還暦祝いにタブーはある?贈ってはいけないものやメッセージの注意点
大切な人の還暦祝いをするからには、心から喜んでほしいですよね。
還暦祝いにはいくつかのタブーが存在するので、知らずに相手を傷つけるのは避けたいところです。
この記事では、還暦祝いのタブーを解説しています。
自信を持ってお祝いができる知識をご紹介しているので、最後までご覧ください。
目次
還暦祝いのタブーとは?
還暦祝いでは避けるべきと言われているものがあります。
以下のものは贈られた側が不快になってしまうことがありますので、贈らないようにしましょう。
死・苦・老いを連想させるアイテム
還暦祝いは、人生の新たな節目を祝福して、感謝と尊敬の気持ちを表現する機会です。
死、苦、老いといった、ネガティブな要素を連想させるものは避けましょう。
たとえば「杖」「老眼鏡」などのアイテムは老いを想像させます。
かわりに、以下のようなポジティブで明るいテーマを強調する贈り物なら喜んでもらえます。
・喜び
・希望
・新たな始まり
・経験
・成功
元気に還暦祝いが迎えられることをお祝いして、ポジティブな気持ちをシェアすることが大切です。
死を連想させる花
お祝いにフラワーギフトは華やかで一般的ですが、還暦祝いにおいて椿の花は贈り物として選ばれないことがあります。
なぜなら、椿の花が「花がポトリと落ちる」という特性から、死を連想させるからです。
また、白いユリの花やキクの花は、お葬式を連想する方がいるかもしれません。
弔事をイメージさせるアイテム
還暦祝いにおいて、お茶やハンカチなどは、贈り物としてふさわしくありません。
お茶が一般的に香典返しでよく使われていて、お葬式をイメージさせることや、ハンカチが涙を拭くためのものと関連付けられることが理由です。
上記の理由から、弔事を思わせる可能性があります。
水引の「結びきり」
還暦祝いにおいて、水引は結びきりを避けて、蝶結びを使用することが一般的です。
水引の「結びきり」は「2度はない方がよいこと」という意味で、結婚や快気祝いなどで用いられます。
一方で、蝶結びは幸福と長寿を象徴します。
水引の「結びきり」を避けて、蝶結びを使用することで「もっと長生きしてほしい」というメッセージを伝えられますよ。
本人が禁止されていたり嫌っていたりするもの
常識としてタブーとされていないものでも、本人にとってはタブーなものも存在します。
人によって考え方が異なるので、気にしたらきりがありません。
しかし、お酒を控えるように医師から言われている方に、お酒のギフトは避けたいですよね。
また、高級なものでも好みでない食材や、趣味の合わないファッションアイテムも喜ばれにくいでしょう。
気にしてもどうしようもない部分はありますが、贈ろうとしているものが本人にとって望ましいものかどうか、なるべく事前にリサーチするのもひとつの方法です。
たとえば、近しい人に聞いてみたり、本人にさりげなく話題を振ったりするのもいいですね。
できるだけ喜んでもらえるように、お祝いギリギリでなく事前から考えておくのが、成功のカギです。
カタログギフトにタブーの品が含まれたら?
カタログギフトには、還暦祝いで一部の人にとってタブーとなるアイテム(たとえば櫛や老眼鏡など)が含まれていても、問題ありません。
その理由は、本人が自分の意思で必要なアイテムを選べるためです。
還暦を迎えて、年齢に応じて生活に必要なものが変わることはよくあります。
カタログギフトは、贈られた側の人が必要性や好みに基づいてアイテムを選び、使うたびに贈ってくれた人を思い出せるギフトです。
タブーと言われているものも、人によってはもらってうれしい贈り物になります。
そのため、贈り物を受け取る人が、アイテムを受け取って喜んでくれるかどうかが一番大切なことです。
したがって、カタログギフトの中に「タブー」と言われているものが入っていても、気にする必要はありませんよ。
どうしてもタブーな品を贈りたいときは?
