【マナー】結婚祝い・ご祝儀を現金書留で送っても大丈夫?送り方とメッセージ例文
「結婚式を欠席するので、ご祝儀を現金書留で送りたい」
「結婚祝いに現金を送るのは失礼にあたる?」
やむを得ない事情がある場合、ご祝儀を現金書留で送るケースがあります。
ご祝儀を郵送することは、マナー違反ではありません。
現金書留の使い方や送る時期、ご祝儀の金額を間違えてしまうと、相手に迷惑をかけたり、失礼に思われたりするため注意が必要です。
この記事では、結婚祝いとしてご祝儀を現金書留で送る方法を解説します。
ご祝儀の相場や渡す時期も紹介しますので、結婚式に出席できない方は参考にしてください。
目次
結婚祝いに現金書留で現金・ご祝儀を送るケース
現金書留とは、現金を郵送する方法のことです。
現金を普通郵便やレターパックなどで送ることはできません。
現金書留以外の方法で現金を送ると、万が一紛失した際に補償が受けられません。
さらに、郵便法に違反します。
現金を郵送する場合は、現金書留封筒を使い郵便窓口から送ります。
結婚祝いに現金・ご祝儀を送ることは、マナー違反ではありません。
ただし、結婚式に出席する場合は、結婚式当日になってから受付へ渡すことが基本です。
以下に該当する際、現金・ご祝儀を郵送します。
・結婚式に招待されたが出席できない
・結婚報告を受けたが招待されなかった
・入籍のみで結婚式を挙げないと聞いた
上記のような事情がある場合、現金やご祝儀を郵送します。
現金の代わりに、プレゼントやギフト券を贈ることも1つの方法です。
【事前準備】結婚祝いを現金書留で送る際に必要なもの
結婚祝いを現金書留で送る場合、事前に必要なものを用意しておきましょう。
結婚祝いの現金やご祝儀を現金書留封筒に直接入れるのはNGです。
ご祝儀袋に入れてから現金書留封筒に封入します。
ここでは、現金書留で結婚祝いを贈る際に必要なものを紹介します。
ご祝儀袋
結婚祝いの現金・ご祝儀を送る場合、ご祝儀袋にお金を入れてから現金書留封筒に封入します。
結婚祝いにふさわしいご祝儀袋を用意しましょう。
水引は、「あわじ結び」または「結び切り」。
本数は10本、色は紅白または金銀のものを使います。
現金書留専用の封筒
現金書留専用の封筒は、郵便局の窓口で購入できます。
1枚21円です。※2023年4月現在
大きさは2種類あります。
・現金封筒:外寸約119mm×196mm。
・大型現金封筒:外寸約140mm×213mm。※定形外
通常のご祝儀袋であれば、現金封筒に入るでしょう。
ご祝儀袋が大きい場合や厚みがある場合、大型現金封筒を使用します。
現金書留封筒を購入する前に、ご祝儀袋の大きさを測っておくことをおすすめします。
メッセージカード(添え状)
現金書留を使ってご祝儀・現金を送る場合、一言メッセージを添えます。
メッセージには、祝福の気持ちを書きましょう。
結婚式を欠席する場合、一言お詫びの言葉を添えます。
メッセージがあれば祝福の気持ちが伝わり、相手に喜んでもらえるでしょう。
筆ペン、筆記具
ご祝儀袋の表書きは、毛筆で書くことが一般的です。
表書き用に濃い黒色の筆ペンを用意しましょう。
メッセージや現金書留の封筒は、ボールペンで書いても問題ありません。
折り目のないお札・新札
結婚祝いに送る現金やご祝儀は、新札を用意することがマナーです。
しわや折り目のあるお金を送ることは、失礼にあたります。
手元に新札がない場合、銀行や郵便局の窓口、ATMで両替が可能です。
印鑑
現金書留封筒を閉じた後、封をしたところに割印または署名をします。
印鑑の種類は、シャチハタや認印でも構いません。
【送り方】結婚祝いを現金書留で送る手順
結婚祝いを現金書留で送る場合、自宅での準備が必要です。
できる限り自宅で準備を済ませてから、郵便窓口へ行くことをおすすめします。
ここでは、結婚祝いを現金書留で送る手順を解説します。
ご祝儀袋の表書きとメッセージカードを書く
表書きには、お祝いの名目と送り主の名前を書きます。
結婚祝いにふさわしい名目は、「寿」「壽」「御結婚御祝」です。
