古希祝いはしない方がいいって本当?理由と他の祝い方を解説

「お母さんがもうすぐ70歳だけど、古希祝いはしない方がいいの?」
「古希祝いはしない方がいいらしいけど、できる方法はある?」
還暦祝いから10年が経ち、長寿祝いが本格的に始まる古希祝い。
しかし、「古希祝いはしない方がいい」という噂を聞いたことはありませんか?
人生の節目なのでお祝いしたい気持ちはあるものの、このように聞くとむやみにお祝いするわけにはいかなくなってしまいます。
そこで今回は、なぜ古希祝いはしない方がいいのかの理由をまとめました。
目次
古希は70歳の長寿祝い
古希は70歳の長寿祝い、もしくは、その年齢を指す言葉です。
テーマカラーは紫で、昔は位の高い人にのみ使用が許されていた色です。
つまり、テーマカラーを紫にした理由は、70歳を迎えた方に対する敬意の現れだという考え方もあります。
古希の次は喜寿や傘寿がありますが、古希と同じく紫がテーマカラーと言われています。
「古希祝いはしない方がいい」理由は5つ
古希祝いをはじめ、長寿祝いはしない方がいいという説があります。
長生きはめでたいことで、これからも幸せで健康であって欲しいと、家族や周りの人は思うはずです。
では、なぜ古希祝いをしない方がいいと言われるのか、3つの理由をまとめました。
「早く亡くなってしまう」噂を信じている
「長寿祝いをしたあと間もなく体調を崩した」
「お祝いしたと思ったらすぐに亡くなってしまった」
などの話を聞く場合があります。
古希祝いの時期が近いと関連性を想像したくなりますが、お祝いの席だけが原因とは限りません。
家族が集まって久しぶりににぎやかなときを過ごして疲れてしまったかもしれませんし、たまたま持病が悪化した可能性もあります。
しかし古希を迎えるご本人が「お祝いすると早く亡くなる」ことを強く信じていて、お祝いして欲しくない場合は気持ちを大切にしましょう。
高齢者扱いを失礼だと感じる
心も体も若々しい70歳の方からすると、古希祝いは高齢者の長生きを祝うもので失礼な印象を受ける場合があります。
お祝いしたい側に「これからも若々しく、自分たちの前を走って欲しい」という気持ちがあっても本人が嫌がるのなら、古希祝いは控えましょう。
厄年にお祝いをしてもいいのか不安
70歳は男女ともに厄年にあたるので、にぎやかなお祝いが心配になる方もいます。
70歳になるまで、厄年は神社でお祓いを受けて1年間静かに暮らすという過ごし方をしてきた場合、「古希祝いはしたくない」と思うことがあります。
古希を迎える主役本人が祝うものと言われている
現在、古希の主催者は、一般的に主役の家族や親戚です。
しかし、一昔前は70歳の方本人がお祝いしていたこともありました。
そのため、周囲が気をつかって主催者になることを控えているケースもあります。
主役に「自分が主催したい」という意思があるのなら任せていいですが、とくに希望がない場合は、家族や親戚がお祝いしても問題ありません。
そもそも古希は日本由来の行事ではないため
古希は日本発祥ではなく、中国の漢詩が由来のお祝いです。
杜甫の詩の中に「人生七十古来稀(まれ)なり」という一節が登場していて、この言葉が古希の由来だと言われています。
「人生は短く、70歳まで生きる人間は少ない」という意味の言葉ですが、当時の70歳は、現在で例えると100歳くらいの感覚だったのでしょう。
上記のように、古希は日本由来ではないので、わざわざしなくていいと考える人もいます。
古希を迎えるご本人と相談して決めよう
古希祝いをするかしないかは、最終的に古希を迎える方の意見を尊重しましょう。
家族や周りの人が乗り気でぜひ祝いたいと思っても、本人が嫌がっていては良い思い出になりません。
「古希祝いをしたいけど、こんな方法はどう?」と、本人がお祝いすることに納得して、楽しみにしてくれる内容を提案して決めましょう。
▶古希祝いをしないときは、誕生日としてプレゼントを贈りませんか?
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【厳選】古希祝いのプレゼント8選を男女別にご紹介!
