「結婚祝いにNGのギフト」とは?縁起の悪い贈りものと知るべきマナーを解説
「結婚祝いに贈ってはダメなものってあるの?」
家族や友人など、大切な人が結婚するときには、喜ばれるものを贈りたいと考える人が多いのではないでしょうか。
せっかく縁あって結ばれた二人に、NGギフトを贈ってお祝いの場を台無しにしたくないですよね。
この記事では、結婚祝いに贈ってはいけないプレゼントや、贈るときに役立つマナーを解説します。
結婚祝いを贈るのが初めての方にも分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
結婚祝いのNGギフト
結婚祝いでNGとされているアイテムの多くは、ずばり「別れ」をイメージさせるものです。
ここでは、結婚祝いにタブーとされているプレゼントを6つ紹介します。
陶器、鏡、ガラスの器
食器などは、結婚祝いの定番として贈られることがあるのが「割れ物」です。
「割れる」という言葉は、夫婦関係にヒビが入るようなイメージがあり、縁起が悪いとされています。
とはいえ、「割れ物」は贈る相手次第で、喜ばれるプレゼントになることもあります。
最近では、新生活ですぐに使える実用的なものが欲しいカップルもいるためです。
どうしても「割れ物」を選びたいときは、シンプルで使い勝手のいいペアの食器や、上質な有名ブランドの物など、相手の好みにあったものを贈りましょう。
包丁やナイフ、ハサミ
刃物も、割れ物と同じく、縁を切ることを連想させるため、結婚祝いにはタブーとされています。
実用的で、料理をするときの必須アイテムだと思われがちですが、結婚祝いに贈るのは避けるのが無難です。
ハンカチ
手頃な値段で贈り物の定番であるハンカチですが、結婚祝いでは選ばない方がよいとされているアイテムです。
ハンカチは漢字では「手巾(てぎれ)」と書くため、縁起がよくありません。
これは「手切れ」を連想させることから、「夫婦の縁」や「送り先からの縁」が切れることをイメージさせるためです。
くし
櫛(くし)は「苦」「死」の語呂合わせから、贈り物として縁起が悪いとされています。
同じく、忌み数である「九」「四」も、おめでたい席には適しません。
日本茶
日本茶や緑茶は「弔事」の贈答品として使われることが多いため、お葬式を連想させます。
そのため、一般的に結婚などのお祝い事には適しません。
一方で、「茶柱が立つほど縁起がよい」と言われるなど、地域によっては縁起がよいものとして婚礼の贈答品になることもあるようです。
冠婚葬祭のマナーは地域によって違いがあります。
そのため、日本茶も縁起物になることがあるので、地域のマナーに詳しい方に聞いてみるのもよいでしょう。
ベビー用品
子どもができるという前提の贈り物は、「結婚=ベビー」という考えを相手に押し付けてしまう可能性があります。
二人のことを想ったお祝いにしたい…という気持ちは大切ですが、子どもの誕生を相手に急かすようなことは避けたいですね。
授かり婚であった場合も、「赤ちゃんにこんなものを贈りたいんだけどどうかな?」と事前にたずねるとよいでしょう。
贈り物の個数にも注意する
偶数と奇数の決まり
結婚のお祝いを贈る場合は、個数にも注意します。
偶数=弔辞(ちょうじ)葬式などのおくやみ事
奇数=慶事(けいじ)結婚式などのお祝い事
偶数の方が優しいイメージなのでお祝いに適していると思われがちです。
しかし、偶数は「割れる」ため一般的にお祝いには使われません。
一方奇数は「割れない」ので、お祝い事に好まれる数字です。
とくに「死」を連想させる4個セットは避けるようにしましょう。
「9」も「苦」を連想させるため、縁起の悪い数字とされています。
偶数でも縁起のよいものもある
「八」は末広がりで縁起がよいことから、お祝いの場で好まれる数字です。
また、ペアの贈り物をするときは「2個セットで1つ=奇数」として贈ることができます。
他にも、半ダース(6こ)、キリがよい(10こ)、1ダース(12こ)も一組とし、お祝いで用いることができます。
結婚祝い渡し方のマナー
結婚祝いのギフトを贈るときは、相手の都合に合わせて渡すのがベストです。
結婚祝いを直接渡す
相手の都合がよいときに、プレゼントを直接手渡しするのがベストな贈り方です。
本来、プレゼントを贈ることは、結婚を祝福する気持ちを相手に伝えるもの。
人生のパートナーに巡り合ったふたりには、プレゼントとともにお祝いの言葉を直接伝えるのが一番です。
プレゼントを直接手渡しすれば、夫婦に「結婚おめでとう」の気持ちが伝わります。
結婚祝いを配送する
相手が遠方に住んでいる場合や、忙しくて直接渡せないときは、プレゼントを配送します。
このとき、プレゼントとともにメッセージカードを添えると喜ばれるでしょう。
「ご結婚おめでとうございます! ささやかですがお祝いの品を贈ります 末永くお幸せに」
など、簡単なメッセージでOK!
