似顔絵を簡単に!絵が苦手な人でも描ける方法とは?
自分で可愛い似顔絵が描けるようになったら楽しいと思いませんか?例えば、自分で描いた似顔絵をSNSのアイコンに設定できたらセンスをアピールできてとっても素敵ですよね。しかし、似顔絵を描くのは難しいと考えている方も多いのではないでしょうか。実は、絵がもともと苦手な方でも簡単に描ける似顔絵の描き方があるんです。
そこでこの記事では、簡単に描けるデフォルメの似顔絵を描く方法をご紹介します。自作の似顔絵に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
絵が苦手でも簡単に描ける似顔絵はデフォルメタッチ
二頭身の可愛らしいアニメキャラクターや人を模した簡単なアバターを見たことがある方は多いのではないでしょうか。原型のモデルに変形を加えたそのようなイラストは、顔のパーツが簡略化され、可愛らしく仕上げたデフォルメ似顔絵です。
デフォルメタッチの似顔絵は、方法とポイントさえ押さえておけば意外と簡単に描けるもの。絵が苦手な方でも手順に沿って描いていけばかなり似せて描くことができます。ここでは、似顔絵を描く前に知っておきたいポイントを解説するので、描き始める前にまず念頭に置いておきましょう。
無理に似せようとしなくてOK
絵の初心者によくありがちなのが、似顔絵を描くときにすべてのパーツを細かく似せて描こうとしてしまう点です。意外にも、デフォルメタッチの似顔絵は似せようと意識しすぎないのがポイント。パーツの特徴を簡単に模しておけば大丈夫です。
すべてのパーツを忠実に再現する似顔絵の描き方は、いわゆる肖像画のようなデッサンです。簡単に似顔絵を描こうと思うと、デッサン調の似顔絵はやはり難しいですよね。逆に似顔絵を簡単にすればするほど、デフォルメ感が強くなっていきます。似顔絵の特徴として、「デッサン⇔デフォルメ」それぞれはほぼ対極にあると認識しておくと良いでしょう。
パーツの配置・特徴の誇張がポイント
デフォルメされた似顔絵を描く際に一番重視すべきなのは、顔のパーツの配置です。パーツの配置をしっかりと模倣できていれば、目と鼻が点で描かれた似顔絵でもなんとなく似せることができます。似顔絵において一番重要ともいえるポイントですね。
もう少しレベルアップして似せたい場合は、パーツの位置の特徴を少し誇張するのもミソです。例えば、目が離れている遠心顔のモデルであれば、実際のパーツの位置よりももっと目を離して描くと、デフォルメの似顔絵にモデルの特徴をしっかりと反映させられます。
モデルの写真を観察する際に、パーツの位置の把握を最重要事項としてじっくり見ていくのがおすすめです。
簡単にデフォルメの似顔絵を描く方法
デフォルメの似顔絵で知っておきたいポイントを頭に入れたら、いよいよ似顔絵を描いてみましょう。ここでは、手順に沿って簡単に描ける方法をご紹介します。
とはいえ、最初からうまく描ける人はなかなかいません。しかし、手順に沿っていけば「なんとなく似てる!」と感じられるはず。最初はその感覚が得られれば十分です。練習していくごとにあなたのオリジナリティが確立されて、可愛く描けるようになっていきます。
この方法なら比較的短い時間で描けるので、イラストを始める登竜門としてもおすすめです。「描けた!」と嬉しくなる気持ちが大切なので、絵が苦手な方でもぜひ挑戦してみてください。
写真を良く観察する
まずは、似顔絵にしたいモデルの写真をじっくり観察していきましょう。最初に輪郭・髪型といった顔の額縁を、次にパーツの配置、最後に各パーツの特徴を観察していきます。
- 輪郭は丸型、面長、ベース型?髪型はロング、ショート、くせ毛?
- 目は離れているか近めか?鼻と口の距離は?顔の余白がどのくらいあるか?
- 目はつり目、垂れ目、それとも丸い目、切れ長?鼻は団子鼻、わし鼻?唇は分厚め、薄め?
