【贈答マナー】金婚式にふさわしい水引と表書きとは?のし紙を付けてお祝いを贈ろう
「金婚式のプレゼントに適した水引を知りたい」
「贈答品を贈る際のマナーに自信がない」
結婚50年の金婚式は人生の大きな節目。
夫婦だけではなく、家族や知人と一緒にお祝いしたいですよね。
金婚式にお祝いのプレゼントを贈る際、マナーを守らなければせっかくのお祝いムードに水を差してしまうかもしれません。
この記事では、金婚式にふさわしい水引とのし紙について説明します。
表書きや名前の書き方についても解説していますので、贈答品のマナーについて知りたい方は参考にしてください。
目次
金婚式のお祝いに熨斗(のし)紙は必要?
金婚式をはじめとする慶事の際に贈る品物には、のし紙を掛けるのが基本です。
のし紙とは、「熨斗(のし)」と呼ばれる飾りが付いた贈答品に掛ける紙のこと。
品物にのし紙を掛けることで、「特別な贈り物」であることを示します。
金婚式に贈る品物にのし紙をかけることで、普段のプレゼントとは異なる特別な思いを込めた品物であることを相手に伝えられます。
子どもから親へのお祝いであっても、のし紙を掛けた方がよいでしょう。
【贈答の基本】金婚式にふさわしい水引とは?
のし紙には、のしの他に「水引」が付いています。
水引にはさまざまな種類があり、用途によって形、色、本数が異なります。
用途に合わない水引を選んでしまうと、「常識がない」「失礼だ」と思われるかもしれません。
ここでは、金婚式で使われる水引について説明します。
金婚式に適した水引の種類
金婚式では「蝶結び」の水引が使われます。
蝶結び:金婚式などの結婚祝い、長寿祝い、入学・進学祝いなど
結び切り:結婚祝い、快気祝い、弔事など
蝶結びは何回も結び直しができるため、何度あっても嬉しいお祝いごとで使われます。
一方、結び切りは、一度結ぶとなかなかほどけないため、繰り返さない方がよいシーンで使うのが基本です。
結婚祝いは、何度訪れても喜ばしいこと。
金婚式の贈答品には、「蝶結び」の水引が付いたのし紙を使いましょう。
金婚式に選ぶ水引の色
金婚式に適した水引の色は、「紅白」または「金銀」です。
紅白(赤白)の水引:結婚等のお祝いごと、お見舞いなどの慶事全般
金銀の水引:結婚、長寿などのお祝いごと。一般的なお祝いにも使用
現在では、のし紙に水引が印刷されていますので、迷った時はお店の方に「金婚式のお祝い用です」と伝えましょう。
金婚式に合った水引の本数
水引の本数は、奇数が基本です。
5本のものがほとんどですが、簡素化された3本のもの、5本より豪華な7本のもの、結婚祝いでは「幸せ2倍」という意味を込めて10本のものが使われることもあります。
金婚式では、5本または7本のものを選ぶとよいでしょう。
のし紙に印刷されている場合、5本になっているケースが多いようです。
【マナー】金婚式に適したのし紙の表書きと名前の書き方
のし紙を用意する際に気をつけたいのが、表書きと名前の書き方です。
のし紙の上部に「表書き」、下部に「贈り主の名前」を書きます。
贈る人数によって名前の書き方が異なるため、ルールを覚えておきましょう。
ここでは、金婚式に適した表書きと贈り主の名前の書き方について説明します。
金婚式にふさわしい表書き
金婚式の表書きは、「金婚式御祝」「祝金婚式」が一般的です。
お祝いごと全般で使われる「御祝」だけでも失礼にはなりませんが、金婚式であることを示した方が、特別感があるでしょう。
のし紙に「御祝」と書かれている場合、その右側に「金婚式」と添えるのも方法の1つです。
【名前の書き方①】贈り主が1人の場合
のし紙の下部に、贈り主の名前を書きます。
1人(個人)で贈る場合、表書きよりもやや小さくフルネームで名前を書きましょう。
水引の下に一文字分の空白を入れると、バランスよく見えます。
【名前の書き方②】夫婦連名で贈る場合
夫婦連名の場合、中央にフルネームで夫の名前、その左に妻の名前を書きます。
名字は夫のみに付けますが、夫婦別姓の場合は2人ともフルネームで書くケースもあります。
夫と妻の名前の間をのし紙の中央に合わせて書いても問題ありません。
【名前の書き方③】子どもまたは孫一同で贈る場合
贈り主が3名以内の場合、全員分の名前を書きます。
右から左に、年上の順に書きましょう。
全員の名字が同じであれば、一番右側の名前にのみ名字を入れます。
名字が異なる場合は、それぞれフルネームで書きます。
【名前の書き方④】4名以上の連名で贈る場合
贈り主が4名以上の場合、「子供一同」「孫一同」などと書きます。
代表者1名のみフルネームで書き、その左に「外一同」と書くのも方法の1つです。
どちらの場合も、別紙に全員分の名前を書き、贈り物に添えて渡します。
表書き・名前を書く際に使用する筆記具
表書きと名前は、黒い墨で書くのが基本です。
ボールペンや万年筆は避け、毛筆または筆ペンで書きます。
薄墨は弔事の際に使用するため、お祝いごとではNG。
