親子の似顔絵の描き方|下描きから塗り方まで順に解説します
絵が上手ではないけど、親子の似顔絵を描きたくて困っていませんか。
子どもの成長は早いので、できることならしっかりと思い出に残しておきたいものです。
そこで、この記事では親子の絵を描くコツを、各工程ごとにまとめました。
最初の頃に難しいと感じるのは、誰でも同じです。この記事を読めば、似顔絵を描くときに押さえておくといいコツが分かります。
目次
親子の描き方|下描き
人によりますが、プロの似顔絵師も、基本的にはいきなりペン入れはしません。まずは下描きで構図を描いていきます。
輪郭から描いていく
似顔絵を描き始めるときは、頭や髪型などの輪郭から描くことがコツです。可愛い子どもの絵を描きたい場合は、身体を小さく描くと可愛さが表現できます。この段階で、似顔絵が用紙の中におさまるよう、各パーツの配置を考えていきましょう。
全て写真通りでなくても良い
似顔絵の下描き段階では、全て写真通りにきちんと表現しなくても問題ありません。下描きはいくらでも描いて消すことが可能なので、自分が納得できるまで少しずつ写真と似た似顔絵にしていきましょう。実は、プロの似顔絵師も修正しながら描いているので、プロではない人の修正回数が多いのは当然です。回数を重ねるうちに少しずつ、似ている似顔絵が書けるようになります。
目や顔の位置に気を付ける
同じ用紙に大人と子どもを描く場合は、目の位置に気をつけます。子どもは顔の真ん中より少し下に目を描き、大人は顔の真ん中より上を意識して目を描いてください。おでこの位置を広げたり狭くしたりすると、子どもらしさや大人らしさを表現できます。
ふたりがピッタリとくっついている絵を描くときでも、親子どちらかの顔の輪郭が切れないようにしましょう。顔の輪郭が切れている絵は、良いイメージを与えません。ふたりの輪郭をきちんと用紙に収めて、似顔絵を作成するといいでしょう。
親子の描き方|ペンを入れる
下描きが終わったら、いよいよペンを入れていきます。緊張する場面ですが、慣れるとなめらかに描けるようになっていくものです。
場所によってペンの太さを変える
ペンを入れる場合は場所によってペンの太さを変えると、単調なイメージになりません。多くの画材があるので、いろいろなペンを使ってみてご自分の手によくなじむペンを選ぶといいでしょう。
用紙とペンの相性には注意が必要です。ペンのインクがすぐ滲む用紙ではなく、くっきりと黒い線が描けるものを選びます。
顔の周りから描いていく
ペン入れの段階でも、顔の周りから描いていくといいでしょう。線が重なる場所や、影になる場所は太く描くと、似顔絵にメリハリがついて立体感が生まれます。慣れないうちは困難ですが、回数を重ねるうちに自然と分かるようになります。
かすれてしまったときは
ペンがかすれてしまったときは、分からないように二度塗りします。もちろん、お客さまにお渡しする似顔絵では基本的にNGですが、自分達で楽しむ似顔絵なら問題ありません。
とはいえ、ごつごつとしておぼつかない線で描いたものより、なめらかな線でくっきりと描いた似顔絵の方が綺麗なのは確かです。似顔絵で使用するペンで、何回も練習すると上達します。
親子の描き方|透明水彩で塗る
ここでは、透明水彩を使った塗り方を紹介していきます。もちろん画材は透明水彩だけではないので、自分に合ったものを選んでください。
肌から色を塗る
人物の色塗りは、肌から始めます。肌色は、想像しているよりも少しの絵の具で、多くの水を溶かして作ることがコツです。頬を染めたい場合でも、想像以上に多くの水を使うので、まずは筆の先端に絵の具を少し付けるイメージで、手を動かすといいでしょう。
肌色以外の部分を塗る
肌色を塗り終わったら、服や髪など肌以外の部分を塗っていきます。目の中や眉毛など、細い部分は細い筆が必要ですが、筆先がボサボサになっていると、思い通りに濡れません。日頃から筆のお手入れをして、筆先を整えておくことがおすすめです。
下地の色を活かすように仕上げる
薄い色の段階で塗っておいた下地の色を活かすように、濃い色まで仕上げていきましょう。徐々に重ね塗りすると、綺麗に仕上がります。鼻や眉毛、唇などはコピックで塗るといいでしょう。
絵が上達するコツとは
ここでは、よく似た似顔絵を描くために、絵が上達するコツを紹介します。
形を意識しながら模写をする
絵が上達するコツは、形を意識しながら人物を模写することです。模写するときに、しっかりと見ないで推測で絵を描いていてもほとんど上達しません。慣れないうちは対象をしっかりと確認して、形を意識することが重要です。描き終わってから想像と違った絵になるのは、形を捉えていないからです。
線を意識しながら描く
模写をするときは、線を意識しながら描いていきます。プロが描く絵も、気まぐれで線に強弱をつけているわけではなく、きちんと意味がある工程です。ペン入れの項目でもお伝えしましたが、場所によってペンの太さを変えていくと、絵に立体感が生まれます。あえてしっかり太く描いたり、おぼつかない線にしたり、線の種類も意識して描くといいでしょう。
親子の描き方|世代別に特徴をつかむ
親子でも、40代の子どもと70代の親というケースも考えられます。そのような場合の描き方を紹介していきます。
顔つきの違いをチェックしよう
親子といっても幼い子どもと母親ばかりではないので、場合によっては世代別の書きわけが必要になります。年配の人を描くときは、ただ若い顔にシワを足せばいいわけではないのでご注意ください。
20代、10代と年齢が若いほど、頬がふっくらと丸みを帯びていてつややかです。反対に、年配になっていくほど、少しずつやせていき、頬骨や首の筋などが見えてきます。
また、年配の人は頭蓋骨と眼球の間にくぼみができて、瞼が大きく垂れ下がります。20代の目にシワを足しただけだと不自然になるのは、瞼の周りにできるくぼみや下がり方が異なるからです。
髪型の違いをチェックしよう
普段ツヤが多い髪を描きなれているからといって、年配の人もツヤが多い髪にするのは不自然になってしまいます。年配になるにつれ、女性はまとめ髪やショートヘアを好むので、対象者の髪型に合わせて描きましょう。
50代以降になると、髪を染めていて自毛の色ではない場合が多くあります。色を塗る際の参考にしてください。
上手に描けないならプロに依頼する方法もあり
お伝えした通り、イラストを描くには多くの工程が必要であり、それぞれコツが異なります。
- 下描き
- ペン入れ
- 色塗り
似顔絵の知識がない人は、全ての工程を上手に描けなくて当然です。上手に描けないときは、プロに依頼する選択もあります。子どもと仲良く並んだ似顔絵、せっかくならプロに依頼してみませんか。
まとめ
親子は年齢差があるので、似顔絵を描くときにコツが必要になります。しかし決して難しいことではなく、「知っているかいないか」だけでも絵が上達する方法です。
とはいえ、全ての工程を自分一人でしようと思ったら手間暇がかかります。手間暇をかけて納得がいくものができればいいですが、絵はそうとも限りません。そこで、プロに依頼して品質の高い似顔絵を残しておく方法があります。
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