【古希祝い】服装はどうする?主役・お祝いする方双方の伝統とマナーを解説
古希を祝う際の伝統的な服装として、主役の方は「紫のちゃんちゃんこ」と言われています。
ただし、現在はお祝いする側・祝われる側ともに伝統にこだわらない傾向があり、ご本人の好きな服装で問題ありません。
お祝いする側も、TPOに応じて服装を選ぶことが重要です。
服装やプレゼントの選択に悩んだら、周囲に相談してみてくださいね。
この記事では、古希祝いにおける服装について解説します。
目次
古希祝いの伝統的なテーマカラーは「紫」
古希は古くから高貴な色とされる「紫」がテーマカラーです。
たとえば、聖徳太子が定めた「冠位十二階」の制度では、紫が最上位の位階を表す色とされています。
その昔、紫は位の高い人にだけ許されていた色だったのです。
かつては70歳を迎えることがまれでした。
そのため、長生きしている方への敬意をこめて、尊いイメージのある紫がテーマカラーとなったのではないでしょうか。
▶以下の記事では古希祝いのプレゼントをご紹介しているので、合わせてご覧ください!
【厳選】古希祝いのプレゼント8選を男女別にご紹介!
古希を迎える方の服装は「紫色のちゃんちゃんこ」が伝統的
【似顔絵グラフィックス】
ちゃんちゃんことは、もともとは子ども用の袖なし羽織のことを指しています。
「ちゃんちゃん」「でんち」「さるこ」などとも呼ばれます。
ちゃんちゃんこそのものが縁起の良い物と位置づけられていますので、長寿のお祝いではよくプレゼントされているのです。
古希祝いの前のお祝い、60歳の還暦祝いでは「60歳で干支が一周して生まれ変わる」という意味があります。
そのため、子どもが身につけるちゃんちゃんこをまとう風習がありました。
還暦のちゃんちゃんこは赤色です。
上記の流れで、古希にも身につけるようになったのではないかという説もあります。
伝統的な服装にこだわらなくてもよい
かつては「紫のちゃんちゃんこ」という伝統にちなんでちゃんちゃんこを用意するのが一般的でした。
現在は伝統やマナーにこだわらない方が増えています。
また、ちゃんちゃんこは恥ずかしいと思う方もいるようなので、着るかどうかはご本人に確認するのがよいでしょう。
上記は、似顔絵グラフィックスに所属しているHARUが書き上げた似顔絵です。
古希祝いのプレゼントに似顔絵を贈るときは、衣装を紫のちゃんちゃんこにしてもらえます。
参加者の服装はTPOに合わせて考える
お祝いする側の服装は、誰の古希祝いで、どこでお祝いの会を行うのかによって考えましょう。
たとえば、お祝いされる方の自宅で両親あるいは祖父母の古希祝いを行う場合、フォーマル過ぎる服装で参加すると「改まりすぎ」と思われてしまうかも。
反対に上司の古希祝いだったり、高級ホテルなどで会食をしたりするなら、フォーマルな服装で参加することがベターです。
自分の家族・親戚の古希祝い
自分の家族や親戚のお祝いなら、かしこまる必要はありません。
お祝いの場が高級ホテルでないなら、カジュアルすぎないお出かけ用の服装でOK。
ただし家柄や家庭ならではの習わしがあるかもしれません。
気になる方は、一緒に参加する家族や親戚と相談してみると良いでしょう。
配偶者の両親の古希祝い
お祝いする相手が配偶者の両親なら、セミフォーマル程度の服装がオススメ。
頻繁に会う間柄など、お互いに気がねないと思えるのなら、家族の古希祝いに近い服装でも問題ありません。
古希を迎える本人からの印象も大事ですが、めったに会わない親族が同席するなら、その方からの見え方も注意したいところ。
よほど気心知れた人だけでお祝いするのでなければ、カジュアルすぎる服装は避けるのが無難です。
上司・恩師の古希祝い
上司の場合、仕事帰りに同僚とお祝いするのであれば普段の通勤服で問題ありません。
恩師の場合は、お祝いが行われる場を確認して、TPOにに合う服装を選んでください。
