数、理由
・日付
・贈り主の名前
・贈る相手の名前
それぞれ書く場所が決まっています。
ここで、目録に書く内容と書く場所について詳しく解説します。
表題
用紙の右端に、表題として「目録」または「贈」と書きます。
なるべく中央に書くようにしましょう。
品名・個数・理由
用紙の中央スペースに、品名と個数を書きます。
一、掛け時計 一点
複数の品物を贈る場合、以下のように改行して書きます。
一、掛け時計 一点
一、テレビ 一台
個数を書く際、旧字体の「壱」「弐」「参」を使用することもあります。
旧字体の方が、かしこまった印象になります。
品名・個数の左隣に、品物を贈る理由を記します。
結婚祝いでは、たとえば「結婚のお祝いとしてお贈り申し上げます」と書きます。
日付
用紙の左側に、目録を渡す日付を書きます。
年と月のみで「令和〇年〇月吉日」と書いても問題ありません。
贈り主の名前
日付の左隣に、贈り主の名前を書きます。
日付よりも下の方に、やや小さめの字で書きましょう。
贈る相手の名前
用紙の左上に、贈る相手の名前を書きます。
名字だけで構いません。
贈り主の名前よりも大きく書きましょう。
結婚祝いに贈る目録の折り方
必要事項を書き終えたら、目録用紙を折ります。
左側、右側の順に、中央に向かって、折り目に沿って折りましょう。
折り曲げた左側の上に、右側が重なる形になります。
「目録」と書かれた部分が一番上にくるイメージです。
結婚祝いに贈る目録の上包み
画像出典元:代書屋さん|祝儀袋の包み方
折りたたんだ目録用紙を、上包み(目録封筒)で包みます。
上包みを開き、中に目録用紙を置きましょう。
上包みを折り目に沿って元の形に戻します。
このとき、上包みの左側・右側・上側・下側の順に折りたたみます。
図のように、上包みの下側を上側に重ねる形になれば完成です。
上側を下側に重ねてしまうと、「弔事用」になるため注意しましょう。
市販の上包みを使用する場合、下側だけを開けて、中に目録を入れることも可能です。
上包みを元に戻す際、下側を上側に重ねる形になるようにしましょう。
折りたたんだ上から「結び切り」の水引をかけますが、目録では、水引をかけなくても問題ありません。
上包みの表書きは、「目録」「寿」「御祝」から選びます。
上包みに贈り主の名前を書く必要はありません。
結婚祝いの目録を渡す際の注意点
結婚祝いは、結婚式の1ヶ月前までに贈るのが一般的です。
目録の場合、結婚式当日に渡して、品物を後日配送することを伝えます。
結婚祝いの贈り物を結婚式当日に渡すのはNGと言われていますが、目録であれば問題ありません。
結婚式の1ヶ月前に相手の自宅へ行って、目録を渡すことも1つの方法です。
結納や式典では、目録を白木台にのせて相手に渡します。
結婚祝いの場合、ふくさをかけて、風呂敷で包んだものを持参して、直接手渡しします。
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目録として現金を贈呈する際のマナー
現金をその場で渡さず、後日振り込み等で贈る場合、目録の品名・個数の欄に、以下のように書きます。
金 参百萬圓也
金額を書く際、旧字体の漢数字を使うのが一般的です。
1万円:金 壱萬円
2万円:金 弐萬円
3万円:金 参萬円
5万円:金 伍萬円
10万円:金 壱拾萬円
目録は、品物の名前や内容をまとめるだけではなく、「現金を包むもの」としても使われます。
市販の中袋や中包みに現金を入れて、表面に金額、裏面に贈り主の住所と名前を書きます。
中袋または中包みを目録の上包み(目録封筒)に入れます。
入れ方は、品物を贈る際の目録と同様です。
まとめ|結婚祝いに贈る目録の意味とマナーを確認しよう
結婚祝いの贈り物が大きくて持ち運びができない場合、品物の代わりに目録を渡して、後日配送します。
目録に必要な用紙は、インターネットや文具店などで簡単に購入可能です。
書き方や包み方、渡し方を知っておけば、結婚祝い以外のシーンでも活用できるでしょう。
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