傘寿祝いのマナーとは?贈り物やメッセージのタブーを解説
傘寿祝いにはどのようなマナーがあるか、知っていますか?
傘寿祝いを喜んでもらいたいなら、マナーを把握しつつ主役への思いやりを大切にしたプランを立てたいですね。
とくに家族内でのお祝いなら、堅苦しく形式にとらわれる必要はありませんが、相手をモヤモヤさせない最低限のマナーは大事です。
この記事では、傘寿祝いのマナーや、贈り物のタブーについて解説します。
目次
傘寿は80歳のお祝い
傘寿祝いとは、80歳を祝う日本の伝統的な長寿祝いです。
80歳を迎えた家族や友人の長寿を祝い、感謝と敬意を込めて、家族や友人が集まります。
ささやかなパーティーを開いたり、贈り物を贈ったりすることで、人生を振り返り、これからの健康と幸せを祈る行事です。
「傘寿」と呼ばれる理由は傘の字が由来
傘寿という名称は、漢字の「傘」の字から来ています。
傘」は、略字で書くと「仐」。
これを分解すると「八十」に見えることから、80歳の祝いを「傘寿」と呼ぶようになりました。
漢字を用いた洒落のようなもので、他の長寿祝い(還暦、古希、喜寿など)と同様、日本の文化や言葉遊びに根ざしています。
傘寿をお祝いする時期
傘寿祝いは通常、80歳を迎える年の誕生日やその近くの日に行われます。
ご本人の誕生日に都合が合わない場合は、前後しても構いません。
また、お正月や家族が集まる他の機会に合わせることも一般的です。
家族や友人が一堂に会する日を選び、全員で温かくお祝いすることが大切です。
家族の予定を事前に確認するのがマナー
傘寿祝いはお世話になった人たちが集まって行いたいもの。
とくに、主役が会いたがっている人は集めてあげたいですね。
そのためにも、家族の予定を事前に確認して、合わせた上で計画を練るといいでしょう。
お祝いに参加したい親族には、日程が決まる前に連絡を取ることもマナーです。
傘寿祝いに贈るプレゼントの相場
傘寿祝いに贈るプレゼントの相場は、一般的に5,000円から30,000円。
しかし、贈る相手との関係性や、贈る側の経済状況によって変わります。
以下が、一般的な関係性別の相場です。
・両親:1万円~3万円程度
・祖父母:1万円~2万円程度
・その他お世話になった方:1万円程度
相場はあくまで目安で、相手との関係性やパーティーの予算、贈り物の内容に応じて変わります。
家族や友人と連名でプレゼントを用意することもあるので、その際は1人あたりの予算が変動するでしょう。
【傘寿祝いのマナー】避けるべき贈りもの
傘寿祝いのマナーとして覚えておきたいのが「避けるべきアイテム」。
以下は、一般的に長寿祝いとしてふさわしくないと言われているアイテムです。
刃物
切ることを連想させるため、縁を切る意味に捉えられることがあります。
ハサミや包丁を贈るのはマナー違反です。
ハンカチ
ハンカチは「手巾」と書き、「手切れ」を連想させるため、避けるのが一般的です。
櫛(くし)
櫛の読みが「苦」と「死」を連想させるため、マナー上不吉と言われています。
日本茶
香典返しでよく用いられるため、弔事をイメージさせることがあります。
同様に、菊の花もマナー上NGです。
老眼鏡や杖
相手がご年配であることを強調するアイテムは、避けるべきと考えられています。
長生きを祝い、元気でいることをたたえる日ですから、年寄り扱いするよりも若々しくいられるためのアイテムを選びましょう。
▶傘寿の贈り物は以下の記事も参考になります。
80歳を祝う傘寿祝い、どんなプレゼントがおすすめ?喜ばれる贈り物例を男女別で解説 – 似顔絵グラフィックス
傘寿祝いに贈るメッセージのマナー
傘寿を迎える大切な人に心からお祝いの気持ちを伝えるためには、丁寧で温かみのあるメッセージが欠かせません。
ここでは、傘寿祝いに贈るメッセージのマナーについてご紹介します。
適切な伝え方と避けるべきNG文言を知っておくことで、相手に喜ばれる素敵なメッセージが贈れます。
ポジティブな表現を使う
傘寿祝いのメッセージは、感謝や尊敬、健康への祈りなどを盛り込むことが大切です。
以下に、ポジティブな表現の例をご紹介します。
感謝の言葉
「いつも家族を支えてくださってありがとうございます」といった、感謝の言葉は喜ばれます。
自身の存在を尊ぶ人がいることは、長生きの支えになるでしょう。
尊敬の気持ち