古希祝い以外のお祝いごとも避けるべきか解説
家族一同が集まって盛大な古希祝いをしないと決めても、誕生日のお祝いまで取りやめるわけではありません。
「どうにかして70歳をお祝いしたい」という方は、以下3つの方法を検討してみましょう。
例年どおりの誕生日祝いをする
毎年誕生日を祝う習慣があるのなら、ご本人はいつもどおりのお祝いを求めているのかもしれません。
特別なお祝いでなくても嬉しいという方には、古希祝いを強調せず誕生日を迎えた喜びと、これからの幸せや健康を願うメッセージだけで十分です。
プレゼントだけを贈る
遠く離れて暮らしており、毎年誕生日プレゼントを送って渡すような関係であれば、いつもどおり誕生日に合わせてプレゼントを届けましょう。
日頃会えない分、節目としていつもよりちょっと豪華なプレゼントにしても素敵です。
なかなか感謝を伝える機会が持てず、誕生日も毎年祝うことが難しい状況でしたら、70歳の誕生日に合わせてささやかなプレゼントを贈ってはいかがでしょうか?
古希を迎える方に気をつかわせないアイテムなら、プレゼントを贈る習慣がない場合でも受け取りやすいです。
体力面・精神面での負担が少ないお祝いを選ぶ
古希祝いで食事会を開いたり旅行へ出かけたりすると、日常生活とは違った過ごし方になります。
慣れない場所やにぎやかな空間で主役が疲れてしまうかもしれません。
体調を崩しやすい、人込みは苦手など、古希を迎えるご本人の体力や心のあり方に配慮したお祝い内容にしましょう。
古希を迎える年代の方が喜ぶプレゼント・NGなプレゼント
古希祝いを掲げず、誕生日プレゼントとして贈り物をしてはいかがでしょうか?
日頃の感謝を形にして表す良い機会にもなりますよ。
喜ばれるプレゼントと控えた方がいいNGなプレゼントのポイントを紹介します。
喜ばれるプレゼント
70代の方に喜ばれるプレゼントのポイントは、以下の4つです。
- 美容関連のサポートアイテム
- 家族の思い出を形に残せるもの
- 非日常を体験できる特別なもの
- 趣味や興味のあることに関するもの
古希を迎える方の活動量や健康状態などに合ったプレゼントを選びましょう。
趣味に関するものは専門的な知識が必要になるケースがあるので、あらかじめ「こんなプレゼントを考えている」と本人に相談すると間違いがありません。
避けた方がいいNGなプレゼント
古希を迎えるご本人へのギフトは、以下のものを控えましょう。
- キャラクターグッズ
- 健康サポートグッズ
- お酒
- 縁起の悪さを感じるアイテム
もし古希を迎えるご本人に好きなキャラクターがいたとしても、グッズを手にしたいほどではないかもしれません。
健康サポートグッズは喜ばれるプレゼントでもありますが、健康に心配のある方にとっては皮肉に受け取られる可能性があるからです。
縁起やいわれを大切にする方へは、「苦」「死」「縁切り」をイメージする、くしや刃物などは避けましょう。
古希祝いをしないときでも贈れるプレゼント5選
古希祝いらしさをアピールせず、誕生日プレゼントとして贈って喜ばれるギフトを5種類ピックアップしました。
ファッション雑貨
古希を迎えるご本人が好きな色のマフラーや手袋、ストールなども、冷え込む時期に重宝します。
本人が使っているものよりもやや若向けのデザインを選ぶと、素敵な贈り物になりますよ。
似顔絵
作成似顔絵師:mew mew
70歳をお祝いする記念の似顔絵は、人生の節目である素敵なプレゼントです。
古希を迎えるご本人だけでなく夫婦一緒に書いてもらったり、家族一同で囲んだ作品にしたりすると、そのときの姿を形に残せます。
似顔絵なら好きなアイテムを背景にちりばめることも、衣装や表情の変更も可能です。
上記は、似顔絵グラフィックス所属の似顔絵師mew mewです。
この似顔絵師の作品を見てみる!花束
華やかな花束は、女性へ贈ると喜ばれるお祝いの定番ギフトです。
古希を迎えるご本人の好きな花や色を中心に、フラワーショップで70代の方へ贈ることを伝えて、ふさわしいブーケを作ってもらいましょう。
生花の花束以外に、美しいインテリアとして長く楽しめるプリザーブドフラワーもオススメです。
メッセージ入りのアイテム
一言メッセージをプリントしたお菓子や、ふだんから使うタンブラーなどは、記念になる特別な贈り物です。
- 誕生日おめでとう
- いつもありがとう
- これからも素敵な○○さんでいてください
などのメッセージ入りは、贈る側も受け取る側も心が温かくなりますよ。
趣味のアイテム
