長寿祝いのタブー知ってる?マナー&ベストなプレゼントをおさらい
「祖父母の還暦祝い、贈ってはいけないものはある?」
「プレゼントで気をつけることは何?」
このようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、長寿祝いのタブーやマナーについておさらいします。
喜ばれるプレゼントも7つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
長寿祝いとは?
長寿祝いとは、長生きできたこと・健康でいられたことをお祝いすること。
家族でプレゼントを贈ったり、食事会やお祝いの会を開いたりして、これからの健康を祈ります。
区切りのよい年齢や下記のような節目の年にお祝いします。
・還暦(かんれき):60歳、赤
60年で十干十二支が一巡するため、「もとの暦に戻る」ことから。
・古希(こき) :70歳、紫
中国の詩人、杜甫の詩の中の「人生七十古来稀なり」に由来する。
・喜寿(きじゅ) :77歳、紫
喜の草書を楷書にした「㐂」を分けて読むと、七十七のように見えるため。
・傘寿(さんじゅ):80歳、金茶(黄色)
傘の略字「仐」を分けて読むと、八十になるため。
・米寿(べいじゅ):88歳、金茶(黄色)
米の漢字を分けて読むと、八十八になるため。
・卒寿(そつじゅ):90歳、白
卒の略字「卆」を分けて読むと、九十になるため。
・白寿(はくじゅ):99歳、白
百から一を引くと、白の字になるため。
・百寿(ももじゅ)、紀寿(きじゅ):100歳、白
100歳なので百寿(ひゃくじゅ)ともいう。
また、1世紀を生きたことから、紀寿とも呼ばれる。
もともとは数え年でお祝いするものでしたが、近年は満年齢でお祝いすることが増えました。
どちらに合わせるかは家族と相談しましょう。
長寿祝いにタブーな贈り物
長寿祝いにプレゼントを贈りたいと考えている方もいるでしょう。
そこで、お祝いにふさわしくない、タブーな贈り物をご紹介します。
プレゼントを選ぶときは、下記の品物に気をつけてくださいね。
4・9がつくもの
忌み数字の4・9が含まれるものは、「死」「苦」を連想させるため縁起が良くありません。
櫛や、花のシクラメンなどは避けましょう。
また、お菓子などをプレゼントする際は、個数にも気を配る必要があります。
白いハンカチ
ハンカチは漢字で「手巾」と書き、手切れ=別れをイメージさせます。
また、お葬式で故人に白い布をかけることから、特に白いハンカチは縁起が良くないと言われています。
緑茶
緑茶が好きな方は多く、プレゼントとして喜ばれることもあるでしょう。
しかし、香典返しとして使われることが多いため、弔事を連想させることもあります。
地域によっては緑茶の贈り物が喜ばれることもあるため、家族に相談するのがおすすめ。
その場合は、華やかなラッピングや金粉入りなど、お祝いの気持ちが伝わりやすいものを選びましょう。
刃物
刃物はよく切れることから、縁を切る意味も持ち合わせています。
お祝いの席ではふさわしくないと思う方も多いので、絶対的な理由がない限りは避けましょう。
履物・敷物
両親や祖父母の家で「スリッパを新しいものにしてあげたい」「玄関マットをプレゼントしよう」と思う機会もあるでしょう。
しかし、長寿祝いのときはご注意を。
履物や敷物は目上の人を踏みつける意味があり、相手を敬っていないというメッセージになってしまいます。
現金・商品券
目上の人に現金や商品券などを贈ることは、施しとして「これで好きなものを買いなさい」という意味に捉えられ、上から目線な印象を与えます。
贈り物が思いつかないときでも、安易に現金などを贈らず、家族と相談しましょう。
不吉さを連想させる花
一般的に花のプレゼントは喜ばれます。
しかし、さきほど紹介したシクラメン(死と苦を連想させる)や、菊の花(仏花としてのイメージが強い)などは、お祝いにはふさわしくありません。
花を贈るときは花屋さんに相談したり、事前に花言葉について調べたりしておきましょう。
長寿祝いのお祝いマナー
ここでは、長寿祝いのマナーについてご紹介します。
お祝いをするときにはぜひチェックしてみてください。
服装
長寿祝いの際の服装に大きな決まりはありません。
しかし、食事会や家族総出でのお祝いなどでは、だらしない格好などは避けましょう。
ワンピースやシャツなど、いつもより少しフォーマルな服装や、華やかな格好がおすすめです。
お祝いの相場
長寿祝いの相場ははっきりと決まっていません。
ただし、一般的には下記が目安です。
・両親へ:1~3万円
・祖父母へ:5千円~1万円
親戚の中でおおよその金額が決まっていることもあるため、事前に相談すると良いでしょう。
また、祖父母へ豪華なプレゼントを贈りたいときは、両親へ一言相談してください。
両親からしてみれば、子供の自分よりも孫のあなたの方が高価なものを贈ると、顔が立たないものです。
どうしても高価なものを選ぶときは、いとこや親戚同士で出し合うのもアリですね。
プレゼントの熨斗
プレゼントはラッピングしてそのまま渡しても良いですが、熨斗(のし)をかけるとお祝い感がアップします。
事前に準備が必要なため、相手にも前もって用意していたことが伝わりますよ。
表書きは「祝 ○寿」(例:祝 喜寿など)とし、蝶結びの水引を選びましょう。
表書きの下には贈り主の名前を記載します。
4名以上の連名で贈るときは、代表者の名前を中央に書き、左側に「家族一同」「兄弟一同」と書くと良いでしょう。
手紙やメッセージを添えて
プレゼントには、ぜひ手紙やメッセージを添えることをおすすめします。
節目のお祝いなので、両親や祖父母には感謝の気持ちを伝えましょう。
プレゼントだけでも嬉しいですが、心のこもったメッセージは何よりも感動的です。
お祝いの言葉、伝えたい気持ち、そして健康や長寿を願う気持ちを書いて渡しましょう。
長寿祝いに贈りたい!おすすめプレゼント
最後に、長寿祝いにぴったりなプレゼントを7つ紹介します。
何を贈ろうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
似顔絵
誰かに自分の似顔絵を書いてもらう機会は多くありません。
長寿の節目に、ご夫婦や家族との思い出を似顔絵にしてみてはいかがでしょうか?
