還暦祝いのお金の入れ方は?ポイントや注意点を解説!
「還暦祝いで贈るお金の入れ方がわからない」
「手順や動画などを見ながら確認したい」
ご祝儀袋を手に取る機会のない方は、お金の入れ方や包み方が分からなくて困るでしょう。
今回は、還暦祝いのような、お祝いごとで使用するご祝儀袋について解説しています。
その他のお祝いごとがあった際に応用できるポイントもあるので、最後までご覧ください。
目次
ご祝儀袋にお金を入れる際のポイント
ここでは、用意したいお札の種類やお金を入れる方法など、ご祝儀袋を使う際のポイントをご紹介しています。
新札を用意した方がいい?
ご祝儀袋にお金を入れるときは、新札を用意しましょう。
新札を用意する方法はいくつかありますが、銀行で両替する方法がオススメです。
銀行により、口座を開設している本人が新札を用意するなら、無料で対応してくれるところがあります。
しかし、用意する新札の枚数に応じて手数料がかかるところもあるので、注意が必要です。
心配なら、新札の両替について調べてから銀行へ行くといいでしょう。
ご祝儀袋にお金を入れる方法は?
ご祝儀袋にお金を入れるときの手順をご紹介しているので、以下をチェックしてください。
1.水引を外して外包みを開く
2.中袋に金額と住所、名前を書く
3.肖像画が表になるよう中袋へお金を入れる
4.中袋の表と外包みの表が合わさるように包む
5.ご祝儀袋に水引をはめて短冊を差し込む
水引は、袋のサイズに合うよう作られているので、外しにくくなっています。
とくに蝶結びの水引は持ちにくいので、外す際、上手に力を入れられない人もいるでしょう。
外す際にうっかり力を込めてしまうと曲がってしまう可能性があるので、ご注意ください。
以下の動画は、結婚式に呼ばれたときに用意するご祝儀袋です。
しかし、水引の外し方やお金の向きなど、包み方の参考になるので、合わせてご覧ください。
還暦祝いのご祝儀袋は何を選べばいい?
還暦のテーマカラーは赤なので、ご祝儀袋の水引も赤を選べば問題ありません。
お祝いの場では金銀の水引を選ぶことがあります。
とはいえ、一般的には赤または紅白(赤と白)が選ばれています。
水引の種類は、何度も結びなおせる「蝶結び」がベターです。
還暦は人生で一度だけですが、長寿祝いという視点で考えると、繰り返しても問題のないお祝いごとだからです。
現在では、ご祝儀袋として使用した後は巾着や手ぬぐいとして使えるなど、受け取った相手に配慮したものが多数販売されています。
還暦のお祝いでお金を贈ることに罪悪感を覚えているのなら、上記のように楽しいアイディアのあるご祝儀袋を選ぶこともひとつの選択です。
目上の人にお金を贈ってもいい?
お祝いごとの際に、不要なアイテムを押し付けるよりはお金がいいだろう、と考えることはおかしくありません。
しかし、目上の人にお金を贈ることは失礼にあたると言われています。
立場が下の人からお金を贈ると、「これで好きなものを買いなさい」といった、上から目線のメッセージになります。
また、お金は収入が多い人から少ない人へ、もしくは、立場が上の人から下の人へ贈るものだからです。
そのため、相手が希望する場合のみ、お金を贈るようにしましょう。
「ふくさ」は必要なもの?
還暦は長寿や人生の節目など、相手にとって大切なお祝いごとです。
お祝いごとで贈るご祝儀袋が汚れていたら、相手が嫌な気持ちになってしまいます。
人によっては、「これから不吉なことでも起こるのではないか」と考えるでしょう。
嫌な気持ちにさせないためにも、ご祝儀袋はふくさで包んで持参するようにします。
たたむ手順があいまいで不安なときは、封筒の形をしたタイプがオススメです。
濃い紫のふくさがあると、お祝いごとでも不祝儀でも、両方に活用できます。
お金の入れ忘れにご注意を
還暦祝いとして贈るお金の入れ忘れは、あってはならないトラブルです。
なぜなら、受け取った相手は贈り主に気をつかい、「お金を入れ忘れている」とは言えないからです。
「お金を入れ忘れている」と言われた贈り主の気持ちを考えられる人が多いので、相手を困惑させてしまいます。
還暦祝いの出席者に、親しい友人や兄弟などがいるなら、お互いにご祝儀袋を確認し合ってはいかがでしょう。
仕事でダブルチェックをするような感覚で、信頼できる人と、以下を確認してみてはいかがでしょうか。
・お金は入っているか
・中袋に書いた金額と入れた金額は同じか
▶還暦祝いには、お金やプレゼントとともに、心のこもったメッセージを贈りませんか?
