ウェルカムボードはネット通販でオーダーする時代…その注意点は?
ウェルカムボードは、結婚披露宴に招待したゲストの皆さんを最初にお迎えするための物として、今や必需品です。
昔の披露宴は、堅苦しくてとても緊張する場でした。しかし近年は、列席する親戚や友人知人の呼び方がゲストと変わり、式場全体の雰囲気もすっかりソフトです。
ウェルカムボードは、そうした雰囲気を和らげる役割も備えたアイテムと言えます。
これから披露宴を行うあなたも、今からどんなウェルカムボードを準備するか、考えておくといいかもしれませんね。
では、その準備にかかる前に何をすればよいか? ちょっとおさらいしておきましょう。
目次
・まずはウェルカムボードについて知ろう!
一口にウェルカムボードと言っても、形状もデザインもデコレーションも様々で、簡単に「絶対こういうもの」とは決めつけにくいものです。
そこで、まず始めに「ウェルカムボードあれこれ」といった感じの関連情報をいくつかご紹介してみようと思います。
・居酒屋の「アレ」もウェルカムボード?
普段私たちがウェルカムボードと呼ぶのは、ここで言う結婚式の式場入口に飾るボードともう一つ、カフェや飲食店の玄関先に置かれたメッセージボードがあります。
店舗によっては、黒板にびっしりとおすすめメニューを書き込んでアピールしていて、昼食時やアフター5の会社員やOLさんの目を惹く努力を惜しみません。
こだわりのラーメン店でよく見かけるメッセージボードが、独特の筆文字で大きく「心を込めて準備中」「一生懸命営業中」などと書かれたもの。
メッセージ性がめちゃくちゃ強くてインパクトがありますが、あの看板って、浅草の合羽橋などにある飲食店用道具専門店で売られていますよね。最初にこの看板を作ろうと考えついた人はアイディアマンだと思います。
あと、昔の造り酒屋(酒蔵)では、新酒が完成すると玄関の軒先に杉玉(杉の穂先で作った大きな玉)をぶら下げました。現在も居酒屋さんなどで吊るしている所がありますね。
あれなどは、ウェルカムボード的役割を果たすアイテムの元祖かもしれません。もっともボードではなく玉なのですが。
・重要な役を果たすウェルカムボード
話がそれ過ぎましたので、結婚式のウェルカムボードの話題に戻します。
さて、前述した通り、昔の結婚披露宴にはウェルカムボードは存在しませんでした。
式場入口には、大きな黒い看板に白い筆文字でものものしく「〇〇家 〇〇家 結婚披露宴会場」と書かれて掛けられていただけでした。
これはおそらく、昔の日本の結婚式の大半が、和服装束に文金高島田という和風スタイルだったのが、ウエディングドレスの洋風スタイル中心になってきた頃から、披露宴の演出が変化してきた影響ではないかと考えられます。
そして洋風スタイルの増加と共に、結婚披露宴の演出では「愛情溢れるドラマ風セレモニー」的なカラーが強まってきました。
ドラマチックな新郎新婦の入場やスライドショーもそうですし、新婦が両親に向けて感謝のメッセージを読むクライマックスなんて涙を誘うほどドラマチックですよね。
こうした演出は厳粛なイメージが強かった昔の披露宴だとなかなか考えられません。
そんなドラマチックなセレモニーにお迎えするゲストの皆さんに、最初に和んでもらうために用意されるのが、入口に置かれるウェルカムボードなのです。
その意味では、文字通り重要なポジションにある訳です。
・できる範囲は自分でやってみる?
そんなわけで、披露宴会場でのゲストに対する最初のおもてなしとも言えるウェルカムボードですから、なるべく気持ちを込めて作りたいところですね。
結婚式場やホテルの披露宴では、セット予算の中に「ウェルカムボード費用」も含まれるケースが多いようですが、「自分の手でできる範囲のことは、できれば自分で準備したい」とお考えの人もいるでしょう。
先程の「心を込めて…」の看板の話ではありませんが、そういうちょっとした部分で垣間見える「手作り感」を見つけた時こそ、ゲストの皆さんには喜んでもらえるものですよね。
そこで、ウェルカムボードを手作りにすることにして話を進めましょう。
ただひとつだけ、いくら手作りと言っても、個人でできる準備には限界があります。
デコレーション用のドライフラワーやリボンなどホームセンターで買えるパーツもありますが、肝心のボードのイラストは、さすがに絵のアマチュアにはちょっと難しいでしょう。
やはりここだけはプロの力を借りて、専門家お任せするのが妥当ですね。
・これはマスト!通販で注文前に考えておくこと
さて、ウェルカムボードのイラストの方はプロに任せることが決定しました。
しかしその前に、準備段階で考えておかなければならないことが何点かあります。
後で「あれ?」と迷ったりしないよう、あらかじめ構想は固めておいてくださいね。
・注意点その1-テイスト選び
まず考えておきたいのは、「イラストをどんなテイストにするか?」です。
せっかくプロに似顔絵を注文するのに、その仕上がりが自分の想像したテイストとまるで異なる出来だったら、これはちょっと残念ですよね。
そんなことにならないためにも、あらかじめどんな感じのイラストにするか、二人で方向性を確認しておく必要があります。
似顔絵のテイストは、大きく分類して以下の3つに分かれます。
(1)リアル
写実的な仕上がりのこと。使用する画材によって絵画的になったり写真的になったりする。ナチュラルな絵を好む人にはうってつけでしょう。