似顔絵グラフィックスでは、最短3日でも作成可能なため、お急ぎのときにもぴったりです。
リビングなどに飾れば毎日目にするので、楽しかった時間を振り返ってもらえますよ。
上記の作品は、似顔絵グラフィックスに所属している似顔絵師『トマト』が心を込めて書き上げました。
用紙のサイズによっては、大勢のメンバーを書くことにも対応しているので、お気軽にご相談ください。
メッセージ色紙
高価ではなくても、気持ちのこもった贈り物が嬉しいですよね。
普段直接気持ちを伝えることが少ない方は、メッセージ色紙がおすすめです。
お祝いを一緒にしてくれる家族や親戚にも頼めば、記念に残る色紙になりますよ。
レストランでの食事
節目のお祝いだからこそ、いつもは行かないちょっと豪華なレストランでの食事はいかがでしょうか?
自宅での食事会もよいですが、準備や片付けなど気を遣うことも多いはず。
レストランなら、気軽に特別感が味わえて、感動的な雰囲気の中お祝いができますよ。
お酒
お酒好きな方には、ぜひワインや日本酒などを贈りましょう。
記念にいただいたお酒は、自宅で飲んでも楽しめるもの。
お祝いの楽しい気持ちがいつでも蘇ります。
また、お酒と一緒にペアグラスや湯呑などをプレゼントするのも良いでしょう。
調味料
「欲しいものがわからない・前述したプレゼントは贈ったことがある」という方は、調味料セットなどはいかがでしょうか?
年齢を重ねると、毎日の食事にも気を遣うようになります。
同時に、いつも決まったものを購入しがちなので、高価なものや話題のものを試す機会は少ないでしょう。
ヘルシーでおしゃれなドレッシングや、ご当地味噌など、こだわりの調味料を選んでみてください。
普段の食事でも使いやすいため、重宝されますよ。
旅行ギフト
アッと驚くお祝いにしたい方は、旅行ギフトもおすすめです。
前から行ってみたいと言っていた場所や、ふたりの思い出の場所など、ゆっくりと時間を過ごしてもらえる旅行券などを贈りましょう。
また、一緒に旅行に行って思い出を新たに作るのもよいですね。
クルーズ船旅行などは、移動の負担が少なくさまざまな観光地に立ち寄れるのでおすすめです。
花
お祝いに花を贈るのはオーソドックスな印象ですが、とても喜ばれます。
モノを増やしたくない方や、好みがわからないときにも良いでしょう。
フラワーアレンジメントにすれば、お手入れも簡単です。
また、プリザーブドフラワーなど枯れない加工がしてあるものもあるので、長く飾ってもらいたいときにもおすすめですよ。
▶長寿祝いの贈り物には胡蝶蘭が喜ばれます。
長寿祝いには胡蝶蘭がおすすめ?理由とお祝いのマナーをチェック!も合わせてご覧ください!
まとめ|結婚祝いのタブーをチェックしよう!
今回は長寿祝いのタブーやマナーについて紹介しました。
節目のお祝いなので、親や祖父母、家族にとっても思い出に残る1日にしたいですよね。
タブーや気をつけるポイントを事前に確認し、相手に喜ばれるプレゼントを贈りましょう。
家族の長寿祝いに似顔絵グラフィックスの似顔絵をプレゼント!
還暦や古希をはじめとした長寿のお祝いには日頃の感謝を込めて、一生の思い出に残る似顔絵を贈ってみてはいかがでしょうか?