「あなたの生き方を、いつも尊敬しています」といった言葉もうれしいものでしょう。
長い人生の中でさまざまな経験をしてきた相手を敬う気持ちが伝わります。
健康を祈る言葉
「これからもずっとお元気でいてくださいね」と、健康を祈る言葉もシンプルでいいですね。
相手を大切に思う気持ちをこめて伝えましょう。
思い出を共有する言葉
「一緒行った楽しい旅行のこと、今でも鮮明に思い出されます」など、思い出に絡めるのもよいです。
楽しかった思い出を一緒に思い出すことで、今後も一緒に出掛けたいといったモチベーションにつながります。
未来への希望を伝える
「これからも家族みんなで過ごす時間を大切に、笑顔で過ごしましょう」など、未来にまつわる言葉で締めるのがおすすめ。
お祝いがゴールではなく、これからも家族や友人とのかかわりが続くことを実感できます。
NG文言はマナー違反
傘寿祝いのメッセージでは、相手の気持ちを考慮して避けるべき表現があります。
以下の文言は避けるようにしましょう。
ネガティブな言葉
「病気」「老いる」「死」などのネガティブな言葉は避けます。
たとえ何かの病気で闘病中であっても、メッセージには入れないようにしましょう。
過度になれなれしい表現
相手に対する尊敬の気持ちを忘れずに、礼儀正しい言葉づかいにしましょう。
フランクなお祝いの場であっても、年上の相手への敬意は大事です。
曖昧な表現
「まあまあ元気で」といった曖昧な表現はNG。
「いつまでも元気でいてくださいね」と、すっきり言い切りましょう。
過去のつらい出来事に触れる
離婚や死別など、つらい経験をしてきた方もいるでしょう。
ただし、お祝いのシーンでその話題に触れるのはNG。
明るいエピソードを含めるように意識してください。
不適切なユーモア
相手が不快に感じる表現はマナーに反します。
長生きの年齢ではありますが「もう年だね」「長くないね」など、不快にさせる表現はNGです。
以上のポイントを参考にして、義父に喜ばれる素敵な傘寿祝いのメッセージを贈りましょう。
心からの感謝と祝福を伝えることで、より絆が深まることでしょう。
▶メッセージについては以下の記事も参考になります。
80歳を祝う傘寿祝いに感動的なメッセージを贈ろう!喜ばれる文例を関係性別で解説 – 似顔絵グラフィックス
プロに任せて記念の贈り物をするなら「似顔絵」がおすすめ
作成似顔絵師:たいち
傘寿のマナーはたくさんあり、贈り物やメッセージの内容を考えるのも大変です。
大変なときにおすすめなのが、プロによる似顔絵作品を贈るアイデアです。
インターネットでオリジナルの似顔絵をオーダーできる「似顔絵グラフィックス」なら、似顔絵にメッセージを入れて制作してもらえます。
プロの似顔絵師は長寿祝いのメッセージ作成にも慣れています。
そのため、マナーに配慮したメッセージを相談しながら作成してくれるはずです。
上記の作品は、似顔絵グラフィックスに所属しているたいちの作品です。
この似顔絵師の作品を見てみる!家族がそろった連名で贈る似顔絵も◎
作成似顔絵師:kai
メッセージ入りの似顔絵で気になるのは価格ですが、似顔グラフィックスならリーズナブルな価格帯から注文できます。
家族や友人同士の連名で贈るなら、少し大きい似顔絵や家族全員の顔を入れた似顔絵でも、1人当たりの予算は抑えられるでしょう。
注文から最短3日で発送されるため、期日が迫っているケースも相談可。
気になる似顔絵師を見つけたら、期日や制作可能な似顔絵作品について確認してみましょう。
上記の似顔絵は似顔絵師・kaiの作品です。
この似顔絵師の作品を見てみる!まとめ:傘寿祝いを贈るときはマナーに配慮しよう
傘寿祝いは、80歳を迎える方への感謝と敬意を示す大切な機会です。
由来や適切な時期、プレゼントの選び方を理解することで、心温まるお祝いを演出することができます。
プレゼントの相場は5,000円から30,000円が目安ですが、何よりも相手のことを考えた選び方が重要です。
また、長寿祝いにふさわしくないアイテムを避けることで、より気づかいを示すことができます。
家族や友人と共に、楽しいひと時を過ごして、これからも健康で幸せな日々を送れるよう、心からのお祝いをしましょう。
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