おめでたい場ではありますが、あまりに派手な服装で行くと、主役よりも目立ってしまうかも。
あくまで主役は古希を迎える方ですから、ある程度控えめの服装で行くようにしましょう。
悩んだらこれ!オススメのコーデ例
自宅でのお祝いなら普段の装いに近い、きれいめのカジュアルスタイルで問題ありません。
しかし、レストランなど少し改まった場に行くときは服装に悩みますよね。
上記の方向けに、お祝いの席になじむ無難な鉄板コーデをご紹介します。
男性はスーツに明るめのネクタイが◎
ダークな色合いのスーツに、白のワイシャツを合わせます。
ネクタイは柄物もしくは明るめの色合いが無難です。
靴は黒の革靴が一般的。
高級なホテルやレストランなどでの会食にも対応しやすいですね。
女性は派手すぎない華やかコーデが◎
夏でなければジャケットにひざ丈のスカートを合わせるのが無難。
靴は少しヒールがあるデザインなら、フォーマル感があって良いでしょう。
上下黒のスーツを着るなら、インナーで華やかにするのがオススメ。
たとえば、フリル付の白いシャツや淡色のインナーを使うと華やかに見えます。
和装の場合はカジュアル過ぎない小紋柄の着物がオススメ。
帯は「花矢の字結び」など、お祝いらしい結び方ができると、なお良いでしょう。
弔事を思わせる服や派手過ぎる服はNG
お祝いする側の服装として避けるべきなのは、リクルートスーツやブラックフォーマル。
お祝いの場には似つかわしくなかったり、弔事をイメージさせたりする可能性があります。
また、主役より目立つ、派手すぎる服装で参加するのはNG。
明るい服装でも良いですが、主役がかすまないよう注意してコーディネートしましょう。
フォーマルな雰囲気を壊さない!品のある贈り物10選
フォーマルな雰囲気を保ちつつ、相手に喜んでもらえるプレゼントをご紹介します。
心温まる贈り物で、特別な日をより特別なものにしましょう。
ティータイムセット
古希を迎える方には、上質な茶葉や美しいティーセットが喜ばれるでしょう。
リラックスタイムを楽しむのにぴったりです。
緑茶・ほうじ茶・紅茶など好きな茶葉に合わせて、一緒に楽しめるお菓子も同封するといいですね。
自宅でお祝いする場合は、その場で開封して、家族や親族と一緒に楽しめるでしょう。
上質なワインやお酒
おいしいワインやお酒は、お祝いの席をより特別なものにします。
上質なボトルを贈って、素敵なひとときを楽しんでもらいましょう。
ワインはさまざまな味のものがありますので、本人の好みに合わせて選べるとベストですね。
また、店舗によってはラベルに「古希祝い」などの文字入れや名前入れをしてくれます。
より記念品らしさが際立ちますので、検討してみてもいいのではないでしょうか。
記念写真アルバム
古希祝いでは、これまでの思い出を振り返るのも楽しい時間。
手作りのアルバムで、大切な瞬間をまとめてあげましょう。
紙のアルバムで手作りするのもすてきですが、スマホやタブレットからオーダーメイドでアルバムを作成することもできます。
デジタルなら写真を印刷する手間がなく、家族や親族から手持ちの写真を集めてアルバム化するのも簡単です。
上記のサービスを活用しても良いですね。
健康をサポートするグッズ
古希を迎えて、これからも元気でいてほしい方には、健康を気づかうプレゼントも喜ばれます。
健康に良いアイテムや、コリをほぐしてくれる、心地よいマッサージ機器などがオススメです。
デジタル機器の取扱いに慣れていない方もいると思いますので、簡単な操作で扱えるものがいいでしょう。
体力をつけたい方にはフィットネス効果が期待できるグッズなど、ご本人の要望や思いに合わせて選んであげてくださいね。
食材セット
グルメな方には、高級な食材セットが喜ばれます。
トリュフオイルや特別な調味料、珍しい食材が入ったセットなどがおしゃれです。
