【ケース別に解説】結婚祝いは誰のもの?ご祝儀の使い道と内祝いのマナー
「結婚祝いやご祝儀は誰のもの?分け方を知りたい」
「ご祝儀を生活費や貯蓄にまわしてもいい?」
結婚祝いとしていただいたご祝儀は、結婚式の費用として使うのが一般的です。
ですが、親の援助を受けるため、ご祝儀を結婚式の費用にまわす必要がない方もいますよね。
結婚式の費用にまわす必要がない場合、ご祝儀をどのように使えばよいのでしょうか。
そもそも、結婚祝いは誰のものなのか疑問に思っている方もいるでしょう。
ご祝儀の取り扱い方は、地域や両家の考え方によって大きく異なるため、正解はありません。
そこで、一般的な結婚祝いの使い道について紹介します。
内祝いのマナーも解説しますので、この記事で結婚祝いに関する疑問を解消してください。
目次
結婚祝い・ご祝儀は誰のものなのか?
結婚祝いのご祝儀は、「結婚式の費用を支払った人のもの」と考えられています。
新郎新婦が負担した場合は、2人のもの。
両家の親が負担した場合は、両親のものになります。
ただし、ご祝儀の分け方は両家の考え方や地域によって大きく異なるため、まずは親と一緒に話し合うのが賢明です。
結婚式後にご祝儀の分け方や用途をめぐってトラブルが発生しないよう、両家や新郎新婦の考え方を共有しておきましょう。
結婚式をしない場合の結婚祝いは誰のもの?
結婚式をしない場合、入籍報告を受けた方から結婚祝いをいただくことがあります。
友人や知人からはプレゼントが贈られることが多いですが、親や親戚からは「新婚生活の足しに」と現金をいただくこともあるでしょう。
その場合、現金は新郎新婦のものとして扱います。
ご祝儀や結婚祝いは、結婚式の費用以外に使っても問題ありません。
結婚式をしない「ナシ婚」の場合、いただいた現金の用途は夫婦で話し合って決め、自由に活用しましょう。
結婚祝い・ご祝儀の使い道
ゼクシィ結婚トレンド調査2022によると、ご祝儀の平均金額は180万4000円。
ほとんどを結婚式の費用にあてるのが一般的です。
結婚式の費用を親からの援助金でまかない、友人や職場からのご祝儀は別の使い方をする方も多くいます。
いただいたご祝儀は、有効的に活用したいですよね。
ここでは、ご祝儀の主な使い道について紹介します。
結婚式の費用
ご祝儀のうち2万円程度は、食事代や引き出物代にあたります。
3万円のご祝儀であれば、2万円が食事代と引き出物代、1万円が結婚祝いです。
結婚式の費用は出席者の食事代も大きなウェイトを占めるので、ご祝儀でまかなうことを前提にして結婚式の予算を考えている方がほとんど。
結婚費用を全額を前払いする方もいますが、先に一部を前払いして、結婚式後に残りの費用をご祝儀で支払うことが多いです。
貯蓄
ご祝儀を貯蓄にまわす方も多いです。
結婚式や新婚生活の準備には、何かとお金がかかります。
これまでの貯蓄を切り崩した分、ご祝儀で貯蓄を補填して将来に備える新郎新婦が多いです。
生活費用
旅行先や滞在期間によって異なりますが、ハネムーンには高額な費用がかかります。
自己負担額を少しでも減らすために、ご祝儀を使うのも方法の1つです。
ご祝儀の一部を使ってお土産を購入して、結婚祝いのお返しと一緒に渡すのもおすすめ。
特に、ご祝儀の他に結婚祝いをくれた方や、相場以上のご祝儀を包んでくれた方には、お返しに加えてお礼の品を贈りたいですよね。
お返しにハネムーンのお土産をプラスするのはいかがでしょうか。
内祝い・お返し代
結婚祝いをいただいた場合、お返しをするのが一般的です。
結婚式でご祝儀をいただいている場合は、引き出物がお返しにあたるため、新たに用意する必要はありません。
ご祝儀に加えてプレゼントをいただいたり、結婚式に出席しない方からお祝いをいただいたりした場合、お返しを贈ります。
最近では、結婚祝いのお返しのことを「内祝い」と呼ぶことが多いですが、本来内祝いとは、結婚の報告と幸せのおすそ分けをすることです。
