【初心者必見!】似顔絵イラストで髪の毛を上手に描くテクニック!
似顔絵を描けるって素敵なことですよね。
ちょっとした短い時間でクロッキー的にサッと似顔絵イラスト描いて友達にプレゼント、なんて出来たらとても素敵ですよね!
しかしいざ似顔絵を描いてみるとこれが結構難しい、全然似ていない、そんなことが本当によくあります…。
しかしちょっとした工夫とコツ・ポイントを押さえるだけで似てしまうのが似顔絵なんです。
今回は似顔絵を描くにあたってのコツの中で、髪の毛や髪型全体に焦点を当てて詳しく解説していきます!
目次
似顔絵イラストで髪の毛を描く時のコツとは?
髪の毛や髪型って描くのは案外難しいんです。
似顔絵に限らず、イラストや人物デッサンでも同じことが言えます。
似顔絵に限った場合や髪の毛の長い人の場合は髪の毛のツヤベタ(白のハイライトで髪の毛の流れに沿って)をどこに乗せればいいのか。
どういう流れに乗せればいいのか、コツがわからないのでどうしていいか迷ってしまいますよね。
似顔絵が上達するまでに誰もが通る道です。
あるいは、おじいちゃん・おばあちゃんで髪の毛が少ない方の場合は髪の毛を散らかした感じで描くのは出来ても、頭の輪郭・全体の形を捉えないといけないですよね。
これがコツをつかんでいないと案外というかかなり難しい笑
そんな似顔絵を描く際のコツとして両方の悩みに共通する点は、髪の毛の部分ごとのパーツに心が捉われてしまっているからなのです。
昔の人が素晴らしい言葉を残しています。「木を見て森を見ない」という言葉です。全体像が捉えられてないと言い換えていいでしょう。これは似顔絵を描くコツとしては教訓にしていいかもしれません。
まず最初のコツは、顔のパーツごとに捉われるのではなくモデルさんの顔の全体像を大きく捉えることがコツです。そこから始めてみてください!
順番に解説していきます!
髪の毛や輪郭の形を見極めて捉えることが似顔絵を似せるコツ!
顔に特徴がない普通の顔の人の場合、髪型や輪郭で特徴を捉える=似せる必要があります。
つまりシルエット=アウトラインとして全体の形が似ているかどうかも、似顔絵のレベルを上げる要素でもあります。
ボリュームのある人、毛量が少ない人を見極める
似顔絵を似せるコツとして一番重要かもしれない要素は、モデルさんの顔の全体を把握して捉えることです。
その際にもっとも重要なパーツは輪郭と髪型です。この2点を踏まえれば、目・鼻・口を描いていなくても、黒塗りのベタで塗りつぶしても、あごの形や髪型の線でこのモデルさんはあの人を描いたんだなとなっていきます。
その人を知っている人は自分の中にあるモデルさんのイメージ図と重ね合わせようとするので認識できるようになります。
つまり良く似ているなと見た人が思うわけです。
例えば髪型がポニーテールの女性を描く場合、顔の後ろからピョンとはみ出た髪の毛を描きますよね。
反対に、ツーブロックの髪型のスポーツ選手を描く場合、ロン毛の髪型では描きませんよね。
そのくらい髪の毛の形、髪型というものは第一印象を左右する重要な要素になります。
輪郭も含めたアウトラインで形を捉える
上記の髪型を捉えた上で髪型のアウトラインの線は、そのまま輪郭へと繋がっていきます。
輪郭を捉える際には描き手によっては順番が異なると思います。
先に輪郭を捉える、円形・楕円形・縦長長方形・三角形・逆三角形で輪郭全体を捉えるという技法があります。
そして捉えた輪郭の上に髪型を「乗せる」という手法がメジャーです。
捉えた輪郭と髪型を合わせることで、モデルさんの顔の形+髪型の形が出来上がり、シルエット=アウトラインとしての顔の大枠が出来るわけです。
輪郭を球体と捉えて、髪の毛はその上に大きく乗せる
輪郭に髪型を「乗せる」という表現をしましたが、これは実際に描いてみると実感出来ます。