(2)コミカル
マンガチックな仕上がりのこと。こちらは作者の画風次第で、アニメ風になったり絵本風になったり、場合によっては有名マンガの模写風になったりと、かなり幅広いです。
(3)デフォルメ
最近流行の似顔絵タッチ。口の大きい人がモデルだと顔の半分が口になったり、ぽっちゃりの人がモデルだと画面から体がはみ出したり、派手に誇張させたポップさが特徴です。
他にも、イラストを添えず「Welcome!」など文字だけのウェルカムボードもあります。
これはこれでシンプルさに良さがありますが、披露宴の主役二人のイラストが笑顔で描かれていたボードにはゲストに対する「いらっしゃいませ!」という温かい気持ちが漂っていて、間違いなく親しみが湧くと思います。
・注意点その2-額のイメージ決め
似顔絵イラストの次は外枠、つまり額(フレーム)とイーゼル(額を支えるスタンド)をどうするか考えましょう。
絵のテイストは決まりましたから、それと不釣り合いなデコレーションは避けなければなりません。
黒いスチールのフレームに造花とか、和紙とカラフルなリボンを一緒に使ったりとかするのは、一体感を損ねてしまってよくありません。
温かみのある木製の額には植物や和風の飾りとか、絵がゴージャスになりそうな時は周囲に花をたくさん飾り付けてみるとか、絵と額と装飾のトータルバランスをきちんと意識することで、額の中にいる主役二人が引き立つのです。
ちなみに額とイーゼルの価格は、大きさと素材によってかなりまちまちです。
できれば素材も統一した方が、見た目がスマートに収まるでしょう。
・注意点その3-サンプル写真選び
絵のテイストと額のイメージが固まったら、イラストで描いてもらう主役二人の顔のサンプル写真を準備しましょう。
証明写真みたいに改めて撮影する必要はありません。過去に撮ったデジカメやスマホ写真の中から選んでもらうだけで十分OKです。
もっとも、アングルも表情もピッタリと決まった一枚を選ぶのは難しいでしょう。
ですから、いろいろな角度から撮った、いろいろな表情をした写真を何種類か揃えるのがいいでしょう。
たとえピッタリの写真が無くても、プロの絵描きさんに発注すれば、届いた複数のサンプル写真から想像して、希望通りのアングルと表情に仕上げてくれます。どうぞご安心あれ。
ただし、陰になって表情が分かりづらい写真や、遠すぎる写真はNGです。
また依頼者の新婦の多くは、「ウエディングドレス姿を描いてほしい」と希望されます。
そんな時は、よりイメージに近く仕上げてもらう方法として、結婚式場で打ち合わせの際に試着したウエディングドレスの画像を送る方法があります。
試着した画像が無い場合でも、当日着る予定のドレスの写真があれば、一緒に送ってください。そうすれば披露宴と同じドレスのあなたが絵に描かれるでしょう。
・いよいよネット注文!…その前に必要な確認とは?
さて、下準備がすべて整ったら、いよいよ似顔絵イラストを制作してくれる会社への注文となります。インターネットで似顔絵通販会社のサイトにアクセスしてみましょう。
似顔絵グラフィックスのサイトはこちら
・申し込みからのアレやコレや
似顔絵通販会社に作成の申し込みをする際、モデルの資料となる写真や、似顔絵に添えるメッセージを書くよう求められます。
そして、似顔絵師が複数在籍する会社であれば、そこで希望する似顔絵師の指名をします。
同時に、納品スケジュールやコストといった事務的なことから、表情をどうするか、絵の構図や雰囲気をどうするか、などといったオプション的なことまで、かなり細かく書くよう求められます。
ちょっとだけ手間がかかる作業ではありますが、この山を越えたら大切な披露宴の似顔絵をゲットできるのです。もうひと息頑張りましょう。
・注文時にやってはいけないこと
ネット注文で細かい要望を伝える際、気をつけるべきことがあります。
それは、注文する前にあまり具体的な要望を準備しないまま、すぐ注文事項を書き始めることです。
書き始めたら予想外に多くの事項を書くことになったため、だんだん思いつきや脊髄反射でいい加減な回答をしてしまうのが最悪パターンです。結果的に、当初のイメージとは大きくはずれた絵が届いてしまうという、残念な流れになってしまいます。これは避けなければなりません。
要望の項目が多いのは、あくまで依頼者の希望に忠実に沿った作品を完成させるためです。できれば事前に内容をチェックして、じっくり時間をかけてディスカッションしてから、改めて注文するのがベストかと思います。
まとめ
結婚披露宴のウェルカムボードは、結婚式当日だけのものではありません。
そのまま部屋に飾ったり、リビングボードに置いて毎日眺めたり、そんな息の長い楽しみ方もできるんですよ。
愛溢れる一生ものの似顔絵イラストを、ぜひあなたも注文してみませんか?
似顔絵通販の似顔絵グラフィックスは、業界一の格安価格で注文から最短3日で作品をお届けします。時間が無い時にはとても助かりますね。
また、人気似顔絵師へのご依頼と合わせて、額(フレーム)や卓上イーゼルの通販もしています。ご注文の際に一緒にお問い合せいただければ一層便利です。
似顔絵グラフィックスの似顔絵ウェルカムボード
結婚式会場で、ゲストをお迎えするウェルカムボード。
あなたのことをよく知っているゲストだからこそ、「似てる!」と評判に。
結婚式が終わっても、家に飾ればいつでもあの時の気持ちが蘇ります。