趣味や好きなことに関するアイテムは生活の必需品ではないため、購入を後回しにする場合があります。
必要な道具が消耗品なら、プレゼントとして贈るときっと喜ばれます。
ゴルフボールやガーデニンググローブ、絵具や筆など、道具には好みがあるため、必要なものを確認してから用意すると無難です。
古希祝い以外の長寿祝い
古希祝い以降には、たとえば以下の長寿祝いがあります。
- 喜寿祝い・・・77歳のお祝い。『喜び』の略字が七十七と分解できるので、この名前がついた
- 傘寿祝い・・・80歳のお祝い。『傘』の略字が八十と分解できることから、80歳のお祝いが傘寿祝いになった
- 米寿祝い・・・88歳のお祝い。『米』の字を分解すると八十八になることから、この名前で呼ばれている
- 卒寿祝い・・・90歳のお祝い。卒の字の略語『卆』が九十と分解できるので、卒寿と呼ばれるようになった
- 白寿祝い・・・99歳のお祝い。百の字から一を取ると『白』の字になるので、この呼び名になったと言われている
- 百寿祝い・・・100歳のお祝い。ももじゅとも呼ばれる。
もちろん、お祝いは必須ではありません。
ご本人が望んだ場合のみ、ご家族または親戚でお祝いしましょう。
日頃の感謝や健康を願うなら似顔絵プレゼントがオススメ
上記の見出しでも紹介しましたが、古希祝いをしないときの誕生日祝いには似顔絵がオススメです。
日頃の感謝やいつまでも元気でいて欲しいという願いを込めて、古希を迎える方の似顔絵を贈ります。
その際、古希祝いを強調しない似顔絵がポイントです。
あくまでも、感謝の気持ちとますますの活躍を願うという気持ちを込めた作品であると主張した方がいいでしょう。
そのため、紫のちゃんちゃんこ姿は避けた方が無難です。
いつもの服装でご本人らしく書く
作成似顔絵師:はるてる
古希を迎えるご本人が気に入っている服装や、いつもの見慣れた服装をキャンバスに書いています。
感謝と幸せを願うメッセージが入っていて、祝福の気持ちが伝わります。
上記の作品は、似顔絵グラフィックス在籍の似顔絵師・はるてるが長寿祝いに書いた作品です。
古希祝いらしさを抑えつつ、感謝の気持ちを伝える参考になりますよ。
はるてるが手掛けたその他の作品は、以下のバナーからチェックしてくださいね。
▼似顔絵グラフィックス・はるてるの作品サンプルページ▼
似顔絵師の作品を見てみる!
この日だけの特別な衣装で書いてもらおう
作成似顔絵師:エース
長寿祝いによく着られているちゃんちゃんこですが、「恥ずかしい」と言って着ない方も多いです。
主役が恥ずかしがって着ないときは、ぜひ、似顔絵の中で着てもらいませんか。
似顔絵師は、普段着の写真を見ながら、ちゃんちゃんこを着た似顔絵に書きかえてくれます。
この似顔絵師の作品を見てみる!コミカルな雰囲気で記念に残そう
作成似顔絵師:ひでお
自分自身がモデルになったコミカルなイラスト作品は、もらう機会が少ないです。
お祝いを機に、ユーモアたっぷりの似顔絵作品をプレゼントしてみてください。
家族一同の笑顔で祝福を表そう
作成似顔絵師:川上奈々
家族一同で集う盛大な古希祝いにかわって、キャンバスの中に集合して主役を囲んだ記念の一枚です。
似顔絵師は真顔を見て笑顔をイメージしながら似顔絵が書けるので、全員が笑顔で祝福する作品に仕上がります。
上記の作品は似顔絵師・川上奈々が手掛けた家族一同の作品です。
さらに作品を知りたい方は以下のバナーからご覧ください。
▼似顔絵グラフィックス・川上奈々の作品サンプルページ▼
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まとめ|古希祝いをしない場合は誕生日プレゼントを贈ろう
「古希祝いをしない方がいい」と本人が強く思うときは、古希を掲げてお祝いすることは控えましょう。
そのかわりに70歳の誕生日を祝ってもいいか尋ねて、OKであれば負担のかからないお祝いをします。
プレゼントを渡すだけでも問題ありませんし、お祝い自体が難しければ翌年の誕生日をいつもより豪華に祝う方法もあります。
感謝の気持ちや今後の健康と幸せを願って、メッセージ入りの似顔絵を贈っても素敵です。
似顔絵グラフィックスには長寿祝いの作品作りをした似顔絵師が多数所属しているので、きっと好みのテイストが見つかります。

家族の長寿祝いに似顔絵グラフィックスの似顔絵をプレゼント!
還暦や古希をはじめとした長寿のお祝いには日頃の感謝を込めて、一生の思い出に残る似顔絵を贈ってみてはいかがでしょうか?