本人から「これがほしい」とリクエストがあった場合や、本人の趣味などにより、一般的にタブーとされている品をプレゼントしたいことがあるかもしれません。
上記の事情があるときは、なぜ該当の贈り物を選んだのか、その理由を本人に伝えておくのがよいでしょう。
「タブー視されているけれどこういう理由で贈りたい」と話した上で、本人が気にしないというなら、もちろん贈って問題ありません。
そもそも、タブーのほとんどは語呂合わせや印象によるもので、根拠があって「不幸になる」と言われているものはありません。
たとえば、刃物はタブー視されている一方で「未来を切り開く」という意味があります。
くしは「人間関係を解きほぐす」のように、ポジティブな意味にとることも可能です。
現在は、古くから言われているタブーを気にかけない方もいます。
一方で、一定数はしきたりや昔ながらの言い伝えを気にする方もいるので、その方の気持ちを確認した上で、お渡しするのがよいでしょう。
還暦祝いでタブーをおかさないメッセージのマナー
以下では、還暦祝いでNGな言葉を使わないためのマナーをご紹介します。
敬意のある言葉づかいで
還暦は特別な節目で、相手を尊重して感謝の気持ちを表すことが大切です。
肉親や親しい相手であっても、敬意を忘れずにメッセージを書きましょう。
たとえば、目上の方向けのメッセージで「!」や記号の連発を避けます。
年齢に関する否定的な言葉はNG
還暦とは、年を重ねたことに対して祝福する記念日です。
「もう年だね」「年寄りだね」「先が短いね」など、年齢に関する否定的なコメントは、ジョークのつもりでも避けてください。
健康問題への触れ方は注意
健康問題についてのコメントは敬意を欠く可能性があるため、避けるのが無難です。
本人が大病を克服したなど、誰もが知っているケースもあります。
そのことに触れたい場合は「大きなご病気も克服されてすばらしいですね」など、ポジティブな言い回しで使いましょう。
▶詳しいメッセージの文例を知りたい方は、以下の記事が参考になります。
【文例あり】還暦祝いにメッセージを贈ろう!伝えたい内容と注意点を解説
タブーが心配な方向けの喜ばれる還暦ギフト例
知らないうちに、タブーにあたる品を選んでしまいそうな方向けに、喜んでもらえる還暦ギフトの例を5種類ご紹介します。
男女関係なく使えるものをチョイスしていますので、参考にしてくださいね。
グルメ系のギフト
美食愛好家の方にオススメなのは、グルメ系のギフトです。
お好みのおいしい料理や特産品、高級な食材が詰まった贈り物は、食事の楽しみをさらに豊かにして、特別な日をより特別にしてくれることでしょう。
革製品
革製品は、品質と耐久性がある贈り物の一つです。
革のバッグ、財布、キーケースなど、好みに合ったアイテムを選びましょう。
日常になじむアイテムを選べば、愛用してくれるはずです。
ステーショナリー
ステーショナリーセットは、仕事や趣味に使える実用的な贈り物として役立ちます。
高品質なノートやペンは贈られたその日から使えるでしょう。
絵が趣味の方には画材が喜んでもらえます。
フラワーギフト
フラワーギフトは、感謝と尊敬の気持ちを表現する素敵な贈り物です。
タブーの花さえ避ければ、あとは好みに合った花を選べば問題ありません。
鮮やかな花や美しいアレンジメントを選びましょう。
お花を生けるのが得意ではない方には、置くだけで飾れるアレンジメントや、お世話不要のブリザーブドフラワーが便利です。
タンブラー・カップ
タンブラーやカップは、生活になじみやすく実用的です。
普段からお気に入りの飲み物を楽しむのに使えますし、生活を豊かにします。
コーヒーやお茶を楽しむたびに、贈り物の温かさを感じてもらえるでしょう。
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まとめ:還暦祝いのタブーをチェックしよう!
還暦祝いのタブーについて解説しました。
還暦祝いは大切なお祝いごとだけに、さまざまな配慮が必要です。
少々面倒だったり、ややこしかったりするかもしれませんが、マナーに配慮することで、贈られた相手は気持ちよく記念日を過ごせます。
最低限のタブーをチェックしたら、あとは温かい気持ちを届けるだけ。
大切な方の心が温まる、素敵なお祝いをしてくださいね。
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