表書きが完成したら、ご祝儀袋の中に入っている中袋(中包み)に現金を入れます。
中袋の表に金額、裏に送り主の住所と名前を書きましょう。
金額を書く際、旧漢字を使うのが一般的です。
例えば、1万円の場合は「金 壱萬円」、3万円の場合は「金 参萬円」と書きます。
必要事項を記入してご祝儀袋とメッセージを封入する
現金書留封筒に、相手と送り主の住所・氏名・電話番号を記入します。
それぞれ記入欄がありますので、指定の場所に必要事項を記入しましょう。
その後、封筒の中にご祝儀袋とメッセージを入れます。
封をして割印をしたら、郵送前の準備は完了です。
事前に切手を貼る必要はありません。
郵便局の窓口で送る
現金書留封筒を持って、郵便局の窓口へ行きます。
現金書留は、ポスト投函ができません。
窓口で料金を支払います。
現金書留では、郵便追跡サービスを利用できます。
配達状況や相手に届いたかどうかを確認することが可能です。
現金書留で送る際に知っておきたい3つのポイント
結婚祝いを現金書留で送る際、送り方やマナーを守らなければ、相手に迷惑をかけたり、失礼な人だと思われたりするかもしれません。
ここでは、現金書留を使う前に知っておきたい3つのポイントを紹介します。
現金書留を送る時にかかる料金
現金書留の料金は、基本料金+435円。
損害要償額は1万円までです。
5千円ごとに10円加算、上限50万円まで補償されます。
送る金額を申し出なければ、補償額は1万円までです。
1万円を超える金額を送る場合は、金額を申し出て料金を加算することで、補償額が増えます。
結婚祝いの金額相場
結婚式へ出席する際に渡すご祝儀の相場は、相手との関係性によって異なります。
友人・同僚の結婚式:3万円
上司・部下の結婚式:3万円
親族の結婚式:5万円
来賓として出席する場合:5万円から10万円
一般的には、ご祝儀は3万円が相場と言われています。
3万円の内訳は、約2万円が食事代と引き出物代、約1万円がお祝いです。
結婚式に出席しない場合、1万円を送るのが一般的です。
「1万円だけでは気が引ける」という方もいるでしょう。
現金1万円にプラスして、3千円ほどのプチギフトを用意するのがおすすめです。
現金書留を送る時期
結婚祝いを送る時期は、早すぎても遅すぎても失礼にあたります。
現金を送る際、以下のタイミングを目安に送るようにしましょう。
結婚式を欠席する場合:式の1ヶ月から2ヶ月前
結婚式に招待されていない場合:式後1ヶ月以内
結婚式を挙げない場合:結婚報告を受けてから1ヶ月以内
上記の時期に届くよう現金書留を送りましょう。
【例文】結婚祝いを送る際に添えたいメッセージ
メッセージには、祝福や幸せを願う気持ちを書きます。
結婚式を欠席する場合、お詫びや残念な気持ちを一言添えましょう。
結婚祝いのメッセージでは、区切りを意味する句読点を使いません。
気にしない方も多いですが、句読点を使わないほうがいいでしょう。
【結婚式を欠席する場合】
ご結婚おめでとうございます
ご招待いただいたのに出席できず残念です
ささやかな気持ちを同封いたしました
どうぞお納めください
またゆっくり会える日を楽しみにしています
【結婚報告を受けた場合】
ご結婚おめでとうございます
入籍の報告を聞いたときは とても嬉しくて私も幸せな気持ちになりました
〇〇さんと一緒に 笑顔いっぱいの家庭を築いてね
心ばかりですが どうぞお受け取りください
末永くお幸せに
まとめ|結婚祝いに現金を送るなら現金書留の準備を
結婚祝いに現金・ご祝儀を郵送することは、失礼なことではありません。
ただし、マナーやルールを守らなければ、相手に迷惑をかけるおそれがあります。
現金を郵送する場合、現金書留で送ります。
ポスト投函や普通郵便、レターパックを使って送ることはできないため、注意が必要です。
「現金よりもプレゼントのほうが受け取りやすい」と考える新郎新婦も少なくありません。
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