プレゼントを受け取った夫婦の笑顔が思い浮かびますね。
結婚祝いを一方的に直送するのはNG
最近では、オンラインショップでプレゼントを購入し、そのまま相手に直送することも一般的になりました。
直送すること自体は、マナー違反ではありません。
ただ、一方的にプレゼントを送ると、相手は戸惑ってしまうかも知れません。
そうならないためにも、配送の仕方に配慮が必要です。
結婚祝いの贈り物をオンラインショップから配送する場合は、
・電話やメールで結婚祝いを送りたい旨を伝え、先方の都合を伺ってから発送する
・贈り物には、お祝いのメッセージを添える
・改まった気持ち表す熨斗(のし)をかけて送る
お店によっては、メッセージカードをつけたり、熨斗(のし)をかけたりするサービスもあるので、利用するとよいでしょう。
結婚祝いのタイミングとは?
結婚祝いを渡すタイミングに迷ったときは、結婚式に参列するかしないかが一つの目安になります。
結婚式に参加する場合
結婚の報告を受けてから、すぐに結婚祝いを渡したくなりますが、式の招待状が届くまで待ちましょう。
入籍を先にすませ、結婚式まで間が空く場合にも、結婚祝いは結婚式の1〜2ヶ月前に、遅くても1週間前までに贈るのが正式なマナーです。
結婚式を欠席する場合
結婚式を欠席する場合、遅くても挙式の1週間前までに結婚祝いが届くようにします。
そのとき、式に参列できないお詫びとお祝いの言葉を書いたメッセージを添えると新郎新婦に喜んでもらえます。
ただし招待されていないときは、式が終わってひと月以内にプレゼントするとよいでしょう。
結婚式当日に渡すのはNG
結婚式当日は、受付でご祝儀を渡します。
一般的に、ご祝儀がそのままお祝いになりますので、他にプレゼントを用意する必要はありません。
しかし、ご祝儀のほかにプレゼントも渡したい場合、式当日にプレゼントを渡さないように配慮します。
結婚式当日にプレゼントを渡すことは、式の後に新郎新婦に負担をかけることになりかねません。
それは、結婚式後は持ち帰らなければならない物が意外と多く、せっかくのプレゼントが荷物になってしまうためです。
そのため、結婚式当日に結婚祝いの品物を渡すのはマナー違反とされています。
お祝いの品は結婚式の1~2か月前、遅くても1週間前までに贈りましょう。
相手との関係性に合わせ、心のこもった贈り物を
今回は結婚祝いにふさわしくないギフトを紹介しました。
このような結婚祝いにNGな贈り物は、あくまで一般的な例です。
たとえ「割れ物」を贈ったとしても、相手が気の知れた間柄で、リクエストのあった品であれば、まったく問題はないでしょう。
このように、最低限のマナーを知れば、プレゼント選びに失敗することがありません。
ぜひ参考にして、二人の新しい門出を祝福できるような、心のこもったプレゼントを選んでくださいね。
この記事は、似顔絵通販サイト「似顔絵グラフィックス」が作成しました。
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