髪の毛には毛量という言葉があります。美容院さんなどに行くと「毛量が多いですね」と言われた経験があるかと思います。
逆に「かなり薄くなってきましたね…」と言われたこともあるでしょう。
この美容院さんで何気なく話される内容が似顔絵を描くコツとしてとても重要なんです。
例えばボブカットの女性がいたとします。髪型の輪郭を捉える際、頭の頭頂部を意識して線を描く場面があると思います。
その時に頭頂部の線と、前髪の生え際・前髪・おでこ・眉毛までの距離を意識して捉えると、毛量の有無を表現することに繋がっていきます。
この頭頂部の線がおでこ・眉毛との距離が短いほど輪郭が見えている=毛量が少ないということになります。
髪の毛の流れや質にこだわる
髪の毛の流れにこだわる=生え際、つむじから髪の毛は流れる
さて髪型と輪郭の全体像を上手く捉えられたら、ようやくお待たせしました!髪の毛の描き方です。
自分の髪型を、髪の毛を触ってみてください。頭のところからたくさんの毛が生えていると思います。
しかしどれもが一様に同じ方向に流れている人はなかなかいないと思います。
髪型が七三分けだったとしても三割は逆方向に流れているはずです。
センター分けの男性なら、眉間・鼻の線を中心線として左右に流れているでしょう。ロングの女性で前髪を作っていない方なら同じように中心線から分かれているでしょう。
このように髪型には流れというものがあります。この流れが髪の毛を上手に描く上で重要です。
フロント、中央、サイド、もみあげ、バック、襟足。生え際だけでもこんなにあります!
では人間の頭にはどれだけの髪の毛の流れがあるのでしょうか。
- フロント
- サイド
- 揉み上げ
- バック
- 襟足
こんなにあります。
順番に説明していきます。
・フロント
前髪の部分です。おでこを出す髪型の方は根元まで切っていると思います。前髪を作っている方は前頭葉くらいまで前に流れるようになっています。
・中央
頭頂部あたりを指します。センター分けの場合はここを中心にして左右に髪の毛を流します。この部分の毛量が減っていくと、世間一般的には「あの人は毛量が少ない」と定義されるようですね!
・サイド
揉み上げよりも上の部分です。ご高齢の男性を想像してください。落ち武者さんでもOKです。髪の毛が下に流れてますよね。この部分です。
揉み上げ:耳と目の間にある部分です。男性の場合は揉み上げを落とす髪型が主流で、女性の場合は伸ばしてロングの一部にしたり少し短めで残して触角としたり表現は色々ありますね。
・バック
こちらもサイドと同様にご高齢の男性か落ち武者を想像してください。サイドと繋がる部分になりますね。
襟足:字の通り、服の襟に髪の毛が掛かる部分です。サイドよりも下にあります。男性の場合は刈り上げする部位でもあり、女性の場合は襟足を残してロングに繋げますね。
「髪の毛の生え際を全部把握するなんて、難しくてやってられない!」という方、ご安心ください。
これから似顔絵を描くキャンバスは、1枚のケント紙かサイン色紙だと思います。二次元です。
「見えている部分だけ」描けばOKです!
しかしながら、見えない・見えてない部分はどうなっているのか、見えている部分との繋がりを想像だけはしておいてください。
そうすると見えている部分との関係性が理解できると思います!
これらの生え際で共通するのは、毛根から毛先に向かって髪の毛が流れているという点です。
短髪の男性の方では流れを想像しにくいですが、ロングの女性の方ならば流れは見えるはずです。
まずはこれを意識してみてください!次項の髪の束感とツヤの話に繋がっていきます!
髪の毛の束感、髪の毛のツヤ、髪の毛の色で似せる
髪の毛の流れを理解出来ましたでしょうか?難しいですね!