上記はそれぞれの手順で例を挙げたものです。「枠→構造→詳細」の順に観察していくイメージで、顔の全体像をとらえられると良いです。
写真の観察で大切なのは、顔を要素ごとに分解すること。きちんと顔全体を分解しないまま描き始めてしまうとデフォルメで似せることはできません。見ただけでイメージしにくい方は、①②③それぞれの手順ごとに特徴をメモすると良いでしょう。
輪郭を描く
それでは実際に似顔絵を描いていきます。写真からとらえた輪郭を紙に大きく描きましょう。ポイントは顎から耳横までではなく、頭まで全部描くことです。頭を描かずに輪郭を描いてしまうと、髪型を足す時どうしても頭が短くなったり長くなったりしてバランスが悪くなる原因に。
を紙に大きく描きましょう。ポイントは顎から耳横までではなく、頭まで全部描くことです。頭を描かずに輪郭を描いてしまうと、髪型を足す時どうしても頭が短くなったり長くなったりしてバランスが悪くなる原因に。
必ず頭まで全体的に輪郭を描き、似顔絵の土台を作りましょう。人間の頭蓋骨の形をイメージするとバランスの良い輪郭が描けますよ。
髪型を描く
次に、輪郭に髪型を加えましょう。デフォルメの似顔絵では、髪を一本一本描くのではなく、モデルの髪色を塗りつぶす方が相性が良いです。塗りつぶした後に簡単に毛流れを入れるくらいで充分でしょう。
パーツの配置を決める
描きやすい順番は人それぞれですが、比較的顔の印象が強い目と口から目印をつける手順を紹介します。
- 十字を入れた上半分に、写真からとらえた位置を基準にして、目の部分の印を入れる。
- 十字の下半分のちょうど中心部分に、とりあえず口の目印を入れる。
- 口の横と縦の長さを、目頭同士の長さを基準に決める。
- 上唇からの距離と目の高さ基準にして、鼻の長さの印を入れる。
- 口の横の長さを基準に、小鼻の目印を入れて鼻の横の長さを決める。
- 写真からとらえた目と眉の距離を基準に、おおまかな眉の線を入れる。
ここまででだいたいのパーツの位置を入れられました。先述したように、パーツの位置は少し誇張して描くとかなりモデルに似せられます。目印を入れた紙を全体が見えるように遠くから確認して、写真と比べて差があれば修正してください。この段階が似せるために一番重要で、やり直しがきくのでしっかり時間をかけましょう。
パーツの特徴を模して描く
パーツの位置が定まったら、いよいよパーツを描き入れていきます。パーツの描き方は人それぞれ。難しければパーツの表現は点や線でも良いのです。いきなり描くのが不安であれば、似顔絵に描く前に他の紙で練習しておくと良いでしょう。上記のイラストのように、簡単に描ければOKです。
目印を入れた位置にパーツを入れていきます。この時も一度鉛筆で下書きを入れると安心です。おおまかに下書きを入れたら、再度紙を遠くから確認しましょう。この時点で目印の位置を再度修正することもできます。パーツを入れてみて始めて顔のイメージが掴める場合もあるので、ここで顔の全体像を把握してからパーツの位置決めに戻るとしっかりと決め治せます。
下書きの段階で納得がいったら、目印の位置に本格的にパーツを入れましょう。パズルのように置いていく感覚です。綺麗な顔にしようとしなくてもとりあえずは大丈夫。似ているデフォルメの似顔絵を描くのが目的であるのを忘れないでください。決めた目印の位置に忠実に沿ってパーツを置いていきましょう。
ほくろなどの特徴を足す
パーツを入れて顔が完成に近づいてきました。顔を描く作業の最後に、ほくろやシワといった特徴を描き足していきましょう。こういった特徴を入れてみると、かなりモデルの顔に近づくはずです。これで、顔の部分は完成しました。
胴体を足して完成!
最後に、胴体をつけ足して完成させます。紙の大部分を顔で占めている方や、胴体まで描くのが難しい方は描かなくても大丈夫です。デフォルメの似顔絵なので、肩幅や首の太さなどを忠実に再現する必要はありません。
簡単に肩までを描けたら、似顔絵を完成させて良いのではないでしょうか。これで肖像画の構図でデフォルメの似顔絵が描けました。上級者の方は、手を入れたりポーズを取らせたりなど、動きを加えてみてください。
もっと似顔絵がうまく見える!簡単に色をつけるポイント
似顔絵が完成したら、ぜひ色をつけて人間の温かみをプラスしましょう。肌色や唇の色を加えると、似顔絵に命が吹き込まれます。もちろん色をべた塗りするだけでも大丈夫ですが、簡単に上級者に見せられる塗り方で色を入れると、デフォルメの似顔絵にも立体感と動きがでます。
ここでは、平面的になりがちなデフォルメの似顔絵に色で立体感を出すポイントを解説します。
光が当たる部分をとらえよう
顔に光が当たる部分の色を薄くすると、顔の高さがある部分を表現できます。メイクをする女性なら、いわゆるハイライトを入れる場所と認識しておくと良いでしょう。色を薄くすると良い部分は、鼻先・鼻根(目と目の間)・おでこ・頬の上部(目のすぐ下)です。
この部分は、人間の顔の骨格で高さがある部分。ここに入れる色を薄くしたり明るめにしたりして、コントラストを強調しましょう。
影をつけて立体感を出そう
顔の影のなる部分を表現すると、一気に似顔絵に立体感が出ます。メイクをする女性なら、いわゆるシェーディングを入れる部分ですね。そこに少し濃い目の色を入れると、奥行きが出ます。とはいえ、顔の中心に細かく影を入れるとデフォルメの似顔絵には相性が悪いため、影を入れるのは輪郭のみにするのがおすすめです。
輪郭の部分と、輪郭の下の首に影を加えてみましょう。もし、頬骨が出ていたり頬がこけていたりするモデルなら、頬骨の下にも少し影を入れるとかなり似せることができます。光と影の両方を表現すると、似顔絵に立体感が出たような気がしませんか?簡単ですが、色で上級者に見せられるテクニックです。
まとめ
イラストの初心者でも、手順を踏めば案外簡単に描けるのがデフォルメされた似顔絵。顔の構造を分解してとらえ、さらに分解された構造から全体をとらえるのがポイントです。実際に描いてみると、クオリティの高さは別としても、「なんとなく似てるかも?」と思えませんか?こうして簡単に描けたのをきっかけに、絵を描くのが楽しいと思っていただけると幸いです。
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