食べ物の好みがよくわからない方に食品を贈りたい場合は、カタログギフトを選択する手段もあります。
本人や家族が食べたいものを後から話し合って選べますし、食品の日持ちを考えなくてよい点もメリットです。
状況によってベストな贈り方を選択できると良いですね。
オリジナルアクセサリー
オリジナルのアクセサリーは、特別な日を象徴する素敵なプレゼントとなります。
プレゼントが名前や記念の日付を刻印したアクセサリーだったら、感動しますよね。
ネックレスや指輪など、ご本人が身につけやすいものを選んであげるといいでしょう。
体験ギフト券
新たな経験をするための体験ギフト券は、喜ばれること間違いなし。
料理教室やスパ、アートワークショップなど、興味があるものを選びましょう。
ご本人が「やってみたかったけれど、一人で行くのは勇気がない」というなら、贈り主が一緒に、2人で体験できるように手配してあげるといいですね。
一緒に体験したことをきっかけとして新しい趣味になるかもしれません。
贈り主と共通の趣味として、今後一緒に楽しめるようになるでしょう。
いずれにしても、贈り主、贈る方のきずなが深まる贈り物になるはずです。
香りを楽しむアロマ・キャンドル
上品な香りが広がるアロマ・キャンドルは、プレゼントとしてオススメです。
贈り物としても喜ばれるアイテムです。
ただし、一人暮らしの方は火災などの可能性が心配な贈り物でもあります。
火災になりにくい電動のアロマディフューザーを贈るなど、安全にも配慮するようにしましょう。
特別感のある会食
人気のあるレストランでの贅沢な食事体験は、古希祝いに相応しいプレゼントです。
特別な日を美味しい料理で祝福しましょう。
お祝いの日に家族、みんなで楽しむのも良いですし、後日ご夫婦などで行けるように手配してあげるのも良いでしょう。
お祝いでないとなかなか足を運ばないようなお店に行ける経験は、思い出に残ります。
アート作品
芸術好きな方には、美しいアート作品が喜ばれます。絵画や彫刻、手作りのクラフト作品など、お好みに合わせて選びましょう。
また、オリジナルの似顔絵や似顔絵ポエムを贈るのもオススメです。
古希を迎える方のやわらかい表情をとらえて、芸術作品として飾れる作品に仕上げてもらえます。
インターネットから写真で注文できるサービスもありますので、似顔絵師のいる場所に連れていく必要はありません。
また「お祝いではちゃんちゃんこを着てもらわないけれど、似顔絵の中でだけ着せてほしい」などの要望にも応えてもらえます。
▶オンラインでオーダーできる「似顔絵グラフィックス」で人気の絵師も参考にしてください。
世界に一つの似顔絵を贈る「似顔絵グラフィックス」
【似顔絵グラフィックス】
時間がない方、本人にバレずにサプライズとして準備したい方には、似顔絵師の作品を贈れる「似顔絵グラフィックス」がオススメです。
プレゼントがマンネリ化している、もっとオリジナル感があってメッセージを伝えたいというときにも、世界に一つの似顔絵で特別感を演出できます。
プロが書くクオリティの高い作品が8,580円(税込)から注文可能です。
多くの似顔絵師からオーダー先を選べるので、ご本人が喜びそうな絵のタッチを検討できます。
「顔の特徴を強調しすぎるのは嫌」
「色味が温かいものがいい」など、
好みに合わせて選んでみてくださいね。
上記の似顔絵は、似顔絵師・SINの作品です。
似顔絵師の作品を見てみる!
まとめ:古希祝いの服装をチェックしよう!
古希祝いにどんな服装で参加したら良いのか悩んだら、両親や年上の親族、友人に相談するのがいいでしょう。
1人で悩まずにじっくり検討し、あなたらしい服装でお祝いしてくださいね。
家族の長寿祝いに似顔絵グラフィックスの似顔絵をプレゼント!
還暦や古希をはじめとした長寿のお祝いには日頃の感謝を込めて、一生の思い出に残る似顔絵を贈ってみてはいかがでしょうか?