理解出来た上で、次に出てくるのが下記3点です。
- 髪の毛の束感
- 髪の毛のツヤ
- 髪の毛の色
髪の毛の束感:これは前述の生え際の部位から出てくる髪の毛は束になっているとイメージしてください。そうすると髪の毛の流れがより鮮明に見えてくると思います。
髪の毛のツヤ:束感を理解した上で流れが見えてその流れに沿って髪の毛が照明での照り返しで光っていると思います。それがツヤです!
その光っている部分を残して黒筆ペンで塗りつぶしていくとツヤベタの完成です!これが表現できるようになると上手くなった気がすごいします笑
似顔絵の初心者の方がまず最初に心奪われてしまう、木を見て森を見なくなってしまうのは、このツヤが原因ですね!
髪の毛の色:極端に言うとモデルさんが黒髪なのに金髪にしてしまったら別人になってしまいます。
しかし黒髪の人が若干の茶髪にしていると読み取れた場合はどうしましょうか。
この部分もしっかりと茶色と黒色を混ぜて表現すると、より似顔絵としての完成度が上がります!
揉み上げにもこだわる
揉み上げもしっかりと描くことが似顔絵をより似せるためには重要です。
揉み上げが耳にかかっているのか、刈り上げてあるのか、あごひげと繋がっているのか、そこまで見極めてしっかり描きます。
正面構図の場合でも正面から見える部分を正確に特徴を捉えて描きましょう!
具体的な似顔絵の髪の毛の描き方のコツをざっと説明しましたが、難しいですよね。
実際ここまで考えて描いているんだなと思われた方。どのように練習すればいいかご提案しておきます!
・練習方法1
輪郭を捉える=赤ちゃん・子供・お年寄りを描いてみる。
※輪郭=骨格が理解できます
・練習方法2
髪の毛の流れやツヤベタ=黒い髪の長いロングの女性を描いてみる。
※髪の毛を染めている女性は白いハイライトが見えにくいので黒髪の方がおすすめです。
輪郭と髪の毛・髪型は密接な関係にあります。
いざ実際に描いてみるときっと発見があると思いますよ!是非お試しください!
顔全体の位置関係から髪型を捉えて似せていく
髪の毛は似顔絵全体の一部と髪の毛と輪郭の関係性に触れましたが、それ以外のパーツである目や眉毛・鼻・耳・口など顔のパーツとの位置関係も重要です。
今回は目・眉毛と髪の毛の関係性を捉えるコツに絞って触れていきます!
前髪とまゆげ、目との位置関係
髪型と輪郭の形を捉えた後、前髪・おでこと目の位置関係が上手く描けていると似顔絵の似ているレベルがグンと上がります。
前髪がパッツンになっている・おでこが広い・狭いという特徴を捉えることで、その次に下に続く眉毛・目の垂直の位置関係も見えてきます。
揉み上げと、耳と、目の水平の位置関係
前髪とおでこから垂直方向の位置関係を捉えていくと、次は自然と眉毛・目と耳・揉み上げの水平方向の位置関係も捉えられているはずです。
ここでモデルさんをもう一度見て、顔の中心線を出して輪郭・髪の毛・前髪・眉毛・目・耳などを垂直水平で位置調整すると、より似ている似顔絵になっているはず!
ここまで来ればモデルさんの特徴は捉えられたといってもいいでしょう!
髪の毛の長い女性の場合は、ボブカットなのかショートボブなのか
細かいことですが、髪型の特徴は必ず正確に捉えるようにしましょう。
なぜなら似顔絵全体における髪の毛パーツの割合は3割は占めています。
男性・女性・おじいちゃん・おばあちゃん・子供や赤ちゃんの場合などなど、それぞれみんな髪型は異なるはずなので似せる努力をしましょう!
まとめ:似顔絵グラフィックスの絵師さんは髪の毛を描くコツを極めたプロ!
いかがでしたでしょうか。
今回は似顔絵における髪の毛を描くコツをお伝えしました。
一言で髪の毛と言ってもその表現技法は非常に奥深く、しっかり描き込めば似顔絵の似ているレベルが大きく上がります。
似顔絵グラフィックスの絵師さん達は、モデルさんの特徴を捉えるコツを極めたプロフェッショナル集団です。
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