濃い黒の墨で書くようにしましょう。
金婚式におすすめのお祝いプレゼント5選
金婚式のプレゼント選びに迷ったら、金婚式ならではのものやアイデア商品を贈るのがおすすめです。
ここでは、定番プレゼントとサプライズにおすすめのアイテムを紹介します。
【金婚式の定番】「金」にちなんだもの
日本では金婚式に「金」が使われたものを贈る風習があります。
中でも「金杯」が定番ですが、できれば実用的なものを贈りたいですよね。
普段からアクセサリーを身に着ける方には、ゴールドのブローチやネックレス。
さりげなく金を使いたいなら、金箔が入った和食器やインテリア雑貨がおすすめです。
【仲良し夫婦に】夫婦茶碗などのペア商品
ペア商品は新婚夫婦へのプレゼントの定番ですが、結婚50年を迎えた仲良し夫婦に贈るのもおすすめです。
夫婦茶碗や夫婦箸、湯吞みなどの実用的なペア商品なら、愛着を持って長く使ってもらえるでしょう。
特に夫婦箸には、「食べるものに困らない」「幸せの橋渡し」など、健康と幸せを祈る意味が込められています。
「これからも夫婦仲良く食事を楽しんでね」とメッセージを添えて贈りたいですね。
【お祝いの定番】花束・フラワーギフト
花束はお祝いごとに贈られる定番ギフトです。
金婚式では、結婚記念日の季節にちなんだ花を選んだり、長く楽しめるプリザーブドフラワーを贈ったりするのがおすすめです。
金婚式にちなんで黄色の花やラッピング、ゴールドのリボンを取り入れるのもアイデアの1つ。
黄色やオレンジ色のメッセージカードを添えるのもよいですね。
【思い出づくりに】食事券や体験ギフト
結婚50年のお祝いを夫婦2人でできるよう、レストランの食事券や旅行券を贈るのもおすすめです。
旅行プランは2人にお任せ、もしくはプラン例を考えてあげるのも方法の1つ。
体験型ギフトカタログを贈り、新しいことに挑戦してもらう。
思い出のレストランを予約して、懐かしい味を楽しんでもらう。
どのような計画でも、きっと喜んでもらえるでしょう。
【サプライズを】夫婦が寄り添う似顔絵
金婚式にサプライズを計画したいときには、「似顔絵ギフト」がおすすめです。
結婚50年を迎えた夫婦の笑顔や、ちょっと昔の写真をもとに懐かしい笑顔を似顔絵にしてみてはいかがでしょうか。
金婚式のお祝いの席でお披露目し、似顔絵を持ってみんなで記念撮影するのもおすすめです。
似顔絵グラフィックスでは、無料でフレームをお付けしています。
フレームに入れてプレゼントすれば、そのまま自宅に飾ってもらえますね。
ちなみに上の似顔絵は似顔絵グラフィックス在籍の似顔絵師「マル」の作品。
特徴をしっかりと捉え、かつ温かみのある似顔絵に定評があります。
「マル」の似顔絵作品一覧を見るのは無料なので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
金婚式に贈るプレゼントの金額相場
金婚式のプレゼントは、贈り主の年齢や立場によって金額が異なります。
子どもから贈る場合:3万円~5万円程度
孫から贈る場合:5,000円~1万円程度
知人から贈る場合は:2万円~3万円程度
「孫一同」として複数人の連名で3万円ほどのプレゼントを贈ったり、子どもから10万円以上の品物を贈るケースもあります。
金婚式のプレゼント金額は、人それぞれ。
無理のない予算でお祝いしている方が多いようです。
プレゼントを贈る代わりに食事会を開いたり、ご祝儀として現金を贈ったりするなど、お祝いの方法もさまざまです。
金婚式をお祝いするタイミング
結婚記念日は、結婚した年を0年と考えて数えます。
50回目の結婚記念日が「金婚式」です。
中には、入籍日や一緒に暮らし始めた日から結婚記念日を数えている夫婦もいます。
夫婦が考える「金婚式」に合わせてお祝いしましょう。
金婚式のお祝いは、金婚式を迎えた当日もしくは前後に行います。
プレゼントを渡すのみの場合は、金婚式当日まで。
家族や知人が集まってお祝いの会や食事会を開く場合は、金婚式を迎えてから1年以内に行うとよいでしょう。
まとめ|正しい水引を選んで金婚式をお祝いしよう
金婚式のプレゼントには、紅白または金銀の「蝶結び」の水引が付いたのし紙を掛けるのが一般的です。
この水引は、金婚式以外の結婚記念日にプレゼントを贈る際にも使用できます。
用途に合った水引を選び、のし紙に正しく表書きと贈り主の名前を書きましょう。
特に、複数人の連名で贈る際は、贈る人数によって名前の書き方が異なるため注意が必要です。
結婚50年の金婚式は、夫婦と家族にとって特別な記念日です。
マナーを守って思い出を作りましょう。
「ちょっと変わったプレゼントを贈りたい」
「金婚式のプレゼントにもう1品追加したい」
そんな時には、似顔絵を検討してみてはいかがでしょうか。
まずは、プロの似顔絵師が描いたサンプル作品をご覧ください。
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