以下の記事も合わせてチェックしてください!
【文例あり】還暦祝いにメッセージを贈ろう!伝えたい内容と注意点を解説
還暦祝いにお金を贈るときの相場は?
還暦祝いとしてお金を贈るときは、以下を参考にしてください。
両親に贈るとき:3万円から5万円
兄弟や姉妹に贈るとき:5千円から2万円
上司や恩師などに贈るとき:5千円から2万円
現在では、還暦祝いとしてお金を贈るのではなく、食事会を開くことが一般的です。
食事会を開く際の相場は、以下の通りです。
自宅で食事会をするとき:3千円から5千円
レストランで食事会をするとき:5千円から1万円
上記の金額には、料理以外の飲み物代も含まれています。
つまり、6人でレストランに行くときは、1人あたり3万円から6万円となり、その中から飲み物代を捻出します。
プレゼントやお金を配送するときのポイント
ここでは、プレゼントやお金を配送するときに注意したいポイントをご紹介します。
とくに、ご祝儀袋を配送するときはご確認ください。
ご祝儀袋を配送するときの入れ方
ご祝儀は、郵便局で現金書留用の封筒を購入して贈ります。
用意するものは、以下の通りです。
1.ご祝儀袋
2.添え状
3.添え状を入れる封筒
4.現金書留用の封筒
5.ご祝儀袋用のペン
6.添え状に使うペン(必要であれば)
6.現金書留の手数料や郵便料金
ご祝儀袋を現金書留用の封筒に入れる手順は、以下をチェックしてください。
1.ご祝儀袋の短冊や本体に氏名を書く。
2.中袋に金額と氏名を書く。金額は表側の中心、氏名は裏の左下に書く。
3.中袋にお札を入れてからご祝儀袋の本体で包む。
4.添え状にメッセージを書いて封筒に入れる。
5.現金書留用の封筒に必要な個人情報を記入する。
6.現金書留用の封筒にご祝儀袋と添え状が入っている封筒を入れる。
7.封をして、現金書留用の封筒に割印または署名をする。
割印とは、2部以上の文書にまたがってハンコを押すことです。
封筒の場合は、本体とふたが重なる部分にハンコを押します。
内熨斗(のし)と外熨斗はどちらを選ぶ?
内熨斗は、熨斗紙の上から包装することです。
対して外熨斗は、プレゼントを包装した上から熨斗紙を貼ることです。
厳密な決まりはありませんが、「こうした方が良い」と言われているので、以下を参考にしてください。
配送するとき:内熨斗を選ぶ。
外熨斗が破れてしまうことを防ぐため。
直接手渡しするとき:外熨斗を選ぶ。
お祝いのプレゼントであることがわかりやすいため。
還暦祝いに使ってはいけない言葉をチェックしよう
還暦祝いは、お祝いごとにふさわしくないと言われている言葉を避けて贈ることが一般的です。
現在では、縁起を気にする人は少なくなっているものの、どのような考え方を持つ相手なのかがわからないこともあるでしょう。
そのため、お祝い金やプレゼントなど、還暦祝いを贈るときは、数字や内容に気をつけて選びます。
以下をチェックしてください。
・語呂合わせで「死」や「苦」を連想させる数字や言葉
・シクラメンや椿の花など
・老いを連想させるアイテム
・お茶や白いハンカチなど弔事を連想させるアイテム
シクラメンは「死」「苦」と読めるので、還暦祝いにふさわしくないと言われています。
また、椿の花は、咲きごろを過ぎると首から落ちるので縁起が悪いと言われており、お祝いの贈り物にふさわしくありません。
▶還暦祝いのプレゼントに悩んだ際、似顔絵はいかがでしょう。
以下の記事も合わせてご覧ください!
【2023年最新】おすすめ似顔絵師10人を厳選!|似顔絵作成に人気なシーンもご紹介
まとめ|還暦祝いはお金の入れ方に気をつけよう
還暦祝いで現金を贈る際の、お金の入れ方について解説しました。
お金の入れ方を覚えておくと、その他のお祝いごとがあった際にも応用できるので便利です。
お金の入れ方に気をつければ、マナーに配慮していることが相手へ伝わるはずですよ。
家族の長寿祝いに似顔絵グラフィックスの似顔絵をプレゼント!
還暦や古希をはじめとした長寿のお祝いには日頃の感謝を込めて、一生の思い出に残る似顔絵を贈ってみてはいかがでしょうか?