親族や近所の方、お世話になっている方を招いて、縁起物を振る舞います。
地域によっては、内祝いとお返しを別に用意することもありますので、両家で必要かどうか話し合っておきましょう。
【内祝い】結婚祝いのお返し・内祝いの贈り方と渡す時期
結婚祝いの内祝い(お返し)を渡す時期や金額には、目安があります。
渡すのが遅れたり、お祝いの金額に見合っていないものを渡したりすると、失礼だと思われるかもしれません。
ここでは、内祝いを渡すタイミングや金額相場を確認しておきましょう。
内祝い・お返しを渡す時期
結婚祝いをいただいてから1ヶ月以内にお返しをします。
お返しが遅れた場合は、一言お詫びを添えて渡します。
先に電話でお詫びして、後日お返しを届けることを伝えるとよいでしょう。
内祝い・お返しの相場金額
お返しの金額は、いただいた金額の半額にあたる「半返し」が基本です。
友人には「3分の1返し」でも失礼にあたらないと言われています。
また、高額のお祝いをいただいた場合は無理のない範囲でお返しして、品物とは別に食事に招いてお礼の気持ちを伝えるのも1つの方法です。
いただいたものよりも高額なものをお返しすると、失礼にあたるため注意しましょう。
連名で結婚祝いをいただいた場合、1人あたりの金額を計算します。
3万円相当のものを3人からいただいた場合、
半返しでは、3万円÷3人÷2=1人あたり5千円相当のお返しをするといいでしょう。
職場の同僚や部署内から「一同」としていただいた場合は、お返しも一同宛てにしてまとめて贈る方法もあります。
内祝い・お返しの水引と表書き
内祝い・お返しには、金額を問わず「のし紙」をかけるのが一般的です。
内祝いの水引は「結び切り」で、色は紅白または金銀。
表書きは「内祝」または「寿」と書きます。
贈り主の名前は、表書きよりもやや小さな字で、夫婦連名で書きましょう。
インクの色は濃い黒、筆ペンなどの毛筆で書くのがマナーとされています。
親からの結婚祝い・ご祝儀にお返しは必要?
親からのご祝儀には、結婚式費用の援助を含んでいることも。
高額の援助金に対して半返しのお返しをするのは難しいでしょう。
そもそも親から結婚祝いやご祝儀をもらった場合、お返しは必要なのでしょうか。
ここでは、親へのお返し・内祝いと、結婚援助金の平均額について解説します。
親にもお礼としてお返しを
親にも結婚祝いのお返しをすることが基本です。
ただし、半返しや3分の1返しにする必要はありません。
お礼の気持ちをしっかりと伝え、無理のない範囲でお返しをします。
両家で金額の異なるお返しをする場合、物として残るものよりもお菓子や肉などのグルメギフトなどの「消えもの」を贈った方がいいでしょう。
親からもらう結婚援助金の平均額
ゼクシィ結婚トレンド調査2022によると、親からもらう結婚援助額の平均は178万4000円。
この援助額には、新婚旅行費用や引っ越し費用、結婚後の生活費用などが含まれています。
結婚式費用を自分たちの貯金とご祝儀のみでまかなえる場合、親からの援助金を結婚後の生活資金などにあてる方も多いようです。
いずれの用途にしても、親から結婚祝いや援助金を受け取った際は、お返しをしましょう。
こちらから結婚費用の援助をお願いした場合も、できる限りのお返しをして感謝の気持ちを伝えることが大切です。
まとめ|結婚祝い・ご祝儀の使い道を話し合っておこう
結婚祝いのご祝儀は、「結婚式の費用を支払った人のもの」と考えるのが一般的です。
ただし、両家でそれぞれ考え方が異なることもありますので、ご祝儀の取り扱いについて親に相談したほうがいいでしょう。
ご祝儀は結婚式の費用にあてられることが多いですが、貯蓄や生活資金、内祝い・お返しの費用にあてるなど、使い方は新婚夫婦によってさまざまです。
新婚生活では何かと費用がかかります。
せっかくいただいた結婚祝いのご祝儀ですので、有効的に活用しましょう。
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